
WiMAXのプロバイダ選びで、『3WiMAX』ってどうなのと思っていますね。
『3WiMAX』は、「月額1,970円〜」「auユーザーは3万円キャッシュバック」など、非常に魅力的なキャンペーンを打ち出していましたが、既にサービス提供を終了しています。
このページでは長年の通信機器販売の経験から、3WiMAXがサービス提供を終了せざるを得なくなった理由として、当時の3WiMAXが抱えていた3つのデメリットを解説し、2021年2月現在あなたに最もおすすめしたいモバイルWi-Fi『WiMAX』について以下の流れで紹介します。
この記事を読めば、3WiMAXよりもお得で便利なモバイルWi-Fiがわかり、失敗せずに契約することができます。
1. 『3WiMAX』が抱えていた3つのデメリット
『3WiMAX』は、『Broad WiMAX』と同じ株式会社リンクライフが運営するWiMAXサービスでした。
出典:3WiMAX
3WiMAXが打ち出していた「月額1970円〜」の料金プランは、一見お得に見えますが、実際は下記3つデメリットを抱えており、最終的にサービスの提供が終了してしまいました。
- 全てのプランでオプション加入が必須
- 4年契約の料金プランは最初の3ヶ月だけお得
- その他のプランも実質金額は最安ではない
順番に解説します。
1-1.全てのプランでオプション加入が必須
『3WiMAX』を契約すると、どのプランを選択しても、キャンペーンを受けるためには、下記オプションの加入が強制でした。
- 端末安心サポート(月額550円):故障した時の保証
- My SSサポート(月額800円):電話サポートと、セキュリティソフトが無料
MySSサポートは2ヶ月無料ですが、端末安心サポートは初月から費用がかかりました。
そのため、解約するのを忘れる場合が多く、月額1350円を2年間契約し続けてしまうと、34,050円も余分に支払うことになってしまいました。
1-2.4年契約の料金プランは最初の3ヶ月だけお得
3WiMAXは、月額1970円で、2年後に端末がもらえて、一見かなり安く見える料金プランでしたが、下記の大きな落とし穴がありました。
- お得なのは最初の3ヶ月のみ
- 4年契約
(1)安いのは最初の3ヶ月のみ
出典:3WiMAX
上記は、3WiMAXのギガ放題における料金表ですが、よく見ると「月額1,970円でお得なのは最初の3ヶ月だけ」となっています。
残りの期間は、3,495円と一気に1.5倍以上の月額料金になるので、大きな落とし穴でした。
(2)4年契約
3WiMAXは、4年契約によって、「契約期間を長くして、利用者から長期的に課金しよう」というサービス形態でした。
これはユーザーにとっては、かなり不利な契約で、「無料で解約できる期間が4年に1度しかない」という落とし穴がありました。
3WiMAX(プレミアムプラン)契約期間 | 他プロバイダ契約期間 |
4年 | 3年 |
もちろん、契約期間が長くても「解約しなければ、ずっと安くしてくれる」などのメリットがあればよかったです。
しかし、『3WiMAX』の場合は「もらえるのが2年後に最新端末」なので、他プロバイダで2年変更して、その後機種変更すれば十分な内容ですので、魅力的ではないでしょう。
1-3.その他のプランも実質金額は最安ではない
引用:3wimax
上図は、3WiMAXからの引用ですが、「最初の3ヶ月だけ安い」「月額500円引き」などと言われても、大事なのは「2年使ったら結局いくらになるのか?」「それは他社と比べてお得なのか?」ということです。
現在提供されている他のモバイルWi-Fiサービスも3WiMAX同様に、「月額料金」を安く見せて、『オプション料金』『プロバイダ基本料』『初期費用』などで高額な料金を支払わなければならないものもあるので、注意してください。
結論. 半強制のオプション加入がネックでおすすめしない
3WiMAXは、一見お得に見えるプランの打ち出しですが、「半強制のオプション」が大きなデメリットであり、料金に関してもよりお得なプロバイダが存在するのでおすすめしません。
2021年2月現在、あなたにおすすめしたい最もお得で便利なモバイルWi-Fiは、3WiMAXではなく、以下の通りです。
