
Yahoo!Wi-Fiは広告を見て安く使えそうだからが気になっていませんか?
結論、Yahoo!Wi-Fiは既に新規サービス提供を終了しており、そもそも速度や料金の面でよりお得なモバイルWi-Fiがあったため、選ぶべきではありませんでした。
このページでは、Yahoo!Wi-Fiがサービス提供を終了せざるを得なくなった最大の理由として、Yahoo!Wi-Fiが抱えていたデメリットを解説した上で、あなたが最も便利なモバイルWi-Fiをよりお得に申し込むためのコツを以下の流れで紹介します。
すべて読めば、最もお得でストレスなくモバイルWi-Fiを利用できるようになります。
1. Yahoo!Wi-Fi抱えていたデメリットとは
『Yahoo!Wi-Fi』は、Yahoo! JAPAN が提供するモバイルWi-Fiサービスでしたが、2019年1月31日で新規サービス提供が終了しました。
ただ、モバイルWi-Fiにはその他多数のサービスがあり、特に下記のサービスは、たくさんのデータ通信をストレスなく安価に利用できるのでおすすめです。
- 『UQ WiMAX』
まずこの章では、これからモバイルWi-Fiサービスを選ぶ際の指針として、既に新規サービス提供を終了したYahoo!Wi-Fiが抱えていたデメリットについて説明します。
Yahoo!Wi-Fiのデメリット
Yahoo!Wi-Fiが抱えていた最大のデメリットは、以下の通りです。
- ずば抜けて端末の性能が高くなかった上に、他社と比較しても料金が安くなかった
この背景などを4つの観点から解説していきしょう。
- 動画や写真を快適に見ることができなかった
- 端末の性能が低かった
- 無制限で使えるエリアは思っているより狭かった
- 実質的な値段が高く、コストパフォーマンスが悪かった
これからその理由を、具体的にご説明します。
理由1. 動画や写真を快適に見ることができなかった
『Yahoo!Wi-Fi』側の通信量を削減するために、勝手にデータ内容を省略されます。
そのため、下記の2つのデメリットがあります。
- 動画や写真を開く時に時間がかかる
- 他社の通信に比べて強制的に画質が悪くなる
実際に、私自身使ってみた実感を含め、ネット上の口コミ・評判でも「遅い」「繋がらない」「画質が悪い」という言葉をよく見かけます。
以下の公式ページからの引用をもとに、どういうことかわかりやすくご紹介します。
出典: Yahoo!Wi-Fi
(1)動画や写真を開く時に時間がかかる
まずは通信速度の制御ですが、上記対象の通信を利用する場合、速度制限がかかっていない時でも通信速度を抑えられます。
具体的には、動画・写真関係を使う時は通信速度が遅くなることが多いと考えて良いでしょう。
(2)他社の通信に比べて強制的に画質が悪くなる
次に「最適化」なる一見するともっともらしい良い印象を受けるような言葉を使った表現ですが、要するに下記のようなことです。
Yahoo!Wi-Fi側の通信量を抑えるために、動画や画像のサイズを小さくし、知らぬ間にコンテンツが劣化している。
ちなみに、docomo、auなど他のポケットWi-Fiサービスでも「最適化」は行われていますが、オプションの設定画面で「最適化」を行わないように変更することができます。
しかし、Yahoo!Wi-Fiでは強制的に「最適化」を選択させられます。
WiMAXでは「最適化」は行われていません。
サービス規約に注意!
