クラウドSIMのポケット型WiFiはおすすめ?特徴や評判を徹底解説!

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「クラウドSIMのポケット型WiFiとは?」「クラウドWi-Fiのメリットやおすすめな人は?」など、クラウドSIMのポケット型WiFiについてお困りではありませんか。

結論、クラウドSIMのポケット型WiFiは、広いエリアや海外でコストを抑えて使いたい人にはおすすめですが、通信性能や速度を求める場合にはおすすめできません。

このページでは、長年通信機器を販売してきた筆者が、クラウドSIMポケット型WiFiのメリット・デメリットに加え、向いている人やおすすめのクラウドWi-Fiを、以下の流れでご紹介します。

  1. クラウドSIMのポケット型WiFiとは
  2. クラウドSIMポケット型WiFiの5つのメリット
  3. クラウドSIMポケット型WiFiの5つのデメリットと注意点
  4. クラウドSIMポケット型WiFiはこんな人におすすめ!
  5. 11社を徹底比較!おすすめのクラウドSIMポケット型WiFi 3選
  6. クラウドSIMポケット型WiFiの申し込みと解約方法
  7. クラウドSIMポケット型WiFiの速度が遅い場合
  8. クラウドSIMポケット型WiFiのよくある質問

全て読めば、クラウドSIMのポケット型WiFiについて理解し、失敗することなくWi-Fiを利用できるでしょう。

1.クラウドSIMのポケット型WiFiとは

クラウドSIMのポケット型WiFi(クラウドWiFi)とは、クラウド上で管理されたSIM情報をもとに通信を行うモバイルルーターです。

クラウドSIMの仕組み_Mugen-wifi

スマートフォンや従来のルーター端末は、契約されたSIMカードを挿入して通信を行うため、「au」や「ソフトバンク」など1つの回線で利用するのが普通でした。

しかし、クラウド上でSIMでは1つの通信端末に対して複数の通信回線を割当てることが可能で、au/ドコモ/ソフトバンクの3キャリア回線を使えるのが特徴です。

また、物理的にSIMカードを挿入しているわけではないため、海外でもSIMを差し替えることなくインターネットを利用できます。

2.クラウドSIMポケット型WiFiの5つのメリット

前述でも少し触れましたが、クラウドSIMポケット型WiFiには以下5つのメリットがあります。

上記の各メリットについて、ユーザーの口コミ等を交えて詳しく解説します。

2-1.3キャリア回線が使えて利用エリアが広い

クラウドSIMのポケット型WiFi、いわゆるクラウドWiFi最大の特徴ともいえるのが、3つのキャリア回線を利用できるということです。

そのため、1つの回線では繋がりにくい、またはエリア外の場所であっても、他の回線に自動で切り替わることで利用エリアが広がります。

モバイルWi-Fiで有名な「WiMAX」や「Y!mobile」は、通信速度や地上エリアでは評判も良いですが、山間部や地下等では電波が入らず繋がりにくい傾向にあります。

