インターネット回線の種類6つ!特徴と失敗しない選び方を解説

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「インターネット回線の種類は何があるの?」「どの種類がおすすめ?」など、インターネット回線の種類について困っていませんか?

結論、インターネット回線は大きく分けると有線タイプと無線タイプの2種類ですが、無線のモバイル回線はメリットが薄いため、自宅で利用する場合は有線の「光回線」、外出先などでは「テザリング」をおすすめします。

このページでは、長年通信回線サービスの販売をしてきた筆者が、インターネット回線の種類とメリット・デメリットに加え、それぞれのおすすめ回線と失敗しない選び方を、以下の流れでご紹介します。

  1. インターネット回線の種類まとめ
  2. インターネット回線のおすすめと選び方
  3. 「有線」タイプでおすすめの光回線7選
  4. 「無線」利用でおすすめのテザリングSIMプラン

これを読めば、インターネット回線の種類について理解し、あなたに最適な利用方法が見つかるでしょう。

1.インターネット回線の種類まとめ

インターネットの回線は大きく分けると、以下の2種類になります。

インターネット回線の種類

  1. 有線タイプ:自宅に直接配線を引き込む固定回線
  2. 無線タイプ:専用の通信端末が電波で受信する回線

多くは、インターネット回線を配線で直接引き込む工事が必要な「有線タイプ」か、モバイル端末などで電波で受け取る工事不要の「無線タイプ」にわけられます。

この2つのタイプの中で、様々なサービスが存在します。

それぞれのタイプ別にサービスの種類と特徴をまとめると、以下の通りです。

回線タイプ種類下り最大速度工事有無使用場所
有線光回線1Gbps~
(備え付けなど、
住居によっては無)
室内(自宅)
ケーブルテレビ100Mbps~1Gbps
ADSL~50Mbps
無線モバイルルーター
(ポケットWi-Fi)
機種によるが
概ね~558Mbps
(5G除く)

(バッテリー/コンセントにて使用)
室内/屋外
ホームルーター
スマホのテザリングキャリアによる無(オプション機能)

下記でインターネット回線の種類とサービスについて、詳しく解説していきます。

1-1.有線タイプ(固定回線)

有線タイプのインターネット回線とは、以下画像(例:光回線)のように、自宅にケーブル等を引き込んで利用する固定回線で、工事や接続設定は必要ですが、安定した高速通信で快適なインターネットが可能です。

光回線とは

下記では、さらにメリット・デメリットと主なサービスの種類をご紹介します。

有線タイプのメリット

有線タイプのインターネット回線のメリットは、直接ケーブルを引き込んでいるため、「高速」で「安定」した通信が行えることにあります。

まとめると、有線タイプのメリットは以下の3つです。

有線インターネット回線のメリット

  • 通信速度が速い
  • 回線が安定している
  • 完全無制限で使い放題

それぞれ解説していきます。

通信速度が速い

有線タイプは、無線タイプよりも速い通信速度を提供できることが最大のメリットと言えます。

通信速度の速さは主に自宅でのパソコン作業などで、このメリットを実感することができるでしょう。

また、有線タイプはオンラインゲームでの利用時など、操作の正確性などが求められるインターネットサービスを利用する場合にもおすすめです。

回線が安定している

有線の場合、直接LANケーブルでルーターと機器を相互接続するため、安定したインターネットが利用できます。

これは、無線タイプなどで障害となる物理的な要因などが影響を及ぼさないことなどが理由として挙げられます。

完全無制限で使い放題

有線タイプは上記の通り、高速で安定したインターネット利用が可能となっていることから大容量の通信が可能という強みがあります。

基本的に有線タイプは、データ容量に制限のない「完全無制限」なので、ネットが使い放題です。

そのため、オンラインゲームや4K動画の視聴・アップロード等を行う際、大容量の通信中に止まってしまうことなどが無線タイプに比べて少ないのが大きなメリットです。

有線タイプのデメリット

一方で、有線タイプのインターネット回線には、以下のようなデメリットがあります。

有線インターネット回線のデメリット

  • 基本的には工事が必要になる
  • LANケーブル等の配線接続や設定作業がある
  • Wi-Fi利用には別途ルーターが必要になる

上記についてそれぞれ解説していきます。

基本的には工事が必要になる

有線タイプのインターネット回線では、インターネット回線を部屋まで引き込むための工事を行う必要があります。

回線が引き込まれ、開通するまではインターネットの利用ができないので、利用するまでの手間と時間がかかることを覚悟しておきましょう。

すでに導入されているマンション等では工事不要のケースもありますが、住居タイプによっては工事ができない場合もあるため、予め建物に導入できるか確認しておく必要があります。