更に契約時の約款・サービス規約には以下のような注意書きも記載されています。
出典:Yahoo!Wi-Fi
「事前に通知することなくその通信を切断または制限する場合があります」とありますが、これは常時接続と高速通信の保証がないという解釈ができます。
また基準の見直しの可能性にも触れており、今後改悪されて不便なサービスになる可能性があります。
通信サービスに限らず、何かを契約する時には面倒かもしれませんが、約款やサービス規約をよく読むことであなたの利用目的に本当に合ったサービスを利用できるでしょう。
理由2. 端末の性能が高くなかった
『Yahoo!Wi-Fi』自体が、低価格を実現するためにやや性能が低い機種を販売するというコンセプト商品であるように思えます。
モバイルWi-Fiを選ぶ上で端末の通信速度は重要な要素になります。
そのため、WiMAXで最も優れた機種であるW06とYahoo!Wi-Fiの最新機種603HWの最大通信速度を比較しました。
603HW | WiMAX(W06) | |
下り最大通信速度 | 612Mbps | 867Mbps |
上り最大通信速度 | 37.5Mbps | 75Mbps |
603HWの最高通信速度は、w06より明らかに劣っています。
理由3. 無制限で使えるエリアは思っているより狭かった
「Yahoo!Wi-Fi」は、「無制限」というところが一つの長所なのですが、実はこの「無制限」という言葉、あなたのイメージと違う可能性があります。
2021年3月現在、Yahoo!Wi-Fiでは下図のような広告を出しています。
実は、この超高速通信は、一部エリアでしかできません。
これを知らないで、携帯などの電波で使われている「LTE」が無制限で使えると思っていて、いざ契約したら全然つながらなかったという人も多いと聞きます。
実際にどれくらい狭いのか見てみましょう。
以下の画像は、ワイモバイルの通常エリア(赤色)とアドバンスモードエリア(青色)の対応エリアを色分けしたものです。(2018年11月)
引用:Yahoo!Wi-Fi
赤色の「通常エリア(LTE)」は都市から山まで広く対応していますが、青色の「アドバンスモード」対応エリアは圧倒的に少ないのが一目瞭然ですね。
※「無制限」と言いつつ、厳しい速度制限も存在する
後述しますが、Yahoo!Wi-Fiでは「3日で3GB」を超える通信をすると、128kbpsの速度制限を受けます。
実際に、128kbps以下に制限されてしまうと、通常のインターネットも満足にできない速度で、ストレスたまりまくりです。
理由4. 実質的な値段が高く、コストパフォーマンスが悪かった
前述の通り、Yahoo!Wi-Fiは広告のイメージよりは快適に使えないサービスにも関わらず、実は広告ほどお得ではありません。
Yahoo!Wi-Fiが集客をするための良いアピールは大きく広告していますが、実際に利用者が契約をして使うのに不利な内容は約款やサービス規約の小さな文字で分かりにくくしています。
月額料金はそんなに安くはない
実際に負担する金額をきちんと明示しないで、広告では安く思える数字を大きく表示しています。
しかし実際は、下記の通り無制限プランで「4,380円」とそんなに安くありません。
サービス | 契約年数 | 月額料金 | 初期費用 | キャンペーン(GMOとくとくBB) | 実質費用 | |||||
開通月(日割り計算) | 1~2ヵ月目 | 3~12カ月目 | 13~36カ月目 | 事務手数料 | 端末代金 | キャッシュバック | 3年あたり | 1年あたり | ||
WiMAX | 3 | 3,609 | 3,609 | 4,263 | 4,263 | 3,000 | 0 | 34,500 | 120,006 | 40,002 |
603HW | 3 | 3,696 | 3,696 | 4,380 | 4,380 | 3,000 | 0 | 0 | 176,148 | 58,716 |
※2019年1月時点
※WiMAXは、プロバイダ「GMOとくとくBB」で契約した場合
期間限定のキャンペーンの割引額を見せたり、事実上必須であるYahoo!プレミアムの会員費が含まれていないため、実際にはもっと高い料金を払わないと使うことができません。
2. Yahoo!Wi-Fiキャンペーンやサービスの口コミ・評判
この記事だけでなく、他の人の口コミや評判も当然気になり判断するための参考にしたいと考えるでしょう。