- WiMAX
そして、プロバイダ、端末、プランは下記がおすすめです。
- プロバイダ『GMOとくとくBB』
- 機種『W06』
- プラン『ギガ放題プラン』
次章以降で、よりお得にWiMAXを契約する方法として、お得なプロバイダや申し込み方法を紹介します。
2. WiMAXのプロバイダは『GMO』一択
申し込み先のプロバイダによって、キャッシュバック額が約3万円ほど変わるため、しっかりプロバイダを比較して申し込みましょう。
次の項目でまとめる表で、一番安いプロバイダはどこか比較していきます。
実質月額料金はどこが安いか
選ぶプロバイダでWiMAXの速度やサービス自体は一切変わらないため、キャッシュバックを含めて3年間使った場合のトータル費用がどれだけ安いかを確認しましょう。
なぜなら、「月額料金」を見せかけで安くして、『付帯サービス料金』などで水増ししているプロバイダもあるからです。
下記の表では、「データ通信容量の実質無制限プラン」に絞って、WiMAXのプロバイダと機種の組合せの「1ヶ月あたりの実質費用」を比較しました。
※2021年2月現在、安い順に上位9位をピックアップして記載しています。
※実質費用 = 登録料 + 初月料金 + その他費用 + 月額料金×36 + 端末代 - キャッシュバック - その他割引
←スマホの場合は左右にスクロールできます→
順位 | プロバイダ名 | 1ヶ月あたりの実質費用(円) | 契約期間 (年) | 機種 | キャッシュバック金額(円) | |
ギガ放題 | 通常プラン | |||||
1 | GMOとくとくBB | 3,513 | 2,912 | 3 | W06 | 28,800 |
2 | GMOとくとくBB(月額割引) | 3,581 | 2,980 | 3 | W06 | 3,000 |
3 | DTI | 3,606 | 3,459 | 3 | W06 | 0 |
4 | Broad WiMAX | 3,646 | 3,013 | 3 | W06 | 0 |
5 | ASAHIネット | 3,959 | 3,501 | 3 | W06 | 0 |
6 | So-net | 4,018 | 3,379 | 3 | W06 | 0 |
7 | dis | 4,366 | - | 3 | W06 | 0 |
8 | UQ WiMAX | 4,407 | - | 2 | W06 | 0 |
9 | BIGLOBE | 5,018 | - | 3 | W06 | 17,000 |
比較すると、『GMOとくとくBB』が上位2通りを独占しており、一人勝ちしている状況です。
その中でも実質月額料金が最もお得に使える、28,800円のキャッシュバック特典で申し込みましょう。
なお、機種は「W06」を選んでいますが、下り最大通信速度が867Mbps(有線接続の場合1,237Mbps)と現在手に入るどのポケットWi-Fiと比較しても最速であり、最も優れた端末です。
「W07」は法人契約のみ取り扱い
KDDIは法人向けサービスとして、「Speed Wi-Fi NEXT W07」を取り扱っています。
しかし、個人で契約することはできないため、実際に手に入るWiMAXの中で最もおすすめの機種は「W06」です。
お得な契約期間は「3年間」
2018年12月より主要プロバイダの契約プランが、「2年間」から「3年間」に移行しました。
また、2019年10月以降は「1年間」のプランが登場しています。
しかし、以下の表の通り、料金条件が良く、最もお得にWiMAXを使うことができるのは、「3年間」の契約プランです。
プラン | au 4G LTE | 機種代金割引 |
3年 | 無料 | 有 |
2年 | 有料 | 有 |
1年 | 有料 | 無 |
GMOとくとくBBで申し込む際の唯一の注意点
一点だけ、申し込み前に知っておくべき注意点があります。
それは『ある手続きを忘れてしまうとキャッシュバックが1円も受け取れない』という注意点で、何も知らずに購入してしまうと、キャッシュバックが受け取れず、高くついてしまいます。
キャッシュバックを受け取るための手続きって?
