WiMAXの通信速度が遅いと感じる、11の原因と正しい対処法

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「WiMAXの速度が遅い」「全然読み込まない!」とお困りではありませんか?

まずは、以下の条件を満たす場所にルーターを置き直してみてください。

  • できるだけ窓際に設置する
  • 家電、Bluetooth機器から離す
  • 金属、コンクリート、水槽から離す

不具合の約半分はこれで改善します。

もし改善しない場合、通信状況の確認・ルーターの設定変更等を行う必要がありますので、下記の流れで順に試してみましょう。

  1. 【対処法①】置き場所を変える|これでだいたい解決
  2. 【対処法②~⑪】WiMAXが遅い時に試してほしいこと
  3. 安定した高速通信を実現するなら光回線がベスト!

この記事では通信端末を長年販売してきた自身の経験をもとに、通信速度が遅い時の対処法を具体的に解説していきます。

最後まで読めば、必ず快適なインターネットライフを送ることができます。

1.【対処法①】置き場所を変える|これでだいたい解決

WiMAXが遅い時は、まず置き場所を変えるだけで速度が向上することがあります。

まずは、以下の条件を全て満たす場所にルーターを置いてみましょう。

  • ポイント1. できるだけ窓際に設置する
  • ポイント2. 家電・Bluetooth機器から離す
  • ポイント3. 金属・コンクリート・水槽から離す

詳しく解説します。

ポイント1. できるだけ窓際に設置する

WiMAX端末はできるだけ窓際に設置しましょう。

電波を遮るものがなくなり、通信拠点からの電波が届きやすくなるからです。

WiMAXをはじめWi-Fiの電波は、建物や障害物の影響を受けやすい特徴があり、端末が物に遮られているほど、電波を傍受できなくなります。

「WiMAXは原則、窓際に置く」と覚えておきましょう。

ただし、直射日光が当たらないように気を付けてください。端末の温度が上がり、故障や火災の原因になる恐れがあります。

ポイント2. 家電・Bluetooth機器から離す

WiMAX端末は、家電・Bluetooth機器から極力離して置きましょう。

電子レンジやのBluetooth機器の電磁波が、WiMAXの回線に干渉し、スムーズな通信を妨げることがあるからです。

実は電子レンジ・Bluetooth機器と無線LANは同じ周波数帯(2.4GHz帯)を使っているため、近い場所で同時に使用すると、お互いの電波がぶつかって不安定になります。

近くにある場合、最低でも1m以上は設置場所を遠ざけましょう。

ポイント3. 金属・コンクリート・水槽から離す

WiMAXは、金属・コンクリート・水槽からも離して置いてください。

WiMAXの電波を通さない、または減退させる可能性があるからです。

WiMAXの電波を遮る意外な物

  • 金属・金属性の素材が入っているガラス
    電波を反射、吸収する
  • コンクリート・土壁・断熱材
    電波を減退させる
  • 水(水槽など)
    電波を吸収する

これらは全て、WiMAXの電波を遮ってしまいます。

例えば、水槽の近くやメタルラック、コンクリートの厚い壁で囲まれた空間に端末を置いてしまうと、安定した通信を妨げます。

2.【対処法②~⑪】WiMAXが遅い時に試してほしいこと

置き場所を変えても速度が改善しない場合の対処法をまとめました。

手軽かつ改善が見込める順に並べているので、上から一つずつ試してみてください

対処法➁:速度制限にかかっていないか確認する

速度制限にかかっていないか確認しましょう。これは速度トラブルで最も考えやすい原因です。

WiMAXは3日10GB以上の通信を行うと、通信速度が最大1Mbpsまで低下します。

速度が落ちる期間は翌日の18時~2時までなので、この時間に通信速度が落ちているなら、速度制限の可能性が高いです。

過去3日間分の通信量は、my UQ WiMAXにログインすれば確認できます。

通信量の確認方法

  1. my UQ WiMAXにログイン
  2. 「料金案内」→「通信量照会」を選択
  3. 「過去3日間分の通信量照会」を選択

なお、無制限プラン(ギガ放題)ではなく、月7GBの上限があるプランで契約しているなら、ひと月のうち7GBの通信を行った時点で、月末まで速度制限がかかります。

速度制限が適用されている場合、ユーザー側で対処できないので、制限が解除されるまで待ちましょう。

ハイスピードプラスエリアモードにしてしまっているケースが多い

前提として、「10GB=標準画質で動画を40時間以上視聴」くらいの通信量です。

「こんなに使った覚えがないのに速度制限がかかっている」という場合、気づかぬうちにハイスピードプラスエリアモードにしてしまっているケースが多いです。

ハイスピードプラスエリアモード

WiMAX回線が通っていないエリアでも、「au 4G LTE回線」を使用して通信が可能になるオプションモードです。

電波が弱いエリアでの利用時に重宝しますが、通信量が7GBを超えると月末まで速度制限がかかるという大きな難点があり、更にこの速度制限は、メイン回線であるWiMAX回線も対象になります。