この章ではネット上での良い評判と悪い評判の2つに分けてご紹介します。
2-1. 良い評判
(見た目の)月額料金が最安級で使えること、最短翌日から使用できること、テレビも見れることなどがあります。
2-2. 悪い評判
サポートの悪さや回線速度の遅さ、解約金が高額であるなどの意見が多いです。
また、テレビを見れることを売りにしているデータプラン2の502HW端末で使うアプリも「全然見れない・繋がらない」という評価がズラリと並んでいます。
投稿されている口コミや評判も悪いものが多く、快適に使えている人は一部であることがわかります。
解約の手続きと問い合わせ先
解約の手続きはWeb上で手続きをすることができずに、一度カスタマーセンターに直接電話をして解約申込書を送ってもらい、必要事項を記載・捺印しEM chipを同封の上、返送する必要があります。
解約申込書が届いた時点で、解約が成立するという時間も手間もかかる手続きになるので余裕を持って手続きをしてください。
Yahoo! Wi-Fi カスタマーセンター:0120-736-020 (受付時間9:00~20:00)
3. 徹底比較でわかる本当におすすめなモバイルルーター
「Yahoo!Wi-Fi」は、今まで説明してきた理由でおすすめしません。
結論としては、『UQ WiMAX』という会社から出ている『W06』というポケットWi-Fiがおすすめです。
選定の理由としては、下記の通りシンプルです。
- 「無制限」でデータ容量が使える
- 「速度制限」がかかりづらい
- 「操作」が簡単
- 「コストパフォーマンス」が一番高い
実際にUQ WiMAXの『W06』を後述の販売代理店『GMOとくとくBB』経由で購入すると、下記のような最高の条件で利用が可能です。
UQ WiMAX 『W06』 | Y!mobile 『603HW』 | docomo 『N-01J』 | |
機種 | ![]() | ![]() | ![]() |
プラン名 | ギガ放題 | アドバンスオプション | データMパック |
月額料金 | 3,577円※ | 4,380円 | 6,900円 |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 5GB |
速度制限条件 | 3日で10GB利用で1Mbpsに制限 (youtube視聴は可能な速度) | 3日で10GB利用で1Mbpsに制限 (youtube視聴は可能な速度) | 5GB利用で128kbsp(超低速)に制限 |
契約期間 | 3年 | 3年 | 2年 |
※キャッシュバックを含む3年間の実質月額料金です
実は大前提として、ポケットWi-Fiは『au』『UQ WiMAX』などの「サービス提供元の会社」によって、「すぐに速度制限にかかって、全然使い物にならない」「料金が全く違う」など大きく差が出ます。
これらの5社を「データ容量」「速度制限」「月額料金」「高速通信できるエリア」の4つのポイントで徹底比較したのが以下の表です。
データ容量(無制限で使えるか) | 速度制限 | 月額料金 | 高速エリア通信 | |
docomo | × | △ | × | ◎ |
au | ◯ | 〇 | ◯ | ◯ |
SoftBank | × | △ | ◯ | ◯ |
Y!mobile | ◯ | 〇 | ◯ | ◯ |
UQ WiMAX (★おすすめ) | ◯ | 〇 | ◎ | ◯ |
この章では、各項目の重要性と各社の詳細についてわかりやすくご紹介します。
ポイント1. データ容量をたくさん使えるか
第一のポイントとして、月間データ容量のプランが「無制限」で使えるかどうかはとても重要です。
どういうことかというと、各社のポケットWi-Fiデータ容量に関しては下記の2パターンあります。
- 月に5GB、7GBなどデータ容量が制限されるプラン(携帯料金と同じ)
- 月のデータ容量に制限がない(無制限)のプラン
無制限プランにもデメリットはありますが、速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったら無制限にするのがおすすめです。
なので、ポケットWi-Fiを選ぶ際は、「自分が無制限で使いたいかどうか」「どの会社が無制限プランを提供しているのか」の2点を確認しましょう。
無制限で使えるのは『au』『Y!mobile』『UQ WiMAX』の3社
ここで5社の月間通信量を比較すると、月間通信量が無制限で使えるのは、「au」「Y!mobile」「UQ WiMAX」の3社です。