しかし、クラウドSIMのポケット型WiFiは大手キャリア回線をすべて使えるため、それぞれの強みを活かし、様々な場所で通信することが可能です。

2-2.データ容量が選べる

クラウドSIMのポケット型WiFiはデータ容量に合わせたプランが設定されているため、自分の利用量に合わせた最適なプランで、ムダを省くことができます。

多くのクラウドWi-Fiでは、以下3つに大別されていることが多いです。

  • 月20~50GBのプラン
  • 月100GBのプラン
  • 上記以上のプラン

キャリアのポケット型WiFiなどでは、1種類しかプランがないことが多いため、利用者に合わせた容量でプランを選べることは大きなメリットです。

2-3.月額料金が安い

クラウドSIMのポケット型WiFiは、利用料金がとにかく安く設定されていることが大きな特徴です。

月額料金は平均で2,000~3,700円程度で、通常のポケット型WiFiや光回線が4,000~5,000円なのに対してかなり安いと言えます。

※横にスクロールできます

会社名月額料金月間通信量
クラウドSIMZEUS Wi-Fi2,178円(2年縛り)
2,618円(縛りなし)
20GB
2,948円(2年縛り)
3,278円(縛りなし)
40GB
1~3ヵ月:3,278円
4ヵ月~:3,828円(2年縛り)
4,708円(縛りなし)
100GB
縛りなしWi-Fi2,926円(3年縛り)
3,190円(1年縛り)
3,366円(縛りなし)
20GB
3,025円(3年縛り)
3,278円(1年縛り)
3,575円(縛りなし)
50GB
3,080円(3年縛り)
3,300円(1年縛り)
3,630円(縛りなし)
2GB/日
Mugen Wi-Fi3,718円100GB
それがだいじWi-Fi3,718円100GB
THE Wi-Fi3,828円100GB
hi-ho Let’s Wi-Fi4,730円7GB/日
WiMAXUQ WiMAX4,268円無制限(10GB/3日)
au4,721円無制限(10GB/3日)
キャリアY!mobile4,065.6円
4,818円
7GB
無制限
Softbank5,280円50GB
docomo7,205円(ギガホ)
+1,100円
60GB

※表示金額はすべて税込です

上記の表では、モバイルWi-Fiを提供する主要各社を「月データ容量」「月額料金」「キャンペーン等」で比較し、月額料金が安い順でランキングしたものです。

比較した11社の中でも、月20GBプランの「ZEUS Wi-Fi」は月1,980円(税込2,178円)と、他社ポケット型WiFiに比べると圧倒的に安いことがわかります。

クラウドSIMのWi-Fiはデータ容量に上限はありますが、月100GBの大容量でも無制限のWiMAXやキャリア系ポケット型WiFiよりも安いため、なるべくコストを抑えたい料金重視の方にはおすすめです。

2-4.海外でもそのまま使える

クラウドSIMポケット型WiFiは物理的なSIMカードの制約がないため、海外に持ち出しても電源を入れれば、海外の電波をキャッチしてそのまま使えます。

そのため、空港や現地でポケット型WiFiなどをレンタル/契約する必要がなく、時間や手間もかかりません。

ただし、海外の電波を受信してクラウドWi-Fiを利用する場合は、別途海外での利用料金専用プランの契約などが必要になります。

ZEUS Wi-Fi

対象国300GB/日1GB/7日
アジア161円~430円~
アフリカ377円~968円~
ヨーロッパ377円~968円~
オセアニア377円~968円~
北アメリカ377円~968円~
南アメリカ430円~1,130円~

「ZEUS Wi-Fi」は20~40GBであれば最安のクラウドWi-Fiで、海外でも最も安い料金で利用できます。

ただし1日に利用できるデータ通信量が少なく、上限を超えると速度制限がかかります。

それがだいじWi-Fi

対象国500GB/日1GB/日
すべての対象国900円1,200円

「それが大事Wi-Fi」では国や地域での料金差はなく、一律料金で利用できるのが特徴です。

対象国は公式ページで確認でき、速度制限時には送受信最大384kbpsまで低速化します。

Mugen WiFi

対象国1GB/日
アジア・ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリア1,200円
中東・アフリカ・南米1,600円

「Mugen WiFi」は100GBの容量では最も安いクラウドWi-Fiで、海外では2つの地域で料金が異なります。

上記はクラウドWi-Fiの海外料金の一例で、多くは1GB/日ごとに料金を設定していますが、提供会社によって設定料金は異なることに注意しておきましょう。

2-5.SIMカードが不要で設定も簡単

クラウドSIMポケット型WiFiは、クラウド管理されたSIMが内蔵され、物理的なSIMカードが必要ありません。

そのため、申し込み契約後、端末を受け取ったら電源を入れてすぐに使うことができます。

海外でもSIMの入れ替えなども必要ないため、誰でも簡単にポケット型WiFiを利用することができるのは嬉しいポイントです。

3.クラウドSIMポケット型WiFiの5つのデメリットと注意点

一方で、クラウドSIMポケット型WiFiには、気を付けなければならない以下5つのデメリットがあります。

各デメリットについて、ユーザーの口コミ等を交えて解説します。

3-1.端末の通信速度が遅い

クラウドSIMのポケット型WiFiは、全体的にルーターのスペックが低く、比較的遅い速度でしか通信ができません

下の表は、多くのクラウドWi-Fiで採用されている端末と、WiMAX(UQ WiMAX)のルーターのうち、最新端末のスペックを「最大通信速度」で比較したものです。

サービス機種下り最大通信速度上り最大通信速度
WiMAX
(UQ WiMAX)
WX06
WX06
440Gbps75Mbps
クラウドSIM

U3

U3

150Mbps50Mbps

※UQ WiMAXのみ、3日間で10GBを超えて利用した場合、その翌日18時頃から翌々日2時頃まで、概ね1Mbpsの速度制限が適用されます。
※両サービスともベストエフォート型サービスのため、最大通信速度はあくまで理論上の数値であり、実際の通信速度は使用環境等の影響を受ける可能性があります。

