
自分が住んでいる、またはよく使うエリアでポケットWi-Fiがつながるか気になりますよね。
結論から言うと、ポケットWi-Fiのカバーエリアはどんどん拡大しており、たいていのポケットWi-Fiが携帯電話と同様にあなたの地域をカバーするはずです。
ただし、1社だけエリアが半分くらいしか対応していない会社があるので注意が必要です。
このページでは、自分の行動エリアで快適に使えるポケットWi-Fiを購入するための知識をご紹介します。
1. ポケットWi-Fiのカバーエリアは各社広い
はじめに一般論となりますが、ポケットWi-Fiがカバーするエリアは基本的には各社、携帯電話と同じくらい広いと言えます。
上記のように、ほとんど対応するエリアに違いがないことがわかります。
実際に各社のポケットWi-Fiで速度を計測してみても、下記の通り10Mbps以上出ることがほとんどで、通信速度は十分であることもわかりました。
※速度「10Mbps」って本当に十分な速度なの?
下記はyoutubeが公式に発表している必要な速度目安です。
普段、あなたがyoutubeを利用している際にはデフォルトでフルHDの画質なので、5Mbpsあれば視聴が可能です。
もちろん、速ければ速いほど、動画を先に読み込んでくれるので便利ではありますが、10Mbps以上の速度があれば快適といえるでしょう。
1-1. Y!mobileの無制限プランだけエリアが狭い
ただ、Y!mobileは注意が必要です。
下記は、ポケットWi-Fi各社の対応エリア(色の濃い部分)を公式ページから抜粋したものですが、各社だいたい同じようなエリアに対応しているように見えますよね。
しかし、Y!mobileは濃い青で塗られているところしか使えません。
UQ WiMAXも無制限プランですが、対応エリアが倍くらい違ってしまいます。
1-2. エリアに関する総合評価|ポケットWi-Fi各社を個人的に全国で使ってみて
出張や旅行のついでに様々な都道府県で接続をテストしてみましたが、室内・室外においては、各社つながりやすいという印象です。
ただし、山間部・地下鉄においては、つながらない場合も多いです。そういったエリアで、docomoだけつながりやすいというケースが多くありました。
※「UQ WiMAX」「au」も無制限プランの範囲外となりますが、「au 4G LTE(ハイスピードエリアモード)」に切り替えることで山間部・地下鉄でもつながりやすかったです。
「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」とは、主にWiMAX回線が通っていないエリアで使われるモードで、「au 4G LTE回線」を使用して通信が可能になります。
利用した月は1005円の費用がかかるデメリットがあるのであまりおすすめしませんが、タッチパネルから簡単に切り替え操作ができて、電波が弱いエリアへの出張や旅行など万が一のときに非常に重宝するモードです。
「Y!mobile」「SoftBank」は、どちらも圏外になりがちで弱いのかなという印象を受けました。
なので、わかりやすくエリア対応をエリアマップ、実感値両方から比較表にしてみると以下の通りです。
docomoが体感値的には一歩リードという感じですが、「料金が非常に高い」など他の要素も考慮するとおすすめしません。詳しくは後述します。
2. ポケットWi-Fiの対応エリアが気になるなら「UQ WiMAX」がおすすめ
結論から言うと、ポケットWi-Fiの対応エリアが気になるなら、以下の理由から「UQ WiMAX」がおすすめです。
- エリアはもちろん、料金や速度、プラン内容など総合力が一番優秀
- 無料レンタルや20日以内解約制度などがある
少し長くなりますが、わかりやすく丁寧にご紹介していきます。
2-1. エリア以外の要素を比較した結果|料金や速度、プラン内容など
後悔ないポケットWi-Fiを選ぶには、「エリア」を含めた下記の6つの軸で検討しなくてはなりません。
実際に比較した結果が以下の通りで、「UQ WiMAX」が頭一つ抜けていることがわかります。
※「UQ WiMAX」の実質料金は「GMOとくとくBB」経由で購入した場合の実質料金
WiMAX以外の会社がおすすめでない理由を一覧にすると下記の通りです。
Y!mobile | エリアと実際の速さがいまひとつ。WiMAXと比較しても割高。 |
docomo | 月額費用が高額すぎて、コスパが悪い。 |
SoftBank | 無制限で使うことができない。また、月額費用も割高。 |
au | 「UQ WiMAX」と端末も回線も同じ。ただし、プロバイダによる割引がない。 |
詳しい要素の比較は「騙されるな!徹底比較でわかった1番おすすめのポケットWi-Fiと購入方法」にてご紹介していますので、お時間のある方はこちらをご参考ください。