月間通信量 | |
docomo | 5GB or 20GB |
au | 7GB or 無制限 |
SoftBank | 7G |
Y!mobile | 7GBまたは無制限 |
UQ WiMAX | 7GBまたは無制限 |
docomoとSoftbankは、データ容量が決まったプランしかないので注意しましょう。
無制限プランにすべきか悩んでいる方へ
7GBというのがポイントになります。 データ容量7GBの基準は、下記の通りです。
繰り返しになりますが、速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったら無制限プランにするのがおすすめです。
ポイント2. 速度制限がかからないか
たくさんデータを使うことができても、使い過ぎることでまったく使い物にならないレベルで速度制限をすぐに受けてしまう会社もあります。
会社によって大きく変わってくるので、5社の月間通信量と速度制限の条件、制限時の通信速度を下記に比較しました。
(1)無制限プランではない場合の違い|5社すべて共通で速度制限が厳しい
どの5社であっても無制限プランでない場合は、契約時に決めた月間データ容量(7GBなど)を超えてしまうと128kbpsというほぼ使い物にならないレベルの速度制限を受けてしまいます。
特に注意なのが『SoftBank』で、無制限プランでなくても「3日合計で1GB使うと、128kbpsの速度制限」があります。
なので、迷ったら基本的には無制限プランを選択しておけば、いかなる状況でも安心なのでおすすめです。
※docomoは、3日で○GBというような短期制限はありませんが、料金が高いのでおすすめしません。(詳しくは、後述します)
(2)無制限プランありの3社の違い|『Y!mobile』『au』『UQ WiMAX』
2017年5月5日をもって、『Y!mobile』『au』『UQ WiMAX』の3社はほぼ横並びの無制限プランになりました。
旧:3日で3GBを使うと、128kbpsに通信速度を制限(ほぼ使えない)
新:3日で10GBを使うと、1Mbpsに通信速度を制限(youtubeが視聴可能な速度)
上記の「1Mbps」はYoutubeの動画を標準画質で見れるぐらいの速度なので、「Y!mobile」「au」「UQ WiMAX」は制限を受けても快適に使い続けることができます。
しかし、『Y!mobile』はおすすめしない
結論から言うと、当サイトでは「Y!mobile」は下記の理由からおすすめしません。
- 動画や写真を快適に見れない
- サービス内容の改悪が著しい
- 料金が割高(次章で説明)
- 無制限プランのエリアが狭い
要するに、「料金が割高」かつ「細かい部分で様々な罠が仕掛けられている」ということです。
※詳しくは「ワイモバイルのポケットWi-Fiをおすすめしない全理由」でもご紹介しています。
※『au』と『UQ WiMAX』の違い
実は、上記の通り「au」「WiMAX」は提供サービス自体は同じなのです。
ただし後述しますが、「UQ WiMAX」にはプロバイダをしっかり選べば3万円以上の割引を受けられるので、そちらを確実におすすめします。
ポイント3. 月額料金が安いか
私が住んでいるのは地方になるので、電波が届くか届かないかで選ぶしかなくてdocomoにしました。エリアも速度もそんなに不満はないんですけど、料金だけが…docomoユーザーならセット割引があるとかもう少し安くならないですかね…
高い料金を払えばたくさん使えるのは当然の話なので、いかに安い料金でたくさんのデータ量が使えるのか知りたいところです。
通信会社別の「月額料金」と「月間通信量」、「割引」は下図の通りです。
月額料金 | 月間通信量 | 割引 | |
docomo | 6900円 | 5GB | × (ドコモを使っていても割引なし) |
au | 3696円 | 7GB | △ (auユーザーは割引あり) |
4380円 | 無制限 | ||
SoftBank | 3696円 | 7GB | △ (ソフトバンクユーザーは割引あり) |
Y!mobile | 3696円 | 7GB | × (Y!mobileユーザーも割引なし) |
4380円 | 無制限 | ||
UQ WiMAX | 3696円 | 7GB | ◎ (お得なプロバイダを選べば約3万円安い) |
4380円 | 無制限 |
