
とにかく最安値でWiMAXを利用したいと思っていますね。
WiMAXは選ぶプロバイダやプランによって料金が大きく変わり、下記3点に注目すると使用料金を半額近くまでお得にすることができます。
ただし細心の注意が必要で、なかには「最安級」「月額料金は最安!」という言葉を使っている一見安いプロバイダがありますが、他社ではかからない高額な「事務手数料」や「登録代」などが加算されて実際には高額なケースがあります。
そこでこのページでは、長年の通信端末販売の経験から、とにかく安全に、損することなく最安料金でWiMAXを利用するための全てを解説します。
最後まで読めば、損することなく最安料金でWiMAXを利用することができるでしょう。
1. WiMAXを最安で使うための3STEP
WiMAXを最安で使うには、下記の3STEPで慎重に選びましょう。
具体的な説明に入る前に結論からお伝えすると、それぞれ下記の組み合わせがベストです。
- 最安料金のプロバイダを選ぶ: 『GMOとくとくBB』
- 最低限の通信プランを選ぶ: 7GB通常プラン(必要であれば無制限プラン)
- ベストなタイミングで解約する: 36ヶ月目
それぞれ詳しく解説します。
1. 最安料金のプロバイダを選ぶ
まずは、そもそも最安料金のプロバイダでWiMAXを申し込みましょう。
「最安」といっても下記の2種類ありますので、あなたのニーズにあった「最安」を選びましょう。
- 月額料金を最安に|目先の料金を安くしたい人
- 1年後のキャッシュバックにより総額で最安に|3年間の利用料金の総額を安くしたい人
上記2つの違いは、「早速初月から2,000~800円の値引きを受ける」「24ヶ月は正規料金を払って、約30,000円のキャッシュバックを一気にもらって利用料の総額を安くする」の2パターンです。
※上記は『GMOとくとくBB』の場合です。
キャッシュバックの場合は、契約開始から約11ヶ月前後に支払われますので、それまでは月額割引より割高ですが、3年間使った場合の総額だと1万円近くさらにお得になる計算ですので、長い目でみて本当の意味での最安はキャッシュバックです。
あなたの経済状況にあわせて、直近で安くしたいのか、長い目でみて総額で安くしたいのかを決めましょう。
それぞれのパターンで、どこのプロバイダが一番安いのか料金を比較します。
詐欺まがいのプロバイダに注意!
「最安級」「月額料金は全プロバイダ最安!」という言葉を使っている一見安いプロバイダがありますが、他社ではかからない「事務手数料」や「登録代」などが加算されて実際には高額なケースがあります。
これから紹介する比較表は、そういった落とし穴を避けるために、「実際に支払う金額」で安いプロバイダを紹介していきます。
キャッシュバック・月額割引キャンペーン比較
申し込み先のプロバイダによって、キャッシュバック額が約3万円ほど変わるため、しっかりプロバイダを比較して申し込みましょう。
次の項目でまとめる表で、一番安いプロバイダはどこか比較していきます。
実質月額料金はどこが安いか
選ぶプロバイダでWiMAXの速度やサービス自体は一切変わらないため、キャッシュバックを含めて3年間使った場合のトータル費用がどれだけ安いかを確認しましょう。
なぜなら、「月額料金」を見せかけで安くして、『付帯サービス料金』などで水増ししているプロバイダもあるからです。
下記の表では、「データ通信容量の実質無制限プラン」に絞って、WiMAXのプロバイダと機種の組合せの「1ヶ月あたりの実質費用」を比較しました。
2021年4月最新情報
WiMAXの最もおすすめの機種「W06」は、国内プロバイダ各社で在庫切れが続出しています。現在「W06」を取り扱っているプロバイダは下記の表に記載した3社のみです。
順位 | プロバイダ名 | 1ヶ月あたりの実質費用(円) | 契約期間 | 機種 | キャッシュバック金額(円) | |
ギガ放題 | 通常プラン | |||||
1 | GMOとくとくBB(月額割引プラン) | 3,894 | 3,222 | 3 | W06 | 6,000 |
2 | 3,901 | 3,215 | 3 | W06 | 30,200 | |
3 | dis | 4,818 | - | 3 | W06 | 0 |
4 | BIGLOBE | 6,101 | - | 1 | W06 | 17,000 |
比較すると、『GMOとくとくBB』が上位2通りを独占しており、一人勝ちしている状況です。
その中でも6,000円のキャッシュバックと3年間で最大25,898円が割引されるプランを申し込むことをおすすめします。
数十円の差ですが、月額割引であればキャッシュバックをもらい忘れることもなく、お得に利用できるでしょう。
