Wi-Fi STATION HW-01Hの特徴とおすすめしない全理由

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Wi-Fi STATION HW-01H アイキャッチ

docomoの『Wi-Fi STATION HW-01H』を使いたいけど、どんな特徴があって、本当に買うべき商品なのか迷っていませんか。

結論から言うと、『Wi-Fi STATION HW-01H』は、現在docomoで選べるデータ通信端末の中で最も優れた機種であるのは間違いありません。

しかし、docomoしか通じないエリアにお住まいでない限り、Wi-Fi STATION HW-01H』の契約はおすすめしません

このページでは、業界で様々な通信サービスや機器に関わってきた私の長年の経験から、『Wi-Fi STATION HW-01H』について下記の流れでご紹介します。

  1. 『Wi-Fi STATION HW-01H』の特徴|前機種との比較でわかる
  2. 『Wi-Fi STATION HW-01H』をおすすめできない3つの理由
  3. 後悔しないためのポケットWi-Fiを申し込み時に比較するべき4つのポイント
  4. 一番ベストなポケットWi-Fi『WiMAX』を最もお得に契約するための全手順

全て読めば、他社のデータ通信端末やサービスと比較した上で、2023年9月現在で本当におすすめなポケットWi-Fiを選択することができるでしょう。

1. 『Wi-Fi STATION HW-01H』の特徴|前機種との比較でわかる

『HW-01H』は、2016年2月発売の前機種『N-01H』と比べると、かなり性能が向上しています。

強化された点は、下記の2点です。

  • 通信速度が上がった
  • 通信時間(バッテリー容量)が増えた

下表で、各端末の機能を比較します。

Wi-Fi STATION HW-01H docomo データ通信端末 比較

1-1. 通信速度が上がった

数字的には少しですが、337.5Mbpsから370Mbpsとなり発売当時は国内最速でした。

しかし、端末発売後に、auとUQ WiMAXから「W04」というポケットWi-Fiが発売され、最高速度は440Mbps出るため、『HW-01H』は国内最速ではなくなりました。

1-2. 通信時間(バッテリー容量)が増えた

バッテリー容量・通信時間共に、前機種より倍近く増えて約18時間になりました。

一般的にカタログの数値は実際に利用するよりも大きめの数字になっていますが、18〜20時間であれば文字通り丸1日近く充電をしなくても持つでしょう。

重さが60g近く増えてしまったのは残念ですが、大きなメリットの1つでしょう。

2. 『Wi-Fi STATION HW-01H』の契約をおすすめしない3つの理由

『Wi-Fi STATION HW-01H』自体は、通信速度も速く、バッテリー容量も速い良質なポケットWi-Fiなのですが、提供元であるdocomoのポケットWi-Fiサービス自体が、他の会社と比較すると明らかにイマイチなのでおすすめしません。

具体的に『Wi-Fi STATION HW-01H』の提供元であるdocomoのポケットWi-Fiサービスをおすすめできないのは、下記の3つの理由です。

  • データ通信料金が高い
  • 端末の料金が高い
  • ほとんどの地域で最速で使えない

以下に、それぞれわかりやすくご紹介します。

2-1. データ通信料金が高い

結論から言うと、docomoは最も高額で、データ通信を単独で使うためには月額7,000円以上かかります。

実際に、他のポケットWi-Fiを提供している会社と比較すると、月額料金も高く、使えるデータ容量も少ないことが一目瞭然です。

月額料金月間通信量割引
docomo7,01860GB×
(ドコモを使っていても割引なし)
au4,721無制限
(auユーザーは割引あり)
SoftBank5,28050GB
(ソフトバンクユーザーは割引あり)
Y!mobile4,0667GB×
(Y!mobileユーザーも割引なし)
4,818無制限
UQ WiMAX3,969~4,688円無制限
(お得なプロバイダを選べば約3万円安い)

※全てキャンペーン適応後の税込価格

docomoのデータ料金の内訳

docomoのデータ通信にどのくらいの料金がかかるのか、その料金の内訳についてご説明していきます

出典: ドコモのデータ通信 料金

この1,100円はあくまでもポケットWi-Fiを使う基本料金で、この1,100円にプラスしてギガホプレミアやギガライトと呼ばれるパケット契約が必要です。

以下画像のモデルケースのように、パケット契約のプランと組み合わせて契約を行います。

 

出典:ドコモ

もしdocomoと契約しているスマートフォンや携帯・タブレットがあれば、それらのパケットパックと共通のデータ使用量になってしまうのでご注意ください。

2-2. 端末料金が高い

『Wi-Fi STATION HW-01H』は2023年9月現在、docomoOnlineShopで支払い総額が20,736円(税込)、月々サポートの割引を24ヶ月受けても10,368円(税込)します

しかし、他社ではデータ通信端末は2年間の契約をすると基本的に0円で購入が可能です。

端末名通信会社料金
HW-01Hdocomo10,368円〜20,736円(税込)
W03au0円(毎月割適用)
501HWSoftBank0円(月月割適用)
504HWY!mobile0円(月額割引適用)
W06UQ WiMAX0円〜2,800円(税込)(プロバイダによる)