ポケット型WiFiでは、回線速度が速くても、端末の最大速度が対応していなければ元の回線速度を出すことはできません。

実際の通信速度(実質速度)についても、「速度が遅い!」といった口コミも多数あります。

そのため、クラウドSIMのポケット型WiFiではあまり通信速度に期待することはできないでしょう。

3-2.実は最適な回線を選べていない

クラウドSIMのWi-Fiは、au/ドコモ/ソフトバンクのキャリアから、その場で最適な通信回線を自動で選択してくれるはずですが、これがうまく機能していないといった声が多く上がっています。

利用者からは、「docomoの回線を拾った試しがない」といった口コミや、中には「mvno(格安SIM)の回線つかんで遅い!」などの声もあります。

自分で接続する回線を選べないため、その場所や状況によっては全く通信できなくなる可能性があることも注意点です。

3-3.過去大規模な通信障害が起きている

2020年春ごろ、複数のクラウドSIM提供事業者で通信障害が起きました。

理由は、クラウドSIMはクラウドサーバー上にSIMを挿して管理するものですが、ユーザーの利用が増え、一部のヘビーユーザーによる連続通信やSIMの調達が追い付かなくなったためです。

通信障害が頻繁に起きたため、現在は「無制限」を撤廃しています。現在は改善されている面はありますが、こういった経緯にも注意しておきましょう。

3-4.完全無制限プランはない

前でも少し触れましたが、クラウドWi-Fiでは過去の通信障害による反省から、各社とも完全無制限プランを廃止しています。

しかし、100~200GB以上の大容量プランが存在するため、ほとんどの場合で困ることはありません。

100GBはおおよそYouTube等の動画が100時間見れる程度ですが、それでも足りない場合や容量を気にしたくない場合は、実質無制限の「WiMAX」がおすすめです。

3-5.速度制限にかかると使い物にならない

クラウドSIMポケット型WiFiでは、月間データ容量を超えると速度制限がかかり、最大128kbpsまで速度が低下します。

128kbpsという速度は、SNSや動画はもちろん、LINEやテキストのみのWEBページでも少し時間がかかるため、ほぼ使い物になりません。

以下は、用途別に必要な通信速度の目安をまとめたものです。

用途(目的)必要な速度目安
メール送受信128Kbps〜1Mbps
SNS送受信1Mbps〜10Mbps
オンライン授業1.2Mbps〜10Mbps
Webサイト閲覧1Mbps〜10Mbps
※画像や動画が多い場合:10Mbps〜
動画視聴5Mbps~ ※YouTubeの場合0.7Mbps~
ZOOM会議10Mbps〜
オンラインゲーム(スマホ)10Mbps〜
動画ダウンロード30Mbps~
オンラインゲーム(PC)30Mbps〜

上記を見ても分かり通り、クラウドSIMポケット型WiFiで速度制限にかかるとほぼ何もできないため、容量が超えないように注意しておきましょう。

契約するデータ容量を上げたり、データチャージ等を行えば対策できますが、その分利用料金は高くなります。

無制限のポケット型WiFiを契約した場合とあまり変わらない料金になってしまうため、ある程度超えることを予想できる場合は、初めから無制限のWiMAX等を検討しましょう。

4.クラウドSIMポケット型WiFiはこんな人におすすめ!

クラウドSIMのポケット型WiFiには広範囲で使えて、月額料金が安いという特徴があるため、以下のような人にはおすすめです。

以下で詳しく見ていきましょう。

4-1.様々な場所や広いエリアで使いたい

クラウドSIMポケット型WiFiは、au/ドコモ/ソフトバンクの3つの回線からその場所で最も繋がりやすい回線を選択し、自動で接続してくれます。

そのため、WiMAXやその他回線でエリア外や繋がりにくい場所などでもカバーできるので、様々な地方や場所に行くことが多い人や、郊外や山間部など広いエリアで使いたい人におすすめです。

ただし、接続する回線は自分で選択できないため、格安SIMの回線などを拾ってしまうこともあります。

4-2.とにかく月額料金を抑えたい

クラウドSIMポケット型WiFiは料金設定が全体的に安いため、なるべくコストを抑えてWi-Fiを利用したい場合や、他社サービスと併用して使いたい場合におすすめです。