LANケーブル等の配線接続や設定作業がある

有線タイプの場合、利用する機器やルーターをLANケーブル等で接続しなければなりません。

接続や設定作業はとても簡単ですが、部屋の中で配線がごちゃごちゃしたり、ケーブル接続できる箇所によってはレイアウトに工夫する必要も出てきます。

また、LANケーブル等は衝撃や利用時間で劣化する可能性があるので、インターネットの利用に支障をきたす場合もあり、ある程度の管理が必要なことも理解しておきましょう。

Wi-Fi利用には別途ルーターが必要になる

有線タイプでは、デバイスに接続する方法には以下の2通りがあります。

  • LANケーブルによる有線接続
  • 無線LANルーターによるWi-Fi接続

スマートフォンやタブレットなどLANケーブルの差込ができない機器はもちろん、無線でWi-Fi接続したい場合には、無線LAN(Wi-Fi)ルーターを別途用意する必要があります。

そのため、工事費用などを含めた初期費用が高額になる可能性もあることにも、注意しておきましょう。

有線タイプの主なサービス

有線タイプのインターネット回線は、主に以下の3種類です。

  • 光回線
  • ADSL
  • ケーブルテレビ

それぞれについて詳しく解説していきます。

光回線

光回線は、NTTなどが提供する「光ファイバーケーブル」を媒体とするインターネット回線で、最も高速で安定した通信性能が特徴です。

現在、光回線が主流のインターネット回線であり、これから固定回線をご契約される場合は「光回線」が最もおすすめです。

なお、代表的な光回線として下記が挙げられます。

  • フレッツ光
  • ソフトバンク光
  • ドコモ光
  • NURO光
  • auひかり

NTTが提供する「フレッツ光」は最もシェア率の高い有名な光回線ですが、「ドコモ光」や「ソフトバンク光」などもNTT回線を利用しています。

一方で、「NURO光」や「auひかり」は独自の光ファイバー網を使用しているため、導入できないマンション等はありますが、より速い高速通信が可能です。

なお、あなたに合ったおすすめの光回線については、「3.「有線」タイプでおすすめの光回線7選」をご確認ください。

ADSL

ADSLは、「電話回線」を利用するインターネット回線で、申し込み後すぐに利用開始できるのがメリットです。

ただし、既存の電話回線を利用するため、ノイズが発生しやすく、通信速度も最大で約50Mbpsと、1Gbpsまで出る光回線に比べても速度が20分の1程度しか出ません。

また、ADSLは光回線が普及する前に主流だったインターネット回線ですが、現在は新規の受け付けを終了しています。

ケーブルテレビ

ケーブルテレビのインターネット回線は、地上波デジタルやCS/BSなどのテレビ放送をケーブルを介して提供し、そこにインターネット回線も組み合わせたサービスです。

有線で直接引き込むため回線自体は安定していますが、提供会社やプランによって通信速度が異なり、利用地域によってもサービス品質が異なります。

利用料金などが比較的安い場合が多いですが、光回線でも「ひかりTV」等のサービスがあるため、利用する場合には「光回線」がおすすめです。

1-2.無線タイプ

無線タイプのインターネット回線とは、以下画像(例:ポケットWi-Fi)のように、専用端末にてインターネット回線を電波で受信し、Wi-Fiルーターとして利用するのが特徴です。