手続きといっても簡単で、「契約11ヶ月目にGMOから送られる「口座情報登録メール」から1ヶ月以内に振り込み口座を登録する」だけです。
簡単ですが、手続きを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置はありません。
『GMOとくとくBB』に限らず、全てのプロバイダで同様の手続きが必要になるため、上記だけは必ず覚えておきましょう。
なぜGMOはキャッシュバックがこれだけ高いのか?
『GMOとくとくBB』はWebでの集客に特化しているため、人件費や事務所費用を安く抑えることができます。そのため、削減した費用をそのまま購入者にキャッシュバックすることができています。
また『GMOとくとくBB』の運営元であるGMOインターネット株式会社はネットでの販売代理店の中でも最大手です。最大手のため月間の販売台数も多く、WiMAX本家からの販売奨励金をたくさんもらっており、ネット販売代理店の中でも最高レベルのキャッシュバックを実現しているという背景があります。
プロバイダ選びについて|まとめ
プロバイダ選びについては重要なので長々と書いてしまいましたが、要点を下記にまとめます。
- キャッシュバック金額を含めた「実質月額料金」で比べる
- 2021年2月現在、『GMOとくとくBB』(https://gmo.jp)が最もお得
- 購入後11ヶ月目にキャッシュバック振込指定口座の確認メールが届くので、キャッシュバック受け取りの手続きを忘れずに行う
ポイント
申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
GMOとくとくBB「キャッシュバック」キャンペーン:https://gmo.jp/
電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。
理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。
必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
3. WiMAXを契約するための全知識
購入する場合は、下記のフローで購入して利用しましょう。
- 利用可能エリアを確認する
- 契約プランを決める
- ルーターを決める
- 申し込む
- 商品が届く
結論からいうと、おすすめな契約プランは「ギガ放題」、ルーターは「W05」です。
3-1. 利用可能エリアを確認する
「WiMAX2+サービスエリア」で、WiMAX2+が利用可能エリアかどうかを確認しましょう。
自宅や職場など頻繁にネットを使うところについても調べます。
3-2. プランを決める
プランは「通常プラン3,670円(税抜)」か「ギガ放題プラン4,350円(税抜)」で選びます。
- 通常プラン:データ量が月間7GBを超えると128kbpsの速度制限がかかります
- ギガ放題プラン:データ量の月間制限がないため制限を気にせずインターネットを楽しめます
どちらのプランにすべきか悩んでいる方へ
7GBというのがポイントになります。
データ容量7BGの基準は、下記の通りです。速度制限がかかってしまうと、ストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったらギガ放題にするのがおすすめです。
3-3. 機種を決める
Wi-Fiルーターは主に6機種から選ぶことができますが、結論としては「W06」が圧倒的に優れており、具体的には以下4つの理由から間違いなくおすすめです。
- 通信速度が最速(558Mbps、LTE利用で867Mbps)
- 格段につながりやすい
- 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能
- 上り通信速度が速く、画像アップロードなども高速
※2020年3月以降、KDDIにより最新機種「W07」のサービス提供が開始される予定ですが、法人向けサービスなので、個人で契約することができません。
上記のポイントをひとつずつ簡潔にご紹介します。
※スペック比較表
ポイント1. 通信速度が最速
「W05」が発売されたときにも大きな進化だと感じた点ですが、下り最大通信速度が558Mbps(有線接続の場合1237Mbps)と現存するどのポケットWi-Fiと比較しても最速です。
WiMAXは当然ながら通信速度が最重要なので、この時点で選択肢は「W06」に絞られます。
「WX06」や「WX05」を選んでしまうと、118Mbpsも最高速度が遅くなってしまいます。
ポイント2.格段につながりやすい
「W06」は、基地局からの電波を受信する性能と、接続端末へ電波を送信する性能の両方が向上しており、つながりやすさが大幅に上がっています。
前代機種の「W05」にはない、以下の2つの機能が備わっているからです。
- 高性能ハイモードアンテナ
- TXビームフォーミング
WiMAXで最も重要な通信速度が20%程度向上することが期待できるため、大きな進歩といえます。
高性能ハイモードアンテナ
高性能ハイモードアンテナを搭載することで、基地局からの電波を受信する性能を高め、通信速度を20%程度改善しています。
建物の中の窓から遠い場所など、これまで繋がりづらかった場所から繋がりやすくなります。