2-2. 「UQ WiMAX」には、無料レンタル制度などがある
他のポケットWi-Fiにはない画期的なサービスとして、「UQ WiMAX」には「Try WiMAX」という15日間の無料レンタル制度があります。
「ピンポイント判定」の結果で「△」が出たなど、自分のエリアが入るか不安な人は、下記のようなメリットがあるのでこの制度を活用したほうが後悔がないでしょう。
- 通信エリアが自分の生活範囲なのかわかる
- 速度はどのくらい出るのかわかる
- 機器はどのような物を使うのかわかる
ただし、「期日を過ぎて返却すると高額な違約金22000〜22750円が発生」「契約するのは別プロバイダにしないと、3万円以上お得なチャンスを逃す」などデメリットもあるので、「UQ WiMAX」にしようと決意した人は最初から『GMOとくとくBB』経由で購入することをおすすめします。
3. ベストなポケットWi-Fi『UQ WiMAX』をお得に契約するための全手順
5社のポケットWi-Fiを比較した中で、最もおすすめなのはWiMAXです。
しかし、WiMAXを契約する上でもコツがあり、それを知らないと「3万円損してしまった…」「なんかこの機種は使いづらい…」など後悔するので必ず抑えておきましょう。
そうならないための簡単な契約手順をわかりやすくまとめました。
3-0. WiMAXは3ステップで決める
WiMAXを申し込むために、下記3点を決めなければなりません。
- 契約プランを決める
- 機種を決める
- プロバイダを決める
それぞれ結論からいうと、契約プランは「ギガ放題」、機種はW06、プロバイダは『GMOとくとくBB』を選びましょう。
※申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
『GMOとくとくBB』: https://gmo.jp/
また電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
順番に解説します。
3-1. 契約プランを決める
プランは「通常プラン3670円(税抜)」か「ギガ放題プラン4350円(税抜)」で選びます。
- 通常プラン:データ量が月間7GBを超えると128kbpsの速度制限がかかります
- ギガ放題プラン:データ量の月間制限がないため制限を気にせずインターネットを楽しめます
どちらのプランにすべきか悩んでいる方へ
7GBというのがポイントになります。 データ容量7GBの基準は、下記の通りです。速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったらギガ放題にするのがおすすめです。
3-2. 機種を決める
Wi-Fiルーターは主に6機種から選ぶことができますが、結論としては「W06」が圧倒的に優れており、具体的には以下4つの理由から間違いなくおすすめです。
- 通信速度が最速(558Mbps、LTE利用で867Mbps)
- 格段につながりやすい
- 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能
- 上り通信速度が速く、画像アップロードなども高速
※2020年3月以降、KDDIにより最新機種「W07」のサービス提供が開始される予定ですが、法人向けサービスなので、個人で契約することができません。
上記のポイントをひとつずつ簡潔にご紹介します。
※スペック比較表
ポイント1. 通信速度が最速
「W05」が発売されたときにも大きな進化だと感じた点ですが、下り最大通信速度が558Mbps(有線接続の場合1237Mbps)と現存するどのポケットWi-Fiと比較しても最速です。
WiMAXは当然ながら通信速度が最重要なので、この時点で選択肢は「W06」に絞られます。
「WX06」や「WX05」を選んでしまうと、118Mbpsも最高速度が遅くなってしまいます。
ポイント2.格段につながりやすい
「W06」は、基地局からの電波を受信する性能と、接続端末へ電波を送信する性能の両方が向上しており、つながりやすさが大幅に上がっています。
前代機種の「W05」にはない、以下の2つの機能が備わっているからです。
- 高性能ハイモードアンテナ
- TXビームフォーミング
WiMAXで最も重要な通信速度が20%程度向上することが期待できるため、大きな進歩といえます。
高性能ハイモードアンテナ
高性能ハイモードアンテナを搭載することで、基地局からの電波を受信する性能を高め、通信速度を20%程度改善しています。
建物の中の窓から遠い場所など、これまで繋がりづらかった場所から繋がりやすくなります。
TXビームフォーミング
TXビームフォーミングは、接続端末へ電波を送信する性能を高め、通信速度を20%程度改善できる機能です。
通常は放射線状に発信される電波を、接続する端末の位置を自動検知して、その方向に集約して発信します。