※全てキャンペーン適応後の税抜き価格です
(1)docomoだけは異常に高い
docomoは月間5GBのデータ容量プランがありますが、他社と比較して3,000円以上も高いです。
「docomoユーザーだから割引」というキャンペーンもないので、価格面ではおすすめは難しいです。
(2)他4社は横並びだが、セット割・プロバイダ割で差がでる
月額料金と月間通信量に関して、一見するとdocomo以外の料金は横並びのように見えます。
・一番お得なのは、WiMAX|プロバイダによる割引がお得すぎる
結論から言うと、WiMAXにはプロバイダ(販売代理店)による割引があるので、自分がどの携帯会社を使っていても最安です。
例えば『GMOとくとくBB』というWiMAXのプロバイダを利用すれば、下記の通り2年間で3万円以上もお得に契約できます。
会社名 | ![]() | ![]() | ![]() |
プラン名 | UQ Flatツープラス ギガ放題 | WiMAX 2+ フラット for DATA EX | GMOとくとくBBギガ放題 |
初期費用 | 3000円 | 3000円 | 3000円 |
端末受取月(初月) | 3696円 | 4380円 | 0円 |
1ヶ月目〜2ヶ月目 | 3696円 | 4380円 | 3609円 |
3ヶ月目〜24ヶ月目 | 4380円 | 4300円 | 4263円 |
キャッシュバック | 0円 | 0円 | 30000円 |
2年間の総額費用 | 106069円 | 111448円 | 71004円 |
2年間の実質月額費用 | 4602円 | 4643円 | 2958円 |
・キャリアによるセット割
「au」と「SoftBank」に関しては、自分がその会社の携帯を使っていれば、お得になります。
- au:「auスマートバリューmine」
- SoftBank:「新Wi-Fiセット割」
しかし、月1000円程度の割引なので、WiMAXのプロバイダを活用した方が安くなります。
注:WiMAXもauユーザーであれば割引あり
WiMAXを契約する場合も、auユーザーであれば「auスマートバリューmine」の割引を受けることができます。なので、ポケットWi-Fiでauを選ぶ理由は特にないかと思います。
ポイント4. 高速通信できるエリアが広いか
速度制限受けてないのに、遅い。スピードメーターで速度計測したけど、1Mbpsも速度が出ないからストレス!都心なら、100Mbps以上出るはずなのに。
ポケットWi-Fiを利用するのに、速い速度で利用できるエリアが広いかどうか気になりますよね。
最後に、通信速度と通信エリアについて解説していきます。
通信速度について
下記のように提供会社によって差があります。
速い方がいいに越したことはありませんが、実はこの速度はそこまで重要ではありません。
理由は2つあります。
最大速度を気にしなくていい理由1. あくまでも理論上の値
公式サイトには、必ずどの会社にも小さく注が振られています。下記はdocomoの例です。
あくまでも「最高の環境が揃えば、技術的にはこれくらい出るよ!」という数値なので、一つの参考程度にしましょう。
大事なのは実測値です。現時点では、WiMAXが実は一番早く、公式ホームページで紹介している実測マップでも場所によっては100Mbpsと光回線並の速度が出ているのでおすすめです。
最大速度を気にしなくていい理由2. 高速通信のエリアが限られている
実はこの最大速度が出るエリアは限られています。
首都圏の一部エリア以外は当面は対象外ですので、やはり参考程度にしたほうがよいでしょう。
通信エリアについて
以前はdocomoが一番つながることで有名でしたが、最近は各社共にエリア拡大にかなり力を入れてきていて、以前ほど繋がらないエリアの差はなくなってきています。
ご自分の自宅や職場、よく行く場所などで使えるエリアなのか、またどのくらい高速で通信できるのかを下記のリンクで判定をして比較してみてください。
結論:ポケットWi-Fiなら「WiMAX」がベスト
UQ系WiMAXの通信量は月間無制限で利用することができ、3日間で10GB以上使って速度制限を受けても実測で1MbpsというYoutubeの動画を標準画質で見るのにストレスを感じないほどの速度で使い続けることができます。
価格も他のサービスと比較しても最安値で、2021年3月現在、ポケットWi-Fiの中でただ一つの選択肢と言って良いでしょう。
Yahoo!Wi-Fiを検討すべき人は?