ポケットWi-Fiとは

下記では、さらにメリット・デメリットと主なサービスの種類をご紹介します。

無線タイプのメリット

無線タイプのメリットは、配線など物理的な設備を必要とせずに、また工事も必要ないため、ルーター端末が届いたらすぐにインターネットが利用できるという点です。

まとめると、無線タイプのメリットは以下の3つです。

無線インターネット回線のメリット

  • 工事不要ですぐに使える
  • LANケーブルやモデム等の設備が不要
  • ポケットWi-Fiなら持ち運んで利用できる

上記の3つについて詳しく解説していきます。

不要工事不要ですぐに使える

無線タイプのインターネット回線では、専用端末(ルーター)自体が通信機能を持つため、工事不要ですぐにインターネットを利用することができます。

基本的には申し込みから数日~1週間程度で端末が届き、電源を入れたらすぐに使えるため、時間や手間がかからず、忙しい人や工事をしたくない場合におすすめです。

LANケーブルやモデム等の設備が不要

無線タイプのインターネット回線を利用する場合、専用ルーターのみです。

配線やモデム等の設備機器が必要ないため、余計な備品などを持たずに、部屋もスッキリした状態を保てるため、機器の管理が容易に行えるという特徴があります。

また、初期費用もほとんどかからず、劣化などによる買い替えなどの心配もありません。

ポケットWi-Fiなら持ち運んで利用できる

無線タイプのインターネット回線は、モバイルルーター(ポケットWi-Fi)などはバッテリーが内蔵され、小型で軽量なため、自宅以外でも利用できます。

もちろん、自宅でも据え置き型と同じような使い方もできるので、外出が多い場合や手軽にインターネットを利用したい人におすすめです。

無線タイプのデメリット

無線タイプのデメリットは、有線タイプよりも通信速度や安定性が劣る場合が多く、セキュリティ面で注意が必要だという点です。

まとめると、無線タイプのデメリットは以下の3つです。

無線インターネット回線のデメリット

  • 有線タイプよりも通信速度が遅い
  • 電波や回線自体が不安定
  • セキュリティ面で注意が必要

上記ついてそれぞれ解説していきます。

有線タイプよりも通信速度が遅い

無線タイプの通信速度は、有線タイプに比べて遅い場合が多いです。

インターネット利用において速さを重視する場合は、有線タイプを選ぶとよいでしょう。

また、据え置き型の回線でも無線での利用は通信速度が遅くなる場合があります。

電波や回線自体が不安定

無線タイプは障害物や遮蔽物に影響されやすく、家の中でも電波の届きやすさに違いが出てしまいます。

特に電子レンジなどの電磁波を発生させる機器の近くでの利用は、電波を障害する要因となってしまうので注意する必要があります。

また、無線タイプのインターネット回線には利用エリアによる品質の違いや、利用者が多いために速度が遅くなるケースが多いことにも注意しておきましょう。

セキュリティ面で注意が必要

無線タイプは電波が届く範囲内で、パスワードがないと誰の端末であっても接続が可能です。

他人が接続を行う場合があるので、Wi-Fiには必ずパスワードを設定しておきましょう。

無線タイプの主なサービス

無線タイプのサービスには、「モバイルルーター(ポケットWi-Fi)」「ホームルーター」の2種類があります。

  • モバイルルーター:バッテリーで稼働して持ち運べるタイプ
  • ホームルーター:コンセントに差し込んで自宅のみで使うタイプ

この2種類の無線回線について解説していきます

モバイルルーター(ポケットWi-Fi)

モバイルルーターは、「ポケットWi-Fi」とも呼ばれる持ち運び可能な通信端末で、有名なサービスにはKDDIの回線で提供されている『WiMAX』などがあります。

モバイルルーターはバッテリーを搭載しているため、充電すれば外出先もWi-Fiを利用することができるため、いつでもどこでもインターネットが利用できるのが特徴です。

ホームルーター

ホームルーターは、コンセントに挿して利用する置き型の通信端末で、有名なサービスにはソフトバンクの回線で提供されている『Softbank Air』などがあります。

モバイルルーターと異なりバッテリーを搭載していないため、コンセントがなければ使用することはできませんが、モバイルルーターよりも広い範囲で利用可能です。

1-3.実は便利な「テザリング」

テザリングとは、スマホのインターネット通信を他のデバイスと共有する機能のことで、Wi-Fiルーターの代わりとして利用することができます。

テザリングは既にお持ちのスマホで手軽に利用できますし、使いたい容量に応じたプランを選ぶことで月々の料金を抑えられます

また、テザリングは外出先でパソコンやタブレットをネットに接続することが可能です。

ただし注意点として、通信性能(速度・安定性・容量)は光回線に比べてかなり劣ることや、スマホのバッテリー消費が激しいことが挙げられます。

2.インターネット回線のおすすめと選び方

結論として、自宅利用なら安定した高速通信の「光回線」、工事不要で外出先でも手軽に使うなら「テザリング」がおすすめです。

参考として以下のフローチャートに沿って選ぶと、最適な環境を手に入れることができます。

ネット環境の選び方

以下では、上記に至る理由を詳しく解説していきます。

2-1.自宅利用なら安定した「光回線」

「自宅の回線をとにかく快適にしたい!」という方は、通信速度とデータ容量に優れる光回線がおすすめです。

←スマホの場合は左右にスクロールできます→

光回線
テザリング
モバイル回線
通常プラン大容量プラン
通信速度
(実測値)