要するに、うっかりハイスピードプラスエリアモードに切り替えて通信を行った結果、いつの間にかWiMAXに速度制限がかかっているという状況になり得るのです。

実際に、詳細を知らないままハイスピードプラスエリアモードに切り替え、速度制限がかかってしまったという方は少なくありません。

現在の通信モードは、ルーターの「通信モード設定」をタップすると表示されます。

「ハイスピードプラスエリア」にチェックが入っているなら、モード切り替わりによる速度制限である可能性が高いです。

対処法③:モバイルルーター・接続機器を再起動する

モバイルルーターと接続機器(PC・スマホ)を、一旦再起動してみましょう。

端末の不具合が原因なら、これだけで改善することもあります。

ソフトやアプリを複数立ち上げたりしていると端末に負荷がかかりやすくなります。

対処法④:通信障害が起きていないか確認する

WiMAXの回線そのものに通信障害が起きている可能性もあるので、確認してみましょう。

通信障害が発生しているかどうかは、公式サイトの「障害情報」でチェックできます。サイトでは、障害発生状況と、その後の復旧状況が記載されています。

実はWiMAXは通信トラブルが多く、例えば関東エリアを調べてみたところ、1日で5ヶ所で通信障害が発生していた日もありました。

WiMAX通信障害出典:UQWiMAX

通信障害が起きているなら、ユーザー側で対処のしようがありません。むやみに設定を変えたりせず、復旧を待ちましょう。

対処法⑤:ハイパフォーマンスモードに切り替える

モバイルルーターの設定を「ハイパフォーマンスモード」に切り替えてみるのも一つの方法です。

ハイパフォーマンスモードは、各種設定のうち、速度が最も速くなる設定です。バッテリーは減りやすくなりますが、その分速度がグッと速くなります。

WiMAXルーターの設定

  • ハイパフォーマンスモード
    パフォーマンスを最大化し、速度を向上させる設定。その代わりにバッテリーの減りが速くなる
  • スマートモード
    速度とバッテリーの持ちのバランスが良い設定。
  • バッテリーセーブモード
    バッテリーの持ちを優先した省電力設定。その代わりに速度が遅くなる

デフォルトではスマートモードに設定されています。

多少バッテリーの減りは進みますが、通信にストレスがあるなら、ハイパフォーマンスに切り替えましょう。

対処法⑥:周波数帯を5GHzに切り替える

WiMAXの周波数帯(電波の通り道のようなもの)を2.4Ghz→5GHzに切り替えてみましょう。

2.4GHz5GHz
遠くの端末の繋がりやすさ繋がりやすい繋がりにくい
Wi-Fiの速度遅い速い
家電との干渉受けやすい受けにくい

前章でも軽く触れましたが、初期設定の2.4GHz周波数帯は、電子レンジなどの家電の干渉を受けます。

対して5GHzは、Wi-Fi専用の周波数帯です。障害物に遮られやすい側面もありますが、WiFi以外の製品と干渉せず比較的安定しています。

周波数帯を切り替えてみるだけで、現状の不具合が改善することもあります。

対処法⑦:接続機器を減らす

複数端末をネットに繋いでいるなら、不要なものを解除し、接続機器を減らしましょう。

WiMAXは最低でも10台以上の同時接続が可能なので、上限を超えることは稀かもしれませんが、それでも同時接続数は増えるほど通信は不安定になります。

一度接続を全て解除し、必要な端末だけ繋ぎなおしてみてください。

対処法⑧:有線で接続してみる

USBケーブルやクレードルなどを使い、有線での接続をしてみましょう。

USBケーブルを使う

一番手軽なのが、ルーターとPCをUSBケーブルで繋ぐ方法です。

実際に公式サイトでも、速度が遅い時は有線での接続に切り替えることを推奨されています。

WiMAX 2+対応ルーターは「Wi-Fi」もしくは「USB」で接続が可能。より高速に通信するには「USB接続」を推奨します。

出典:UQWiMAX

ちなみに、2021年時点の最新機種「W06」はUSB3.0ケーブル TYPE-Cで接続しますが、ルーターに同封はされていないので、別途ご自身で用意する必要があります。

クレードルとLANケーブルを使う(最新機種W06は不可)

クレードルとはスタンド型の拡張機器のことです。主にルーターの充電で用いられますが、これを使うと有線LAN接続ができるようになります。

wimaxクレードル

出典:WiMAX公式

クレードルの背面にLANケーブルの差し込み口があり、PCと有線LANで接続可能です。

ただこれは古い機種に限ってできることで、2021年時点での最新機種「W06」からはクレードル対応が廃止されていて使えません。ひと世代前の古い機種でのみ可能な対処法です。