基本的にはWiMAXをおすすめしますが、下記の2つの条件を同時に満たす方は、Yahoo!Wi-Fiを検討してみてもいいでしょう。
- Yahoo!プレミアム会員への加入がメリットに感じる
- 月間7GBしか利用の予定がなく、最大通信速度や画質にこだわりがない
「Yahoo!Wi-Fi」を契約する場合、Yahoo!プレミアム会員への加入が必須です。そのため、自分にとってその加入に価値があるか冷静に判断することが重要です。
加入するかどうかの判断基準は、下記のYahoo!プレミアム会員特典が魅力的に写るかどうかで決めるといいでしょう。
買い物が安心・お得にできる |
|
娯楽を楽しめるサービスがある |
|
お得に物を売買できる |
|
さらに、「無制限プラン」ではWiMAXの方が総合的に上回るのでYahoo!Wi-Fiはおすすめしませんが、月間7GBでは前述の「Yahoo!プレミアム会員」への加入に価値を感じれば、WiMAXとほぼ同じくらいの価格で利用が可能です。
もちろん、WiMAXと比べてしまうと、「最大通信速度が1/3」「通信の質が悪い」などのデメリットもありますが、キャッシュバック手続きなどもないので、検討することをおすすめします。
4. 最もお得にWiMAXを契約するための全手順
ポケットWi-Fiを契約するのであれば、Yahoo!Wi-FiのポケットWi-FiよりもWiMAXが性能面でも価格面でもおすすめです。
ただし、「UQ WiMAX」公式ページで買うより代理店(プロバイダ)で買う方が4万円以上お得になるなど、知っておくべきことがいくつかあります。
この章では、申し込みの方法から注意点まで、WiMAXを最もお得に購入するための全手順を解説します。
WiMAXを申し込むために、下記3点を決めなければなりません。
- 契約プランを決める
- 機種を決める
- プロバイダを決める
それぞれ結論からいうと、契約プランは「ギガ放題」、機種はW06、プロバイダは『GMOとくとくBB』を選びましょう。
順番に解説します。
3-1. 契約プランを決める
プランは「通常プラン3670円(税抜)」か「ギガ放題プラン4350円(税抜)」で選びます。
- 通常プラン:データ量が月間7GBを超えると128kbpsの速度制限がかかります
- ギガ放題プラン:データ量の月間制限がないため制限を気にせずインターネットを楽しめます
どちらのプランにすべきか悩んでいる方へ
7GBというのがポイントになります。 データ容量7GBの基準は、下記の通りです。速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったらギガ放題にするのがおすすめです。
3-2. 機種を決める
Wi-Fiルーターは主に6機種から選ぶことができますが、結論としては「W06」が圧倒的に優れており、具体的には以下4つの理由から間違いなくおすすめです。
- 通信速度が最速(558Mbps、LTE利用で867Mbps)
- 格段につながりやすい
- 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能
- 上り通信速度が速く、画像アップロードなども高速
※2020年3月以降、KDDIにより最新機種「W07」のサービス提供が開始される予定ですが、法人向けサービスなので、個人で契約することができません。
上記のポイントをひとつずつ簡潔にご紹介します。
※スペック比較表
ポイント1. 通信速度が最速
「W05」が発売されたときにも大きな進化だと感じた点ですが、下り最大通信速度が558Mbps(有線接続の場合1237Mbps)と現存するどのポケットWi-Fiと比較しても最速です。
WiMAXは当然ながら通信速度が最重要なので、この時点で選択肢は「W06」に絞られます。
「WX06」や「WX05」を選んでしまうと、118Mbpsも最高速度が遅くなってしまいます。
ポイント2.格段につながりやすい
「W06」は、基地局からの電波を受信する性能と、接続端末へ電波を送信する性能の両方が向上しており、つながりやすさが大幅に上がっています。
前代機種の「W05」にはない、以下の2つの機能が備わっているからです。
- 高性能ハイモードアンテナ
- TXビームフォーミング
WiMAXで最も重要な通信速度が20%程度向上することが期待できるため、大きな進歩といえます。
高性能ハイモードアンテナ
高性能ハイモードアンテナを搭載することで、基地局からの電波を受信する性能を高め、通信速度を20%程度改善しています。
建物の中の窓から遠い場所など、これまで繋がりづらかった場所から繋がりやすくなります。
TXビームフォーミング
TXビームフォーミングは、接続端末へ電波を送信する性能を高め、通信速度を20%程度改善できる機能です。
通常は放射線状に発信される電波を、接続する端末の位置を自動検知して、その方向に集約して発信します。
「WX05」にも同様の機能が搭載されていますが、クレードルに設置した状態でのみ有効でした。