平均200Mbpsほど

平均20Mbpsほど

平均20Mbpsほど

平均20Mbpsほど
データ容量

無制限
×
スマホの容量まで

実質無制限
(速度制限あり)

実質無制限
(速度制限あり)
月額料金

3,000~4,000円程度

0~500円程度

1,500円程度

3,000~4,000円程度
回線工事×
回線工事が必要

回線工事不要

回線工事不要

回線工事不要
持ち運び×
自宅だけ

外出先でも

外出先でも

外出先でも利用可
(ポケットWi-Fiの場合)

例えば、自宅で高画質の動画視聴やビデオ会議、オンラインゲームなどを快適に利用したい場合、回線速度としておよそ30Mbps以上必要となります。

用途(目的)必要な通信速度の目安
メール1Mbps~
SNS5Mbps
動画視聴(標準画質)10Mbps
ビデオ会議30Mbps
動画視聴(高画質)40Mbps
オンラインゲーム50~100Mbps

テザリングやモバイル回線の平均速度は約20Mbpsですので、これらの用途には適しておらず、光回線が必須と言えるでしょう。

また、これらの用途は通信容量もかなり必要となってきますので、通信容量が完全に無制限という点においても、光回線が最適です。

工事等は必要になりますが、自宅で快適にインターネットを利用したい場合は、有線タイプの「光回線」を検討しましょう。

なお、あなたに最適な光回線の選び方やおすすめについては、「3.「有線」タイプでおすすめの光回線7選」を参考にしてみてください。

2-2.工事不要で使うなら「テザリング」

工事不要で利用する場合には、無線タイプのインターネット回線となりますが、モバイル回線はメリットがあまりないため、スマホのテザリングを利用しましょう。

前述したように、モバイル回線には「ポケットWi-Fi」と「ホームルーター」の2種類がありますが、どちらも光回線・テザリングと比較するとメリットが弱いため、おすすめできません。

以下で、その理由をお伝えしていきます。

理由1. モバイル回線は通信速度・容量で光回線に劣る

モバイル回線光回線
通信速度(実測値)
平均20Mbpsほど

平均200Mbpsほど
データ容量
速度制限あり

無制限
月額料金

3,000~4,000円程度

3,000~4,000円程度
モバイル回線の通信速度

モバイル回線は、ルーターまでの通信を無線で行うため、有線で通信を行う光回線と比べて通信速度がかなり劣っています。

そのため、モバイル回線の平均的な通信速度(20Mbps)では、標準画質程度の動画視聴までは問題ありませんが、ビデオ会議や高画質の動画視聴、オンラインゲームを利用される方にとってはストレスがかかる回線となる可能性が高いです。

用途(目的)必要な通信速度の目安
メール1Mbps~
SNS5Mbps
動画視聴(標準画質)10Mbps
ビデオ会議30Mbps
動画視聴(高画質)40Mbps
オンラインゲーム50~100Mbps
モバイル回線の通信容量

通信容量の面を見ても、月々のデータ量が完全無制限で使い放題の光回線に比べて、モバイル回線は容量に制限があります。

モバイル回線のプランによっては、「実質無制限」としているものもありますが、その場合でも「3日間○○GB以上利用した場合には速度制限」という条件ですので、光回線のように使い放題という訳ではありません。

例えば、モバイル回線のWiMAX公式HPでは、実質無制限プランの速度制限について以下のように記載されています。

より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、短期間に多くのデータ通信をご利用の場合、ネットワークの混雑回避のため通信速度を制限させていただきます。

出典:UQ WiMAX公式

理由2. 料金・手軽さでテザリングに劣る

次の特徴に当てはまる場合でも、安くて手軽に使えるテザリングの方がおすすめです。

  • 光回線工事ができずにモバイル回線を検討している
  • 外出先で作業するためにモバイル回線を検討している

以下の表は、モバイル回線とテザリング(大容量プラン)の比較となっています。

モバイル回線テザリング(大容量プラン)
月額料金
3,000~4,000円程度

1,500円程度
手軽さ
新たな契約・デバイスの持ち運びが必要

普段使っているスマホのみで使える
通信速度(実測値)
平均20Mbpsほど

平均20Mbpsほど
データ容量
実質無制限
(速度制限あり)

実質無制限
(速度制限あり)

このように、通信速度やデータ容量に違いがないにもかかわらず、テザリングの方が安くて手軽なことが分かります。

ゆえに、モバイル回線には全くメリットがないと言えるでしょう。

そのため、工事不要でインターネット回線を利用したい場合には、スマホのテザリングがおすすめです。

ただし、ルーター代わりにテザリングする場合には大容量のプランやSIM契約が必要なので、「4.「無線」利用でおすすめのテザリングSIMプラン」の内容やおすすめを参考にしてみてください。