ご覧の通り、docomoだけが通信端末に高額な料金がかかるのが分かります。

ちなみに、UQ WiMAXは公式ホームページから申し込むと2,800円(税込)かかりますが、プロバイダという販売代理店から申し込むと0円で端末を入手できます。

注:docomoユーザーであっても割引キャンペーンはない

docomoの携帯電話やスマートフォンを使っていても、特にセット割引に相当するものは存在しません。

下表で各社の端末(ポケットWi-Fi)の機能を比較します。

ポケットWi-Fi機種比較

『Wi-Fi STATION HW-01H』はバッテリー容量が1番多いので、他社製品に比べて通信時間や連続待受時間が長いのが特徴になっています。

しかし、それ以外の機能に大きな違いはなく、高いデータ通信端末代金を払う必要性が薄いです。

こだわりがなければ同じdocomoでデータ通信を契約するメリットはありません

2-3. ほとんどの地域で最速で使えない

受信時最大370Mbpsの速度はauやUQ WiMAXから出ているデータ通信端末W04の440Mbpsほどではありませんが、非常に優れた速度といえます。

しかし、現時点ではまだサービスが始まったばかりでサービスエリアを見ても370Mbpsで利用できる場所は限られています。

Wi-Fi STATION HW-01H docomo スピード エリア マップ

出典:docomo関東・甲信越サービスエリア

【凡例】の一番上の紫に近い色が受信時最大370Mbpsに対応しているサービスエリアですが、山手線駅周辺を中心に点在している程度です。

あくまでも限られた極一部の地域による理論値で、現在は実際の利用には関係ないと割り切って考えた方が良いでしょう。

3. 結局どのポケットWi-Fiを買えばいいのか

ではどのポケットWi-Fiを買うべきか気になるか検証していきます。

結論としては、『UQ WiMAX』という会社から出ている『WX06』というポケット型WiFiがおすすめです。

選定の理由としては、下記の通りシンプルです。

  • 「無制限」でデータ容量が使える
  • 「速度制限」がかかりづらい
  • 「操作」が簡単
  • 「コストパフォーマンス」が一番高い

実際にUQ WiMAXの『WX06』を後述の販売代理店『GMOとくとくBB』経由で購入すると、下記のような最高の条件で利用が可能です。

 UQ WiMAX 『WX06』Y!mobile 『803ZT』docomo 『SH-05L
機種WX06
プラン名ギガ放題アドバンスオプションギガホプレミア
月額料金3,969~4,6884,8187,018
データ容量無制限無制限60GB
速度制限条件3日で10GB利用で1Mbpsに制限 (youtube視聴は可能な速度)3日で10GB利用で1Mbpsに制限 (youtube視聴は可能な速度)5GB利用で128kbsp(超低速)に制限
契約期間3年3年2年

実は大前提として、ポケット型WiFiは『au』『UQ WiMAX』などの「サービス提供元の会社」によって、「すぐに速度制限にかかって、全然使い物にならない」「料金が全く違う」など大きくが出ます。

これらの5社を「データ容量」「速度制限」「月額料金」「高速通信できるエリア」の4つのポイントで徹底比較したのが以下の表です。

 データ容量(無制限で使えるか)速度制限月額料金高速エリア通信
docomo××
au
SoftBank×
Y!mobile
UQ WiMAX (★おすすめ)

 


この章では、各項目の重要性と各社の詳細についてわかりやすくご紹介します。

ポイント1. データ容量をたくさん使えるか

口コミ・評判

docomoでポケットWi-Fiを契約したユーザーの口コミ
評価:★☆☆☆☆ 1
docomoで契約したけど、5GBのデータ容量だとyoutubeとか見てると全く足りなかった。毎月の7000円くらいでとても高く、損した感じです。

第一のポイントとして、月間データ容量のプランが「無制限」で使えるかどうかはとても重要です。

どういうことかというと、各社のポケットWi-Fiデータ容量に関しては下記の2パターンあります。

  • 月に5GB、7GBなどデータ容量が制限されるプラン(携帯料金と同じ)
  • 月のデータ容量に制限がない(無制限)のプラン

無制限プランにもデメリットはありますが、速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったら無制限にするのがおすすめです。

なので、ポケットWi-Fiを選ぶ際は、「自分が無制限で使いたいかどうか」「どの会社が無制限プランを提供しているのか」の2点を確認しましょう。

無制限で使えるのは『au』『Y!mobile』『UQ WiMAX』の3社

ここで5社の月間通信量を比較すると、月間通信量が無制限で使えるのは、「au」「Y!mobile」「UQ WiMAX」の3社です。

月間通信量
docomo5GB or 20GB
au7GB or 無制限
SoftBank7G
Y!mobile7GBまたは無制限
UQ WiMAX7GBまたは無制限

docomoとSoftbankは、データ容量が決まったプランしかないので注意しましょう。

無制限プランにすべきか悩んでいる方へ

7GBというのがポイントになります。 データ容量7GBの基準は、下記の通りです。

ポケットWi-Fi データ通信量7GBの基準

繰り返しになりますが、速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったら無制限プランにするのがおすすめです。