ただし、安い分データ容量に上限があったり、端末の対応速度が遅いなどのデメリットがあるため、あくまでWEB閲覧やSNSなど普段使い向きです。

高画質の動画をたくさん見る、アプリやスマホゲーム等も行いたいという場合は、実質データ無制限で安定した通信速度を出せる「WiMAX」をおすすめします。

WiMAXがおすすめな理由について、「【おすすめのポケット型WiFiを主要6社42機種で徹底比較!」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

4-3.海外でもそのまま使いたい

2章のクラウドSIMポケット型WiFiの5つのメリットにもあるように、クラウドSIMのポケット型WiFiはSIMの差し替えなどを行わずに、そのまま海外でも使用できるのが強みです。

そのため、空港や現地で契約したり、海外旅行などで直前になって準備に手間取ってしまう人には利用価値が高いでしょう。

海外プラン申し込みや設定などもインターネット上で完結できるため、時間も手間もかかりません。

5.11社を徹底比較!おすすめのクラウドSIMポケット型WiFi 3選

では実際に、クラウドSIMポケット型WiFiを提供する各社の「月額料金」を、データ容量別に比較してみます。

以下は主要11社を、それぞれの容量で月額料金が安い順にランキングしたものです。

※横にスクロールできます

サービス名月データ容量月額料金契約年数キャンペーン
ZEUS WiFi20GB2,178円
(縛りあり)
2年
2,618円
(縛りなし)
MONSTER MOBILE
2,090円
(縛りあり)
1年
2,640円
(縛りなし)
どこよりもWiFi2,508円
(縛りあり)
2年
3,058円
(縛りなし)
縛りなしWiFi30GB2,926円~
(縛りあり)
3年
3,366円~
(縛りなし)
MONSTER MOBILE
50GB2,640円~
(縛りあり)
1年
3,190円
(縛りなし)
Ex Wi-Fi2,948円2年
100GB3,718円
Mugen WiFi3,718円2年10,000円
キャッシュバック
事務手数料無料
それがだいじWi-Fi3,718円2年10,280円
キャッシュバック
どこよりもWiFi3,400円
(縛りあり)
2年
THE WiFi3,828円2年
ZEUS WiFi3,278円~
(縛りあり)
2年
4,708円~
(縛りなし)
FUJI WiFi
(Softbank回線)
4,895円デポジット5,000円先払いで
毎月500円割引
どこよりもWiFi
200GB~4,400円
(縛りあり)
2年
~4,900円
(縛りなし)
Chat WiFi4,928円
FUJI WiFi
(Softbank回線)
5,995円デポジット5,000円先払いで
毎月500円割引
hi-ho Let’s WiFi210GB
(7GB/日まで)
4,730円2年事務手数料0円
初月割引料金

※表示価格はすべて税込です

このように、クラウドSIMポケット型WiFiはデータ容量や契約年数の縛りの有無で、様々なプランがあることがわかります。

いずれも接続先は大手3キャリアなので、サービス料金や使いやすさをもとに、データ容量別におすすめのクラウドSIMポケット型WiFiを以下でご紹介します。

5-1.最も安いクラウドWi-Fi「MONSTER MOBILE」

月間データ容量に~50GBの上限はありますが、ポケット型WiFiを最安値で利用したい場合は「MONSTER MOBILE」がおすすめです。

【公式】MONSTER MOBILE(モンスターモバイル)出典:MONSTER MOBILE

MONSTER MOBILE」は、1日2~5GBまで使える「デイリープラン」と月20/50GBで使える「マンスリープラン」があります。

それぞれ使い方やニーズに合わせてプランを選択することができ、20~50GBまでの小容量で使いたい場合には月額1,900円(税込2,090円)の最安値です。

縛りがあるプランでも契約年数も1年と短く、500MB~30GBの幅でデータをチャージできるなど自由度も高いため、入院中や一定期間の間だけといった利用に適しており、非常に使いやすいクラウドSIMポケット型WiFiでしょう。

5-2.大容量で海外利用にもおすすめ「Mugen WiFi」

さらに大容量で使いたい人には、100GBプランで実質料金が最安値の「Mugen WiFi」がおすすめです。

【Mugen WiFi】出典:Mugen WiFi

Mugen WiFi」は、100GBの大容量データプランでは最も安い、料金とのバランスが取れたポケット型WiFiです。

さらに2024年7月現在では、最大10,000円のキャッシュバックキャンペーンを実施しているため、100GBの大容量でも月々2,963円(税込3,260円)で利用できます。