3.インターネット回線「有線タイプ」でおすすめの光回線

ここからは、あなたに最適で最もお得に使える光回線を選んでいきましょう。

結論、あなたにとって最安値となる光回線を選ぶには、実質月額料金の安さが重要になります。

実質月額料金とは

実質月額料金とは、利用期間中に支払う全ての金額(事務手数料・工事費・月額料金)から割引要素(キャッシュバック・スマホセット割・月額料金割引・工事費割引)を差し引いて、ひと月あたりに換算した料金のことです。

たとえ月額料金が安くても、キャッシュバックがなかったり、工事費割引がなかったりすれば、トータルで支払う金額はそれほどお得にはならないということです。

なお、実質月額料金が安い光回線を見つけるためには、次の2つの要素はとくに重要になります。

《実質月額料金で注目したい2つの要素》

  • スマホセット割(月額500~1,000円ほど変わる)
  • キャッシュバック(40,000~70,000円ほど変わる)

というのも、スマホセット割が適用される光回線を選ぶだけで、スマホ1契約につき毎月500~1,000円ほど安くなり、「インターネット代+スマホ代」の通信費を抑えることに役立つからです。

例えば、docomoユーザーは「ドコモ光」を選ぶだけで、docomoを使っている家族の人数分(最大20契約まで)も含めて、スマホ料金が1契約につき月額最大1,100円割引されます。

ドコモ光セット割ドコモ光のスマホセット割|出典:docomo

そのため、2人以上の家族が同じキャリアを使っている場合はとくに、家族の分もスマホセット割ができる光回線を選ぶとよいでしょう。

また、たとえスマホセット割がなくても、高額なキャッシュバックがもらえる窓口(光回線業者・プロバイダ・代理店)から申し込めば、実質月額料金を大きく下げることができます。

したがって、あなたが今お使いのスマホキャリアとセット割ができる光回線を考慮しつつ、キャッシュバック額が高い光回線(×申込窓口)を選ぶようにしましょう。

とは言え、光回線サービスは100社以上あり、さらに各光回線サービスにはキャンペーン内容の異なる申込窓口がいくつもあるため、どの光回線(×申込窓口)がお得なのかを比較するのは簡単ではありません。