「WX05」にも同様の機能が搭載されていますが、クレードルに設置した状態でのみ有効でした。
「W06」はクレードル不要で、この機能を使うことができます。
ポイント3. 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能
何ができるかというと、「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」というauのLTE網を利用したより広域をカバーした通信を利用でき、最高速度867Mbpsの高速通信が可能です。
「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」とは 主にWiMAX回線が通っていないエリアで使われるモードで、「au 4G LTE回線」を使用して通信が可能になります。 利用した月は1,005円の費用がかかるデメリットはありますが、タッチパネルから簡単に切り替え操作ができて、電波が弱いエリアへの出張や旅行など万が一のときに非常に重宝するモードです。
ポイント4. 上り通信速度も大幅アップ
あまり馴染みのない用語かもしれませんが、「上り最高速度」も最新機種WX06や前代機種のW05と同様、それ以外の機種よりも2.5倍と大幅に速いです。
- W06・WX06・W05:上り最大75Mbps
- それ以外:上り最大30MBps
※「上り速度」とは簡単に言うと、写真や動画のデータをWEB上にアップロードする際の速度です。WEBの閲覧などは「下り速度」と言い、ポイント1で説明した速度のことです。
上り速度が向上することにより、写真や動画のアップロードが高速化しているので、InstagramやFacebook、Twitter、Youtubeで投稿する際に、よりサクサク快適に利用することができます。
今までなかなか改善されなかったら上り速度が、「W06」「WX06」「W05」では2.5倍と大幅に向上しています。
クレードル・USBケーブルは同時購入すべきか?
クレードル(WiMAXを充電する台のようなもの)とケーブルは同時購入が可能ですが、高いので公式ページで購入する必要はありません。
クレードルはそもそも購入しても使わない人が多いですが、必要だと感じたらAmazonで「WiMAX クレードル」と検索すれば3,000円前後で手に入ります。
3-3. プロバイダを決める
申し込み先のプロバイダによって、キャッシュバック額が約3万円ほど変わるため、しっかりプロバイダを比較して申し込みましょう。
次の項目でまとめる表で、一番安いプロバイダはどこか比較していきます。
実質月額料金はどこが安いか
選ぶプロバイダでWiMAXの速度やサービス自体は一切変わらないため、キャッシュバックを含めて3年間使った場合のトータル費用がどれだけ安いかを確認しましょう。
なぜなら、「月額料金」を見せかけで安くして、『付帯サービス料金』などで水増ししているプロバイダもあるからです。
下記の表では、「データ通信容量の実質無制限プラン」に絞って、WiMAXのプロバイダと機種の組合せの「1ヶ月あたりの実質費用」を比較しました。
※2021年2月現在、安い順に上位9位をピックアップして記載しています。
※実質費用 = 登録料 + 初月料金 + その他費用 + 月額料金×36 + 端末代 - キャッシュバック - その他割引
←スマホの場合は左右にスクロールできます→
順位 | プロバイダ名 | 1ヶ月あたりの実質費用(円) | 契約期間 (年) | 機種 | キャッシュバック金額(円) | |
ギガ放題 | 通常プラン | |||||
1 | GMOとくとくBB | 3,513 | 2,912 | 3 | W06 | 28,800 |
2 | GMOとくとくBB(月額割引) | 3,581 | 2,980 | 3 | W06 | 3,000 |
3 | DTI | 3,606 | 3,459 | 3 | W06 | 0 |
4 | Broad WiMAX | 3,646 | 3,013 | 3 | W06 | 0 |
5 | ASAHIネット | 3,959 | 3,501 | 3 | W06 | 0 |
6 | So-net | 4,018 | 3,379 | 3 | W06 | 0 |
7 | dis | 4,366 | - | 3 | W06 | 0 |
8 | UQ WiMAX | 4,407 | - | 2 | W06 | 0 |
9 | BIGLOBE | 5,018 | - | 3 | W06 | 17,000 |
比較すると、『GMOとくとくBB』が上位2通りを独占しており、一人勝ちしている状況です。
その中でも実質月額料金が最もお得に使える、28,800円のキャッシュバック特典で申し込みましょう。