対処法⑨:PC・スマホの設定を変える

ルーターではなく、スマホ・PC・タブレットなどの端末側の設定を変えてみると、改善するケースもあります。

接続不良時は、どうしてもWiMAX側(回線・ルーター)に原因があると思いがちですが、実は利用端末のスペックや設定が影響していることも少なくありません。

以下は、WiMAX接続不良でよくある原因です。

  • PCが省電力設定になっている
  • OSのバージョンが最新でない
  • 端末のスペックが低い
    (PCのメモリ4GB以下は処理性能が落ちやすい)

ここまでの内容を全て試しても改善しない場合は、利用デバイスが原因と考えられます。

Windows Vista/ 7/8は省電力機能が原因の可能性もある

Windows 7/8または Windows VistaのパソコンをモバイルWi-Fiルーターに接続した場合に、通信速度が遅くなる場合があります。これはMicrosoft社が公式に発表しています。

Windows ベースのモバイル PC を特定の Wi-Fi の “ホット スポット” に接続すると、ランダムな接続の問題が発生することがあります。これらの接続の問題には、次のようなものがあります。

  • ワイヤレス ネットワーク接続が切断されます。
  • パフォーマンスが低下します。

コンピュータがバッテリ電源で動作している場合は、これらの問題が発生します。

出典:Microsoft

解決策は以下の2つです。

  • モバイル PC を電源に接続する
  • 既定のバッテリ電源設定を変更する

AC電源に接続すると、省電力モードがオフになります。ワイヤレス ネットワーク アダプターのバッテリー駆動時のデフォルトの電源設定を変更します。詳しくは、Microsoftサポートページを参考にしてください。

対処法⑩:パラボラアンテナを作ってみる

パラボラアンテナを自作してみることで、通信が劇的に改善するケースもあります。

パラボラアンテナとは、金属製のボウルなどを用いてWi-Fiの電波をキャッチしやすくする仕組みのことです。

手作りパラボラアンテナ

詳しい作り方は『WiMAX速度が4.4倍!1分で作れるパラボラアンテナの全て』で紹介しているので、参考にしてください。

対処法⑪:ハイスピードプラスエリアモードを使ってみる

一時的にどうしても速さが必要な場合のみ、ハイスピードプラスエリアモードを使ってみましょう。

ハイスピードプラスエリアモードは、「au 4G LTE回線」を使用して通信が可能になるオプションモードです。WiMAXの電波が届きにくい場所でも、LTE回線に切り替えることで、スムーズに繋がりやすくなります。

ですが、以下2点のデメリットがあることは理解しておきましょう。

  • 利用した月は1,105円(税込)の費用がかかる
  • もし7GB以上通信したら月末まで速度制限がかかる

速度制限は、WiMAX回線にも影響します。

あくまでその場しのぎの対処法でしかありませんが、どうしても一定以上の速度が必要な場合は試してみるのも一つの方法です。

3. 安定した高速通信を実現するなら光回線がベスト!

安定した高速通信を常に実現するなら、光回線(固定回線)が適しています。

WiMAXは固定回線と比べると、時間帯によって速度が遅くなりやすい性質があるからです。

特に、夜間は利用者が一気に増えることで回線が混雑しやすく、朝・深夜のおよそ半分まで速度が落ちます。

時間帯下り
48.33Mbps
40.96Mbps
夕方32.6Mbps
25.57Mbps
深夜47.2Mbps

みんなのネット回線速度より引用(2021/6)

ちなみにWiMAX(ギガ放題)は3日で10GB使うと、翌18時~2時に速度制限がかかりますが、これは夜間帯の混雑を回避することを目的としています。

WiMAXはそもそも混雑状況で速度が大きく変動する回線なので、ユーザー側で対処が難しいことも多いです。

もちろん、ここまで紹介した対処法によってある程度は改善が見込めますが、抜本的な解決を求めるなら、回線の種類変更が望ましいでしょう。

常に安定した高速通信を実現したい方は、以下の記事を参考に光回線への変更を検討してみてください。

徹底比較!元販売員が2021年本当におすすめできる光回線6選と全注意点

さいごに

WiMAXが遅い時の対処法を紹介しましたが、いかがでしたか。

まずは以下の条件を満たす場所にルーターを置き直してみてください。

  • できるだけ窓際に設置する
  • 家電・Bluetooth機器から離す
  • 金属・コンクリート・水槽から離す

それでも改善しないなら、以下を試してみましょう。

  • 速度制限にかかっていないか確認する
  • モバイルルーター・接続機器を再起動する
  • 通信障害が起きていないか確認する
  • ハイパフォーマンスモードに切り替える
  • 周波数帯を5GHzに切り替える
  • 接続機器を減らす
  • 有線で接続してみる
  • PC・スマホの設定を変える
  • パラボラアンテナを作ってみる
  • ハイスピードプラスエリアモードを使ってみる

これらを試すことで、改善が期待できます。それでも変わらないなら、光回線への乗り換えも検討してみてください。

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