そこで当メディアでは下記【参考】のとおり、主要な光回線25社とその申込窓口を対象に、新規契約から3年間の実質月額料金を徹底調査しました。


【参考】主要光回線25社の利用料金調査

←上下左右にスクロールできます→

お使いの
スマホ
光回線
3年間の実質月額料金
参考
戸建てマンションスマホセット割引キャッシュバック工事費事務手数料
docomoドコモ光3,406円
(4,506円)
2,086円
(3,186円)
1,100円/月キャッシュバック:45,000円
ドコモポイント:2,000pt
0円3,300円
auauひかり2,229円
(3,329円)
1,093円
(2,193円)
1,100円/月82,000円実質無料※13,300円
auビッグローブ光3,792円
(4,453円)
2,684円
(3,345円)
1,100円/月戸建て:64,000円
マンション:61,000円
戸建て:19,800円
マンション:16,500円
3,300円
auコミュファ光
(東海エリア限定)
2,726円
(3,496円)
2,066円
(2,836円)
1,100円/月戸建て:10,000円
マンション:25,000円
実質無料0円
auSo-net光プラス4,296円
(4,846円)
3,086円
3,636円)
1,100円/月50,000円実質無料3,500円
auauひかり ちゅら
(沖縄エリア限定)
4,564円
(5,114円)
3,546円
(4,096円)
1,100円/月実質無料3,300円
au@TCOMヒカリ4,005円
(4,583円)
2,667円
(3,245円)
1,100円/月戸建て:36,000円
マンション:34,000円
実質無料3,300円
auメガ・エッグ
(中国エリア限定)
4,339円
(4,889円)
3,056円
(3,606円)
1,100円/月20,000円実質無料3,300円
auピカラ光
(四国エリア限定)
3,530円
(4,080円)
2,357円
(2,907円)
1,100円/月30,000円0円0円
aueo光
(関西エリア限定)
3,695円
(4,481円)
2,732円
(3,518円)
1,100円/月戸建て:10,000円(商品券)
マンション:3,000円(商品券)
実質無料3,300円
au@nifty光4,402円
(5,007円)
3,078円
(3,684円)
1,100円/月27,000円実質無料3,300円
auBBIQ
(九州エリア限定)
3,805円
(4,355円)
2,954円
(3,504円)
1,100円/月戸建て:30,000円
マンション:25,000円
実質無料880円
auAsahiNet光4,402円
(4,909円)
3,192円
(3,799円)
1,320円/月戸建て:19,800円
マンション:16,500円
戸建て:19,800円
マンション:16,500円
880円
auDTI光4,046円
(5,366円)
2,718円
4,038円)
1,320円/月戸建て:20,000円
マンション:17,000円
戸建て:19,800円
マンション:16,500円
3,300円
auJ:COM光3,660円
(4,210円)
4,073円
(4,623円)
1,100円/月6,000円相当
(QUOカードPay)
実質無料3,300円
SoftBankNURO光3,492円
(4,042円)
3,492円
(4,042円)
1,100円/月45,000円実質無料3,300円
SoftBankソフトバンク光4,345円
(4,895円)
2,805円
(3,355円)
1,100円/月33,000円実質無料3,300円
お使いの
格安SIM
光回線
3年間の実質月額料金
参考
戸建てマンションスマホセット割引キャッシュバック工事費事務手数料
UQモバイルauひかり2,471円
(3,329円)
1,335円
(2,193円)
858円/月82,000円実質無料※13,300円
Y!mobileソフトバンク光4,257円
(4,895円)
2,717円
(3,355円)
1,188円/月33,000円実質無料3,300円
OCNモバイルONEOCN光4,921円
(5,141円)
3,179円
(3,399円)
220円/月40,000円戸建て:19,800円
マンション:16,500円
3,300円
iijmioIIJmioひかり3,619円
(4,279円)
2,427円
(3,087円)
660円/月40,000円
(選べるe-GIFT券)
戸建て:19,800円
マンション:16,500円
0円
DTI SIMDTI光5,201円
(5,366円)
3,873円
(4,038円)
165円/月戸建て:20,000円
マンション:17,000円
戸建て:19,800円
マンション:16,500円
3,300円
LIMBO@TCOMヒカリ4,363円
(4,583円)
3,025円
3,245円)
220円/月戸建て:35,000円
マンション:33,000円
戸建て:19,800円
マンション:16,500円
3,300円
NifMo@nifty光4,732円
(5,007円)
3,408円
(3,684円)
220円/月27,000円実質無料3,300円
 光回線
3年間の実質月額料金
参考
戸建てマンションスマホセット割引キャッシュバック工事費事務手数料
スマホセット割
なし
フレッツ光
東日本
6,551円4,314円戸建て:19,800円
マンション:16,500円
880円
エキサイト光4,827円3,727円実質無料1,100円
ぷらら光5,830円4,418円戸建て:19,800円
マンション:16,500円
0円
U-NEXT光5,731円4,433円26,400円3,300円
おてがる光4,800円3,700円実質無料3,300円
とくとくBB光5,343円4,243円5,000円実質無料3,300円

※1:ひかり電話の加入が条件
※料金はすべて税込み

表の補足説明

・新規申込で3年間利用する際に最安値になる方法で算定
・キャッシュバック額は81社調査し、最もお得な申込窓口で申し込んだ場合の額で算定
・カッコ内はスマホセット割をしない場合の実質月額料金
・auとSoftBankのセット割は「光回線+光電話」が適用条件となるため、光電話の料金も含めて算定
・スマホセット割引は最大額・1人分の適用で算定
・フレッツ光のプロバイダはBB.エキサイト(月額550円)で算定
・UQモバイルは「auひかり」のみの実質月額料金を記載