また、世界134カ国に対応しており、1日あたりの使用料も業界最安級なので、海外利用に特化しているのも大きな魅力です。

5-3.200GB以上の大容量なら「hi-ho Let’s WiFi」

毎月100GB~200GB以上のデータ通信を行うヘビーユーザーには、実質210GBまで使える「hi-ho Let’s WiFi」がおすすめです。

【公式】hi-ho Let’s Wi-Fi出典:hi-ho Let’s WiFi

「hi-ho」は、光回線や格安SIMなど様々な通信サービスを手掛ける会社で、ポケット型WiFiではライトプラン(月間120G相当)通常プラン(月間210G相当)の2種類のプランを提供しています。

ただし、ライトプランであれば1日4GB、通常プランでは1日7GBまでの制限がありますが、1GBでもYouTube等を一般的な画質(480p)で約2時間ほど視聴できるレベルなので、困ることも少ないでしょう。

また、全額返金保証で30日間無料で試せるため、1ヵ月使い勝手や消費容量などを試しながら利用することができます。

6.クラウドSIMポケット型WiFiの申し込みと解約方法

クラウドSIMのWi-Fiサービスには、店舗や代理店といった窓口がありません。

そのため、申し込みや解約はすべて各社の公式サイトから行います。

以下で詳しく解説していきます。

6-1.クラウドSIMポケット型WiFiの申し込みと利用開始まで

クラウドSIMポケット型WiFiの申し込みから利用開始までの流れは以下の通りです。

  1. 公式サイトから申し込み
  2. 端末発送・受け取り
  3. 電源を入れて利用開始

11社を徹底比較!おすすめのクラウドSIMポケット型WiFi 3選」の比較表やおすすめで紹介したサービスのリンクから公式サイトにアクセスし、プランを選んで申し込みをします。

なお、契約の際には以下のものが必要になるため、予め用意しておくと手続きがスムーズです。

申し込みに必要なもの

  • 契約者情報(氏名・住所・電話番号・Eメールアドレスなど)
  • 本人確認書類(免許証・保険証・マイナンバーカードなど)
  • 支払い情報(クレジットカード番号)

上記で申し込みが完了すると、早くて翌日から数日で端末が発送されます。

自宅に端末が届いたら電源を入れるだけでWi-Fiが使えるため、スマートフォンやPCに接続して利用しましょう。

6-2.クラウドSIMポケット型WiFiの解約方法

クラウドSIMポケット型WiFiを解約する場合、事前に公式サイトの解約申請フォームから申請を行います。

解約申請フォームが見つからない場合は、「よくある質問」や検索窓から打ち込みましょう。

おおむねどこの会社でも解約方法は、以下の通りです。

  1. 各社の解約窓口から申請
  2. 端末を返却する(不要な場合あり)
  3. 更新月以外の解約は違約金を支払う

クラウドSIMポケット型WiFiの多くは、端末を購入するわけではないため、サービス会社によっては端末を返却する必要があります。

端末の返却方法は、返却キットで返送する場合や自分でポストに投函するなど、会社によって異なるため、解約時に公式サイトでしっかり確認しておきましょう。

また、契約更新月以外の解約はもちろん、返却する端末の故障や紛失した場合にも違約金が発生する可能性があるため、利用には十分注意が必要です。

7.クラウドSIMポケット型WiFiの速度が遅い場合

クラウドSIMのポケット型WiFiは、au/ドコモ/ソフトバンク回線のいずれかで最適な接続を自動的に行ってくれるサービスですが、速度が遅い場合が多いです。

そのため、速度が遅い場合は以下の対処法を試すことで、改善することがあります。

  • ルーター端末を再起動させる
  • スマホやパソコンを再起動させる
  • 利用場所を変えてみる
  • 通信障害が起きていないか確認する
  • 速度制限にかかっていないか確認する
  • 近くに電波干渉する家電等がないか確認する

ちょっとした接続状態の悪さや内外部の影響により、通信速度が遅くなる場合があります。

しかし、もともとの端末スペックが速い速度に対応していないため、クラウドSIMポケット型WiFiは通信速度に限界があります。

そのため、上記の対処法で改善しない場合や安定した通信速度を求める場合は、「WiMAX」がおすすめです。

無制限で安定した通信性能なら「WiMAX」がおすすめ

安定した高速通信で快適なネットライフを求めるなら、データ容量も実質無制限の「UQ WiMAX」を検討しましょう。

WiMAXがおすすめな理由は以下の通りです。

  • 「実質月額料金」が最安値
  • 「実質無制限」でデータ容量が使える
  • 「実際の速度」が速い
  • 「速度制限」がかかってもストレスなく通信できる
  • 「使えるエリア」も広い