「W06」はクレードル不要で、この機能を使うことができます。
ポイント3. 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能
何ができるかというと、「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」というauのLTE網を利用したより広域をカバーした通信を利用でき、最高速度867Mbpsの高速通信が可能です。
「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」とは 主にWiMAX回線が通っていないエリアで使われるモードで、「au 4G LTE回線」を使用して通信が可能になります。 利用した月は1,005円の費用がかかるデメリットはありますが、タッチパネルから簡単に切り替え操作ができて、電波が弱いエリアへの出張や旅行など万が一のときに非常に重宝するモードです。
ポイント4. 上り通信速度も大幅アップ
あまり馴染みのない用語かもしれませんが、「上り最高速度」も最新機種WX06や前代機種のW05と同様、それ以外の機種よりも2.5倍と大幅に速いです。
- W06・WX06・W05:上り最大75Mbps
- それ以外:上り最大30MBps
※「上り速度」とは簡単に言うと、写真や動画のデータをWEB上にアップロードする際の速度です。WEBの閲覧などは「下り速度」と言い、ポイント1で説明した速度のことです。
上り速度が向上することにより、写真や動画のアップロードが高速化しているので、InstagramやFacebook、Twitter、Youtubeで投稿する際に、よりサクサク快適に利用することができます。
今までなかなか改善されなかったら上り速度が、「W06」「WX06」「W05」では2.5倍と大幅に向上しています。
クレードル・USBケーブルは同時購入すべきか?
クレードル(WiMAXを充電する台のようなもの)とケーブルは同時購入が可能ですが、高いので公式ページで購入する必要はありません。
クレードルはそもそも購入しても使わない人が多いですが、必要だと感じたらAmazonで「WiMAX クレードル」と検索すれば3,000円前後で手に入ります。
3-3. プロバイダを決める
申し込み先のプロバイダによって、キャッシュバック額が約3万円ほど変わるため、しっかりプロバイダを比較して申し込みましょう。
次の項目でまとめる表で、一番安いプロバイダはどこか比較していきます。
実質月額料金はどこが安いか
選ぶプロバイダでWiMAXの速度やサービス自体は一切変わらないため、キャッシュバックを含めて3年間使った場合のトータル費用がどれだけ安いかを確認しましょう。
なぜなら、「月額料金」を見せかけで安くして、『付帯サービス料金』などで水増ししているプロバイダもあるからです。
下記の表では、「データ通信容量の実質無制限プラン」に絞って、WiMAXのプロバイダと機種の組合せの「1ヶ月あたりの実質費用」を比較しました。
※2021年3月現在、安い順に上位9位をピックアップして記載しています。
※実質費用 = 登録料 + 初月料金 + その他費用 + 月額料金×36 + 端末代 - キャッシュバック - その他割引
←スマホの場合は左右にスクロールできます→
順位 | プロバイダ名 | 1ヶ月あたりの実質費用(円) | 契約期間 (年) | 機種 | キャッシュバック金額(円) | |
ギガ放題 | 通常プラン | |||||
1 | GMOとくとくBB | 3,513 | 2,912 | 3 | W06 | 28,800 |
2 | GMOとくとくBB(月額割引) | 3,581 | 2,980 | 3 | W06 | 3,000 |
3 | DTI | 3,606 | 3,459 | 3 | W06 | 0 |
4 | Broad WiMAX | 3,646 | 3,013 | 3 | W06 | 0 |
5 | ASAHIネット | 3,959 | 3,501 | 3 | W06 | 0 |
6 | So-net | 4,018 | 3,379 | 3 | W06 | 0 |
7 | dis | 4,366 | - | 3 | W06 | 0 |
8 | UQ WiMAX | 4,407 | - | 2 | W06 | 0 |
9 | BIGLOBE | 5,018 | - | 3 | W06 | 17,000 |
比較すると、『GMOとくとくBB』が上位2通りを独占しており、一人勝ちしている状況です。
その中でも実質月額料金が最もお得に使える、28,800円のキャッシュバック特典で申し込みましょう。
なお、機種は「W06」を選んでいますが、下り最大通信速度が867Mbps(有線接続の場合1,237Mbps)と現在手に入るどのポケットWi-Fiと比較しても最速であり、最も優れた端末です。
「W07」は法人契約のみ取り扱い
KDDIは法人向けサービスとして、「Speed Wi-Fi NEXT W07」を取り扱っています。