なお、機種は「W06」を選んでいますが、下り最大通信速度が867Mbps(有線接続の場合1,237Mbps)と現在手に入るどのポケットWi-Fiと比較しても最速であり、最も優れた端末です。
「W07」は法人契約のみ取り扱い
KDDIは法人向けサービスとして、「Speed Wi-Fi NEXT W07」を取り扱っています。
しかし、個人で契約することはできないため、実際に手に入るWiMAXの中で最もおすすめの機種は「W06」です。
お得な契約期間は「3年間」
2018年12月より主要プロバイダの契約プランが、「2年間」から「3年間」に移行しました。
また、2019年10月以降は「1年間」のプランが登場しています。
しかし、以下の表の通り、料金条件が良く、最もお得にWiMAXを使うことができるのは、「3年間」の契約プランです。
プラン | au 4G LTE | 機種代金割引 |
3年 | 無料 | 有 |
2年 | 有料 | 有 |
1年 | 有料 | 無 |
GMOとくとくBBで申し込む際の唯一の注意点
一点だけ、申し込み前に知っておくべき注意点があります。
それは『ある手続きを忘れてしまうとキャッシュバックが1円も受け取れない』という注意点で、何も知らずに購入してしまうと、キャッシュバックが受け取れず、高くついてしまいます。
キャッシュバックを受け取るための手続きって?
手続きといっても簡単で、「契約11ヶ月目にGMOから送られる「口座情報登録メール」から1ヶ月以内に振り込み口座を登録する」だけです。
簡単ですが、手続きを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置はありません。
『GMOとくとくBB』に限らず、全てのプロバイダで同様の手続きが必要になるため、上記だけは必ず覚えておきましょう。
なぜGMOはキャッシュバックがこれだけ高いのか?
『GMOとくとくBB』はWebでの集客に特化しているため、人件費や事務所費用を安く抑えることができます。そのため、削減した費用をそのまま購入者にキャッシュバックすることができています。
また『GMOとくとくBB』の運営元であるGMOインターネット株式会社はネットでの販売代理店の中でも最大手です。最大手のため月間の販売台数も多く、WiMAX本家からの販売奨励金をたくさんもらっており、ネット販売代理店の中でも最高レベルのキャッシュバックを実現しているという背景があります。
プロバイダ選びについて|まとめ
プロバイダ選びについては重要なので長々と書いてしまいましたが、要点を下記にまとめます。
- キャッシュバック金額を含めた「実質月額料金」で比べる
- 2021年2月現在、『GMOとくとくBB』(https://gmo.jp)が最もお得
- 購入後11ヶ月目にキャッシュバック振込指定口座の確認メールが届くので、キャッシュバック受け取りの手続きを忘れずに行う
ポイント
申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
GMOとくとくBB「キャッシュバック」キャンペーン:https://gmo.jp/
電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。
理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。
必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
まとめ
ポケットWi-Fiを納得して選ぶお役に立てたでしょうか?
この記事のまとめとして、WiMAXの契約をされる場合、2021年2月現在、契約プラン・機種・プロバイダは下記が一番おすすめです。
- 料金プラン:ギガ放題
- 機種:W06
- プロバイダ:『GMOとくとくBB』
※KDDIより最新機種「W07」のサービスが提供されていますが、法人向けサービスなので、個人で契約することができません。
上記の内容で契約をして、お得にモバイルWi-Fiを手に入れましょう!
ポイント
GMOとくとくBB「キャッシュバック」キャンペーン:https://gmo.jp/
申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。
理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。
必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
(※当サイトへの情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等について一切責任を負いません。サービス内容が突然変わる可能性もあるため、最後は必ずご自身で契約内容をご確認下さい)