TXビームフォーミング
TXビームフォーミングは、接続端末へ電波を送信する性能を高め、通信速度を20%程度改善できる機能です。
通常は放射線状に発信される電波を、接続する端末の位置を自動検知して、その方向に集約して発信します。
「WX05」にも同様の機能が搭載されていますが、クレードルに設置した状態でのみ有効でした。
「W06」はクレードル不要で、この機能を使うことができます。
ポイント3. 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能
何ができるかというと、「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」というauのLTE網を利用したより広域をカバーした通信を利用でき、最高速度867Mbpsの高速通信が可能です。
「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」とは 主にWiMAX回線が通っていないエリアで使われるモードで、「au 4G LTE回線」を使用して通信が可能になります。 利用した月は1,005円の費用がかかるデメリットはありますが、タッチパネルから簡単に切り替え操作ができて、電波が弱いエリアへの出張や旅行など万が一のときに非常に重宝するモードです。
ポイント4. 上り通信速度も大幅アップ
あまり馴染みのない用語かもしれませんが、「上り最高速度」も最新機種WX06や前代機種のW05と同様、それ以外の機種よりも2.5倍と大幅に速いです。
- W06・WX06・W05:上り最大75Mbps
- それ以外:上り最大30MBps
※「上り速度」とは簡単に言うと、写真や動画のデータをWEB上にアップロードする際の速度です。WEBの閲覧などは「下り速度」と言い、ポイント1で説明した速度のことです。
上り速度が向上することにより、写真や動画のアップロードが高速化しているので、InstagramやFacebook、Twitter、Youtubeで投稿する際に、よりサクサク快適に利用することができます。
今までなかなか改善されなかったら上り速度が、「W06」「WX06」「W05」では2.5倍と大幅に向上しています。
クレードル・USBケーブルは同時購入すべきか?
クレードル(WiMAXを充電する台のようなもの)とケーブルは同時購入が可能ですが、高いので公式ページで購入する必要はありません。
クレードルはそもそも購入しても使わない人が多いですが、必要だと感じたらAmazonで「WiMAX クレードル」と検索すれば3,000円前後で手に入ります。
3-4. 申し込む
特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック条件が変わるため、購入は必ず公式ページ経由で行いましょう。
『GMOとくとくBB』: https://gmo.jp/
注意事項)
また電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。
理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
3-5. 商品が届く&使う
特に設定は不要で、下記フローで行えば3分後には使えます。
(1)申込後3~5日で商品が届きます
(2)同梱のSIMカードを本体にさしこみ、電源をいれる。(これでWiMAX端末の設定は終了!)
(3)Windowsの場合、通信アイコンをクリック
(4)同封されていたシールのセキュリティキーを入力(これでPC側の設定も完了!)
(5)3分で完了!どこでもインターネットを楽しめます。
とても簡単です。タブレット端末などでも基本的には操作は同じです。
まとめ
サービス提供を終了した『3WiMAX』が抱えていたデメリットを解説し、3WiMAXよりもおすすめしたいモバイルWi-Fi『WiMAX』について紹介しましたがいかがでしたか。
この記事のまとめとして、WiMAXの契約をされる場合、2021年2月現在、契約プラン・機種・プロバイダは下記が一番おすすめです。
- 料金プラン:ギガ放題
- 機種:W06
- プロバイダ:『GMOとくとくBB』
※KDDIより最新機種「W07」のサービスが提供されていますが、法人向けサービスなので、個人で契約することができません。
上記の内容で契約をして、お得にモバイルWi-Fiを手に入れましょう!
ポイント
GMOとくとくBB「キャッシュバック」キャンペーン:https://gmo.jp/
申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。
理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。
必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
(※当サイトへの情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等について一切責任を負いません。サービス内容が突然変わる可能性もあるため、最後は必ずご自身で契約内容をご確認下さい)
この記事を参考に、あなたがモバイルWi-Fiサービスについて詳しく知った上で、ベストな選択ができることを心から祈っています。