※キャンペーン内容や料金は変わる可能性がありますので、必ず公式ページで確認してください。

もっと見る


この料金調査をスマホキャリア別にまとめたものが、下図の「実質月額料金が安いおすすめの光回線BEST3」です。

あなたにとって最も安く利用できる光回線がわかりますので、ぜひ確認してみてください。

最安光回線BEST3※2023年6月作成

上記の光回線には申込窓口が複数あり、キャンペーンがそれぞれ異なりますが、最もお得に契約できる申込窓口をまとめると以下のとおりです。

←スマホの場合は左右にスクロールできます→

おすすめ光回線提供エリア最安申込窓口
auひかりauひかり【戸建て】全国(東海 / 関西 / 沖縄県を除く)
【マンション】全国(沖縄県を除く)
GMOとくとくBB
(プロバイダ)
ドコモ光ドコモ光全国GMOとくとくBB
(プロバイダ)
ソフトバンク光ソフトバンク光全国GMOとくとくBB
(代理店)
NURO光NURO光北海道 / 東京都 / 神奈川県 / 埼玉県 / 千葉県 / 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 愛知県 / 静岡県 / 岐阜県 / 三重県 / 大阪府 / 兵庫県 / 京都府 / 滋賀県 / 奈良県 / 広島県 / 岡山県 / 福岡県 / 佐賀県の一部NURO光
(公式特設サイト)
コミュファ光コミュファ光愛知県 / 岐阜県 / 三重県 / 静岡県 / 長野県NEXT
(代理店)
ピカラ光ピカラ光徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県 NEXT
(代理店)
ビッグローブ光ビッグローブ光全国NEXT
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なお、各おすすめ光回線のメリットや注意点など、詳細を知りたい場合は『光回線のおすすめ7選【2023年5月】25社を比較した本当にお得な選び方を解説』の記事をご覧ください。

続いて、おすすめのテザリング用SIMプランについて解説します。

4.大容量のテザリングができるおすすめのSIMプラン

結論、20GB以上のデータ容量を使えるSIMプランの中で、最もおすすめなのは『楽天モバイル』です。

大容量のテザリングに楽天モバイルがおすすめな理由

  • 【容量】データ容量無制限でテザリングを利用できる唯一のキャリア
  • 価格】月間30GB以上の利用で、他社スマホプランと比較して最安
  • 速度】下り平均19.0Mbpsで、3大キャリアを除く大容量SIMの中で最速

実際に、大容量プランを提供している全14社の料金と速度を比較したところ、以下の表のとおりとなりました。

なお、各容量帯で最もお得な料金を黄色の背景で記載しています。

また、グレー字の部分は、使いたい容量のジャストのプランがないため、そのサービス中でも一番安いプランの金額を記載しています。

-スマホの方はスクロールできます-

SIMテザリングで利用したい容量平均速度
30GB40GB50GB60GB無制限下り(Mbps)上り(Mbps)
楽天モバイル3,2783,2783,2783,2783,27819.05.9
docomo7,2057,2057,2057,20526.24.2
au7,23850.85.6
SoftBank7,23845.95.6
エキサイトモバイル_Flat4,1585,2586,3583.83.9
エキサイトモバイル_Fit4,4007,70011,1983.83.9
イオンモバイル4,3785,4786,5783.72.6
DTI SIM4,7306,0506,0508.53.0
NifMo4,7306,0506,0502.72.8
QTモバイル3,3001.65.6
スマモバ3,8281.75.0
HISモバイル6,5675.82.9
LIBMO7,2383.55.9
BIGLOBEモバイル8,1954.71.4

※上記の料金に加えて、機種代金が別途必要となる場合があります。
※速度の数値については、当社で朝・昼・晩のそれぞれの時間帯で速度を測定し、それらの平均を表記しています。

上記の表のように、楽天モバイルはデータ無制限でテザリングができる唯一のSIMで、価格面でも月間30GB以上利用する人にとって最もお得なプランとなっています。

それでは、楽天モバイルについて詳しく見ていきましょう。

楽天モバイル

楽天モバイル出典:楽天モバイル

楽天モバイル』は、第4の大手キャリアである楽天が提供しているSIMです。

日本全国の楽天回線エリアで、データが使い放題で、楽天専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、国内通話がかけ放題となります。

また、世界66ヵ国と地域を対象に、海外でも月間2GBまでデータ容量を利用でき、SMSも無料です。

楽天モバイルの料金プラン

楽天モバイルの料金プランは「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」のみです。

また、Rakuten UN-LIMIT Ⅶで契約できるSIMの種類は「音声付きSIM」となります。

月額基本料金は下記のとおり、毎月使用したデータ容量で3段階に変動する料金体系となっています。

「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」の料金体系出典:楽天モバイル

Rakuten UN-LIMIT Ⅶ
SIMタイプ音声通話
国内通話0円
月間データ容量0~3GB未満1,078円/月
3GB以上~20GB未満2,178円/月
20GB以上~無制限3,278円/月