「W07」は法人契約のみ取り扱い
KDDIは法人向けサービスとして、「Speed Wi-Fi NEXT W07」を取り扱っています。
しかし、個人で契約することはできないため、実際に手に入るWiMAXの中で最もおすすめの機種は「W06」です。
お得な契約期間は「3年間」
2018年12月より主要プロバイダの契約プランが、「2年間」から「3年間」に移行しました。
また、2019年10月以降は「1年間」のプランが登場しています。
しかし、以下の表の通り、料金条件が良く、最もお得にWiMAXを使うことができるのは、「3年間」の契約プランです。
プラン | au 4G LTE | 機種代金割引 |
3年 | 無料 | 有 |
2年 | 有料 | 有 |
1年 | 有料 | 無 |
GMOとくとくBBで申し込む際の唯一の注意点
一点だけ、申し込み前に知っておくべき注意点があります。
それは『ある手続きを忘れてしまうとキャッシュバックが1円も受け取れない』という注意点で、何も知らずに購入してしまうと、キャッシュバックが受け取れず、高くついてしまいます。
キャッシュバックを受け取るための手続きって?
手続きといっても簡単で、「契約11ヶ月目にGMOから送られる「口座情報登録メール」から1ヶ月以内に振り込み口座を登録する」だけです。
簡単ですが、手続きを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置はありません。
『GMOとくとくBB』に限らず、全てのプロバイダで同様の手続きが必要になるため、上記だけは必ず覚えておきましょう。
なぜGMOはキャッシュバックがこれだけ高いのか?
『GMOとくとくBB』はWebでの集客に特化しているため、人件費や事務所費用を安く抑えることができます。そのため、削減した費用をそのまま購入者にキャッシュバックすることができています。
また『GMOとくとくBB』の運営元であるGMOインターネット株式会社はネットでの販売代理店の中でも最大手です。最大手のため月間の販売台数も多く、WiMAX本家からの販売奨励金をたくさんもらっており、ネット販売代理店の中でも最高レベルのキャッシュバックを実現しているという背景があります。
プロバイダ選びについて|まとめ
プロバイダ選びについては重要なので長々と書いてしまいましたが、要点を下記にまとめます。
- キャッシュバック金額を含めた「実質月額料金」で比べる
- 2021年4月現在、『GMOとくとくBB』(https://gmo.jp)が最もお得
- 購入後11ヶ月目にキャッシュバック振込指定口座の確認メールが届くので、キャッシュバック受け取りの手続きを忘れずに行う
ポイント
申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
GMOとくとくBB「キャッシュバック」キャンペーン:https://gmo.jp/
電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。
理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。
必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
2. 最低限の通信プランを選ぶ
通信プランは下記の2通りから選ぶことができます。
- 通信量7GBの「通常プラン」3,970円(税込)
- 通信量無制限の「ギガ放題プラン」4,689円(税込)
これだけでも1000円近く差が出るので、あなたにあったプランを選び、無駄のない最安料金に向けて無駄な出費を押さえましょう。
WiMAXの新規加入者のほとんどが通信量無制限の「ギガ放題」を選んでいますが、実はユーザーの半数以上が月に3GB未満の使用量であることがわかっています。
「悩んだらギガ放題」と普段は推奨していますが、料金にこだわりがあって、動画視聴もそんなにしないという方は、月1000円近く出費が抑えられるので7GB通常プランを選ぶのも手です。
どちらのプランにすべきか悩んでいる方へ
7GBというのがポイントになります。
データ容量7BGの基準は、下記の通りです。速度制限がかかってしまうと、ストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったらギガ放題にするのがおすすめです。
7GBでは足りないと感じたら、途中で無制限プランに変えることは可能です。
「2年プラン」と「3年プラン」
2017年後半から、上記の言葉を良く見るようになりました。