しかし、個人で契約することはできないため、実際に手に入るWiMAXの中で最もおすすめの機種は「W06」です。
お得な契約期間は「3年間」
2018年12月より主要プロバイダの契約プランが、「2年間」から「3年間」に移行しました。
また、2019年10月以降は「1年間」のプランが登場しています。
しかし、以下の表の通り、料金条件が良く、最もお得にWiMAXを使うことができるのは、「3年間」の契約プランです。
プラン | au 4G LTE | 機種代金割引 |
3年 | 無料 | 有 |
2年 | 有料 | 有 |
1年 | 有料 | 無 |
GMOとくとくBBで申し込む際の唯一の注意点
一点だけ、申し込み前に知っておくべき注意点があります。
それは『ある手続きを忘れてしまうとキャッシュバックが1円も受け取れない』という注意点で、何も知らずに購入してしまうと、キャッシュバックが受け取れず、高くついてしまいます。
キャッシュバックを受け取るための手続きって?
手続きといっても簡単で、「契約11ヶ月目にGMOから送られる「口座情報登録メール」から1ヶ月以内に振り込み口座を登録する」だけです。
簡単ですが、手続きを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置はありません。
『GMOとくとくBB』に限らず、全てのプロバイダで同様の手続きが必要になるため、上記だけは必ず覚えておきましょう。
なぜGMOはキャッシュバックがこれだけ高いのか?
『GMOとくとくBB』はWebでの集客に特化しているため、人件費や事務所費用を安く抑えることができます。そのため、削減した費用をそのまま購入者にキャッシュバックすることができています。
また『GMOとくとくBB』の運営元であるGMOインターネット株式会社はネットでの販売代理店の中でも最大手です。最大手のため月間の販売台数も多く、WiMAX本家からの販売奨励金をたくさんもらっており、ネット販売代理店の中でも最高レベルのキャッシュバックを実現しているという背景があります。
プロバイダ選びについて|まとめ
プロバイダ選びについては重要なので長々と書いてしまいましたが、要点を下記にまとめます。
- キャッシュバック金額を含めた「実質月額料金」で比べる
- 2021年3月現在、『GMOとくとくBB』(https://gmo.jp)が最もお得
- 購入後11ヶ月目にキャッシュバック振込指定口座の確認メールが届くので、キャッシュバック受け取りの手続きを忘れずに行う
ポイント
申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
GMOとくとくBB「キャッシュバック」キャンペーン:https://gmo.jp/
電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。
理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。
必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
5. まとめ
Yahoo!Wi-Fiはモバイル通信サービスを提供している会社として通信品質があまり高くなく、サービス内容の広告が誤解を与えやすいので、契約時には注意が必要でした。
Yahoo!Wi-Fiがサービス終了となった原因のひとつは、「ずば抜けて端末の性能が高くなかった上に、他社と比較しても料金が安くなかった」だと考えられます。
既に新規申し込みが終了したサービスなのせ、たくさんのデータ通信をストレスなく安価に利用したい方ならWiMAXをおすすめします。
この記事のまとめとして、WiMAXの契約をされる場合、2021年3月現在、契約プラン・機種・プロバイダは下記が一番おすすめです。
- 料金プラン:ギガ放題
- 機種:W06
- プロバイダ:『GMOとくとくBB』
※KDDIより最新機種「W07」のサービスが提供されていますが、法人向けサービスなので、個人で契約することができません。
上記の内容で契約をして、お得にモバイルWi-Fiを手に入れましょう!
ポイント
GMOとくとくBB「キャッシュバック」キャンペーン:https://gmo.jp/
申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。
理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。
必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
(※当サイトへの情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等について一切責任を負いません。サービス内容が突然変わる可能性もあるため、最後は必ずご自身で契約内容をご確認下さい)