※料金はすべて税込み

ただし、月間データ容量が無制限で使えるのは、国内の楽天回線エリアのみです。

国内でもパートナー回線エリアは月間5GB、海外は月間2GBまでしか使えませんので注意しましょう。

Rakuten UN-LIMIT Ⅶ
国内楽天回線エリア制限なし
パートナー回線エリア5GB/月
海外2GB/月

なお、パートナー回線エリアでデータ容量を超えた場合は、通信速度が最大 1Mbpsに制限されます。

また、海外でデータ容量を超えた場合は、通信速度が最大128kbpsまで制限されてしまうので注意してください。

そのため、楽天モバイルは「my楽天モバイルアプリ」を使って、国内の楽天回線エリアを確認しながら利用するとよいでしょう。

楽天モバイルのお得なキャンペーン

最後に、楽天モバイルのお得なキャンペーンを2つ紹介します。

お持ちのスマホそのままOK!最大8,000ポイント還元キャンペーン

楽天モバイル初めての申込で最大8,000円相当ポイント還元出典:楽天モバイル

初めての「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」プラン申し込みで、最大8,000円相当分の楽天ポイントがもらえるキャンペーンです。

最大8,000円相当分の内訳は、次の2つのキャンペーンの同時利用によるものです。

←スマホの場合は左右にスクロールできます→

キャンペーン名キャンペーン
コード
もらえる
楽天ポイント
回線契約のみでOK!通常のRakuten UN-LIMIT VIIお申し込み特典に加えて、さらに5,000ポイントプレゼントキャンペーン15875,000pt
【Rakuten UN-LIMIT VIIお申し込み特典】だれでも3,000ポイントプレゼント15263,000pt

以下の「申し込み条件」をクリアすれば8,000ポイントがもらえますので、お得に利用するとよいでしょう。

<キャンペーンコード>

1587, 1526

<申し込み条件>

  1. 2020年4月以降、楽天回線に初めて申し込む人が対象
  2. 新規、乗り換え(MNP)、プラン変更で「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」に申し込み
  3. 申し込み翌月末日の23:59までに、以下の内容を達成する
    ・開通手続きをしてプランの利用を開始する
    ・「Rakuten Link」アプリを利用して10秒以上通話する

<キャンペーン期間>

2022年7月20日(水)9:00~終了日未定

<ポイント付与日>

プラン利用開始およびRakuten Linkの利用が確認された月の翌々月末日ごろに付与

iPhoneトク得乗り換えキャンペーン|最大24,000ポイント還元

iPhoneトク得乗り換えキャンペーン|最大24,000ポイント還元出典:楽天モバイル

「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」に初めての申し込みと同時に対象のiPhone(14・13・SE・12)を購入すると、最大で24,000円分の楽天ポイントが還元されるキャンペーンです。

還元されるポイントは、購入の条件によって次のように異なります。

←スマホの場合は左右にスクロールできます→

購入条件iPhone 14・13・SE・12
対象機種の購入16,000ポイント
初めての申し込み3,000ポイント
楽天モバイルiPhone
アップグレードプログラム
5,000ポイント
還元される合計ポイント最大24,000ポイント

※本体代48回払いの場合

なお、「iPhoneアップグレードプログラム」を利用して、本体代金の支払いを48回に設定しないと、受け取れるポイントが減ってしまう点には注意が必要です。

<キャンペーンコード>

1526, 1715

<申し込み条件>

  1. 初めて楽天回線に申し込む人が対象
  2. 「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」に申し込み、キャンペーン対象製品(iPhone)を購入する
  3. 申し込み翌月末日の23:59までに、以下の内容を達成する
    ・開通手続きをしてプランの利用を開始する
    ・「Rakuten Link」アプリを利用して10秒以上通話する

<キャンペーン期間>

【Web】
2022年12月8日(木)9:00~終了日未定

【店舗(楽天モバイルショップ)】
2022年12月8日(木)開店~終了日未定

<ポイント付与日>

「Rakuten Link」の利用が確認された月の翌々月末日ごろに付与

他にもたくさんのキャンペーンが開催中ですので、一度覗いてみることをおすすめします。

楽天モバイル公式

楽天モバイル公式サイト
https://mobile.rakuten.co.jp

※特定の紹介サイト経由だとキャンペーン等の条件が変わる可能性があるため、上記からお得に申し込んでください。

まとめ

このページでは、インターネット回線の種類とメリット・デメリットに加え、それぞれのおすすめ回線と失敗しない選び方をご紹介しましたが、いかがでしたか?

インターネット回線は大きく分けると有線タイプと無線タイプの2種類ですが、無線のモバイル回線はメリットが薄いため、自宅で利用する場合は有線の「光回線」、外出先などでは「テザリング」がおすすめです。

このページを参考に、快適なネットワーク環境を手に入れることを心より願っております。

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