「3年プラン」とは、簡単に説明すると、3年に1回だけしか解約のタイミングが来ない、下記のようなデメリットの多いプランです。
- 37ヶ月目、73ヶ月目、109ヶ月目以外に解約すると違約金がかかる
- その間、同じルーターを使い続けなければならない(バッテリー消耗、新機種とのスペック差が出てしまう)
- 2年プランに比べて特別に安いわけではない
唯一のメリットとしては、「au 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)」が無料で使えることです。
主にWiMAX回線が通っていない山間部などで使われるモードで、「au LTE回線」を使用して通信をするモードです。
通常は下記のようにデメリットが多いモードのためあまり使われませんが、地方への出張や旅行など万が一のときに使う人もいる機能です。
デメリット
- 2年プランだと別途料金がかかる (1005円/月)
- このモードで7GB以上使用すると、その月は通常の通信モードも含めて128kbpsの低速制限がかかる
- 制限がかかってしまうと、救済措置がなく当月は諦めるしかない
LTEモードは使わない人は一切使わない機能なので、不要と思ったら3年プランは避けましょう。
3. ベストなタイミングで解約する
WiMAXの全プロバイダ共通の最大の落とし穴ですが、一定のタイミング以外での解約は最大20,900円(税込)の解約金がかかってしまいます。
解約する時に20,900円の費用がかかってしまうと、最安料金にこだわっても努力が水の泡になってしまいます。
ここでは『GMOとくとくBB』を例に説明します。
GMOとくとくBBの解約手続き
解約の手続きは、『GMOとくとくBB 』会員専用ページ「BBnavi」で行うことができます。
もし当月20日を越えて手続きをしてしまうと、翌月末まで解約することができないので注意しましょう。

出典:GMOとくとくBB
『GMOとくとくBB 』の契約期間は、契約起算月の翌月を1ヶ月目とした36カ月間です。
解約手続きは「申し込みから20日以内」または「契約更新月の前月21日から当月20日の間」に行うと解約違約金が発生しません。
しかし、それ以外の期間に行うと、下記の通り解約違約金を請求されてしまうので注意してください。
解約までの契約期間 | 解約違約金 |
1~12ヵ月目 | 19,000円 |
13~24ヵ月目 | 14,000円 |
25ヵ月目~ | 9,500円 |
もしあなたが解約を考えている場合は、必ず手続きの前に「BBnavi」で契約更新月を確認することをおすすめします。
また、WiMAXのサービス提供は、解約手続き完了後もすぐに停止されることはありません。
そのため、誤って解約日を過ぎてサービスを利用してしまうと、追加で料金を請求されてしまう可能性があるので注意しましょう。
※『GMOとくとくBB 』公式ページ以外からの申し込みの場合、解約金や契約のしばりが厳しくなるようなので、公式ページからの申し込みをおすすめします。 価格.comなど紹介サイトを経由する場合など、それ以外の場合はご自身で契約内容を全てしっかり確認しましょう。
出典:GMOとくとくBB
3. WiMAXの最適な申し込み全手順
WiMAXを購入する際は、下記3点を決めなければなりません。
- プロバイダ
- 通信プラン
- ルーター(機種)
これまで説明してきた「最安で使うための3STEP」では、プロバイダと通信プランは下記の通りきまっていますから、あとはルーターを決める必要があります。
- プロバイダ: 『GMOとくとくBB』
- 通信プラン: 『7GB通常プラン』(必要であれば無制限プラン)
ルーター(機種)の選び方
Wi-Fiルーターは主に6機種から選ぶことができますが、結論としては「W06」が圧倒的に優れており、具体的には以下4つの理由から間違いなくおすすめです。
- 通信速度が最速(558Mbps、LTE利用で867Mbps)
- 格段につながりやすい
- 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能
- 上り通信速度が速く、画像アップロードなども高速
※2020年3月以降、KDDIにより最新機種「W07」のサービス提供が開始されましたが、法人向けサービスなので、個人で契約することができません。
上記のポイントをひとつずつ簡潔にご紹介します。
※スペック比較表
ポイント1. 通信速度が最速
「W05」が発売されたときにも大きな進化だと感じた点ですが、下り最大通信速度が558Mbps(有線接続の場合1237Mbps)と現存するどのポケットWi-Fiと比較しても最速です。