WiMAXは他社ポケット型WiFiと比較しても、圧倒的に優れていることがわかります。

ポケット型Wi-Fi料金一覧

WiMAX以外の会社がおすすめでない理由を一覧にすると下記の通りです。

au「UQ WiMAX」と端末も回線も同じ。ただし、プロバイダによる割引がない。
Y!mobileエリアと実際の速さがいまひとつ。WiMAXと比較しても割高。
SoftBank無制限で使うことができない。また、月額費用も割高。
docomo月額費用が高額すぎて、コスパが悪い。
クラウドSIMクラウドSIMの仕組み上、格安SIMの回線に接続されることもあり速度が出ない場合もある。

なお、実際にスピードテストも行ってみました。

その結果、下記の水準のとおり、UQ WiMAXは実質速度の面でも快適に使えたので安心できます。

ポケット型Wi-Fi速度一覧

先ほどの結論のとおり、「WiMAX回線」が最も快適に、かつお得に利用できることがお分かりになると思います。

8.クラウドSIMポケット型WiFiのよくある質問

下記では、クラウドSIMポケット型WiFiのよくある質問について解説します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

8-1.クラウドSIMポケット型WiFiはレンタルできる?

クラウドSIMのポケット型WiFiは、最短1日からレンタルすることができます。

ただし、クラウドSIMのポケット型WiFiをレンタルできる業者は少なく、1日当たり1,000~2,000円する場合が多くかなり割高です。

レンタルしたい場合は、レンタル業者の各サイトから「クラウドSIMポケット型WiFiの申し込みと解約方法」とほぼ同じ手続きで利用できます。

8-2.クラウドSIMポケット型WiFiよりおすすめのWi-Fiは?

通信性能を求めるなら、クラウドSIMを選ぶより、優れた回線速度を持ち、手ごろな値段で利用できる「WiMAX」がおすすめです。

そもそもポケット型WiFiには以下3つの種類があります。

  • WiMAX回線のポケット型WiFi
  • 通信キャリア回線のポケット型WiFi
  • クラウドSIM型のポケット型WiFi

それぞれの比較をすると以下の通りで、WiMAXのコストパフォーマンスが非常に優れていることが分かります。

 WiMAX型
通信キャリア型
クラウドSIM型
主な提供会社・UQ WiMAX
・au
・Y!mobile
・docomo
・Softbank
・Mugen Wi-Fi
・限界突破Wi-Fi
・ZEUS Wi-Fi など
通信回線WiMAX2+/4G LTE4G LTE4G LTE
通信速度下り1,237Mbps
上り75Mbps
下り988Mbps
上り37.5Mbps
下り150Mbps
上り50Mbps
通信容量実質無制限30GB~実質無制限100GB程度
月額料金3,500~4,000円前後5,000円~8,000円前後2,000円~3,000円前後
エリア日本全国日本全国日本全国/海外
主な特徴速度・通信容量ともに最高水準で、料金もお手頃に利用できる安定した通信キャリア回線を利用できるクラウド管理により、国内外ともに利用場所で最適なキャリア回線を自動で接続してくれる

より詳しい比較は「おすすめのポケット型WiFiを主要6社42機種で徹底比較!」で解説していますが、サービス品質と利用料金のバランスが最も優れ、安定した使い方ができるWiMAXが最もおすすめであると言えます。

クラウドSIMポケット型WiFiでサービス品質に不安がある人は、上記ページを参考にWiMAXを検討してみることをおすすめします。

まとめ

クラウドSIMのポケット型WiFiの仕組みやメリット・デメリットを徹底解説した上で、おすすめユーザーと全10社を比較したおすすめの3社をご紹介しましたが、いかがでしたか?

クラウドSIMのポケット型WiFiは広いエリアや海外で、とにかく安く使いたい人にはおすすめですが、口コミや評判通り、速度や繋がりやすさは不安定であるため、通信性能を求める場合にはおすすめできません。

そのため、料金とサービス品質のバランスを考え、あなたの利用目的や求める要素をしっかりと見極めたうえで、最適なポケット型WiFiを検討しましょう。

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