WiMAXは当然ながら通信速度が最重要なので、この時点で選択肢は「W06」に絞られます。
「WX06」や「WX05」を選んでしまうと、118Mbpsも最高速度が遅くなってしまいます。
ポイント2.格段につながりやすい
「W06」は、基地局からの電波を受信する性能と、接続端末へ電波を送信する性能の両方が向上しており、つながりやすさが大幅に上がっています。
前代機種の「W05」にはない、以下の2つの機能が備わっているからです。
- 高性能ハイモードアンテナ
- TXビームフォーミング
WiMAXで最も重要な通信速度が20%程度向上することが期待できるため、大きな進歩といえます。
高性能ハイモードアンテナ
高性能ハイモードアンテナを搭載することで、基地局からの電波を受信する性能を高め、通信速度を20%程度改善しています。
建物の中の窓から遠い場所など、これまで繋がりづらかった場所から繋がりやすくなります。
TXビームフォーミング
TXビームフォーミングは、接続端末へ電波を送信する性能を高め、通信速度を20%程度改善できる機能です。
通常は放射線状に発信される電波を、接続する端末の位置を自動検知して、その方向に集約して発信します。
「WX05」にも同様の機能が搭載されていますが、クレードルに設置した状態でのみ有効でした。
「W06」はクレードル不要で、この機能を使うことができます。
ポイント3. 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能
何ができるかというと、「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」というauのLTE網を利用したより広域をカバーした通信を利用でき、最高速度867Mbpsの高速通信が可能です。
「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」とは 主にWiMAX回線が通っていないエリアで使われるモードで、「au 4G LTE回線」を使用して通信が可能になります。 利用した月は1,005円の費用がかかるデメリットはありますが、タッチパネルから簡単に切り替え操作ができて、電波が弱いエリアへの出張や旅行など万が一のときに非常に重宝するモードです。
ポイント4. 上り通信速度も大幅アップ
あまり馴染みのない用語かもしれませんが、「上り最高速度」も最新機種WX06や前代機種のW05と同様、それ以外の機種よりも2.5倍と大幅に速いです。
- W06・WX06・W05:上り最大75Mbps
- それ以外:上り最大30MBps
※「上り速度」とは簡単に言うと、写真や動画のデータをWEB上にアップロードする際の速度です。WEBの閲覧などは「下り速度」と言い、ポイント1で説明した速度のことです。
上り速度が向上することにより、写真や動画のアップロードが高速化しているので、InstagramやFacebook、Twitter、Youtubeで投稿する際に、よりサクサク快適に利用することができます。
今までなかなか改善されなかったら上り速度が、「W06」「WX06」「W05」では2.5倍と大幅に向上しています。
クレードル・USBケーブルは同時購入すべきか?
クレードル(WiMAXを充電する台のようなもの)とケーブルは同時購入が可能ですが、高いので公式ページで購入する必要はありません。
クレードルはそもそも購入しても使わない人が多いですが、必要だと感じたらAmazonで「WiMAX クレードル」と検索すれば3,000円前後で手に入ります。
4.まとめ
「WiMAXをとにかく最安値で使いたい」という方は、以下の3STEPを必ず行いましょう。
- 最安料金のプロバイダを選ぶ|『GMOとくとくBB』
- 最低限の通信プランを選ぶ|7GB通常プラン(必要であれば無制限プラン)
- ベストなタイミングで解約する| 36ヶ月目
また、その際はルーター(端末の種類)は、最安でなくてもW06をおすすめします。
上記の組み合わせで、お得・安心に最安料金でWiMAXを手に入れましょう。
※申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
『GMOとくとくBB』: https://gmo.jp/
※電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
(※当サイトへの情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等について一切責任を負いません。サービス内容が突然変わる可能性もあるため、最後は必ずご自身で契約内容をご確認下さい)