ポイント2. 速度制限がかからないか

口コミ・評判

WiMAXでポケットWi-Fiを契約したユーザーの口コミ(30代男性)
評価:★★★★★5
youtubeやHuluを見るのに結構使っても、速度制限はかからずに快適に使えた。
たまーに短期的に使いすぎて速度制限がかかるけど、携帯みたいな使い物ならないレベルの速度制限じゃないから、ストレスがなくてよい。

口コミ・評判

ワイモバイルでポケットWi-Fiを契約したユーザーの口コミ(20代男性)
評価:★★☆☆☆2
アドバンスモード容量上限なし!と大きく宣伝していますが、実際には上限あり!です。
3日で1GB使うと次の日速度が遅くなるということは合意の上購入しましたが、容量に達していなくても動画が見れないほど遅くなります。

たくさんデータを使うことができても、使い過ぎることでまったく使い物にならないレベルで速度制限をすぐに受けてしまう会社もあります。

会社によって大きく変わってくるので、5社の月間通信量と速度制限の条件、制限時の通信速度を下記に比較しました。

速度制限条件

(1)無制限プランではない場合の違い|5社すべて共通で速度制限が厳しい

どの5社であっても無制限プランでない場合は、契約時に決めた月間データ容量(7GBなど)を超えてしまうと128kbpsというほぼ使い物にならないレベルの速度制限を受けてしまいます。

特に注意なのが『SoftBank』で、無制限プランでなくても「3日合計で1GB使うと、128kbpsの速度制限」があります。

なので、迷ったら基本的には無制限プランを選択しておけば、いかなる状況でも安心なのでおすすめです。

※docomoは、3日で○GBというような短期制限はありませんが、料金が高いのでおすすめしません。(詳しくは、後述します)

(2)無制限プランありの3社の違い|『Y!mobile』『au』『UQ WiMAX』

2017年5月5日をもって、『Y!mobile』『au』『UQ WiMAX』の3社はほぼ横並びの無制限プランになりました。

旧:3日で3GBを使うと、128kbpsに通信速度を制限(ほぼ使えない)

新:3日で10GBを使うと、1Mbpsに通信速度を制限(youtubeが視聴可能な速度)

上記の「1Mbps」はYoutubeの動画を標準画質で見れるぐらいの速度なので、「Y!mobile」「au」「UQ WiMAX」は制限を受けても快適に使い続けることができます。

しかし、『Y!mobile』はおすすめしない

結論から言うと、当サイトでは「Y!mobile」は下記の理由からおすすめしません。

  • 料金が割高(次章で説明)
  • 契約期間が3年と長い(通常2年)
  • 無制限プランのエリアが狭い
  • 動画や写真を快適に見れない
  • サービス内容の改悪が著しい

要するに、「料金が割高」かつ「細かい部分で様々な罠が仕掛けられている」ということです。

※詳しくは「ワイモバイルのポケットWi-Fiをおすすめしない全理由」でもご紹介しています。

※『au』と『UQ WiMAX』の違い

実は、上記の通り「au」「WiMAX」は提供サービス自体は同じなのです。

ただし後述しますが、「UQ WiMAX」にはプロバイダをしっかり選べば3万円以上の割引を受けられるので、そちらを確実におすすめします。

「UQ WiMAX」「au WiMAX」の違い

ポイント3. 月額料金が安いか

口コミ・評判

docomoでポケットWi-Fiを契約したユーザーの口コミ(20代女性)
評価:★★★☆☆3

私が住んでいるのは地方になるので、電波が届くか届かないかで選ぶしかなくてdocomoにしました。エリアも速度もそんなに不満はないんですけど、料金だけが…docomoユーザーならセット割引があるとかもう少し安くならないですかね…

高い料金を払えばたくさん使えるのは当然の話なので、いかに安い料金でたくさんのデータ量が使えるのか知りたいところです。

通信会社別の「月額料金」と「月間通信量」、「割引」は下図の通りです。

月額料金月間通信量割引
docomo7,01860GB×
(ドコモを使っていても割引なし)
au4,721無制限
(auユーザーは割引あり)
SoftBank5,28050GB
(ソフトバンクユーザーは割引あり)
Y!mobile4,0667GB×
(Y!mobileユーザーも割引なし)
4,818無制限
UQ WiMAX3,969~4,688円無制限
(お得なプロバイダを選べば約3万円安い)

※全てキャンペーン適応後の税込価格

(1)docomo・Softbankだけは異常に高い

docomoやSoftbankは月間50~60GBのデータ容量プランがありますが、他社と比較して3000円以上も高いです。

「docomoユーザーだから割引」というキャンペーンもないので、価格面ではおすすめは難しいです。

(2)他4社は横並びだが、セット割・プロバイダ割で差がでる

月額料金と月間通信量に関して、一見するとdocomo以外の料金は横並びのように見えます。

・一番お得なのは、WiMAX|プロバイダによる割引がお得すぎる

結論から言うと、WiMAXにはプロバイダ(販売代理店)による割引があるので、自分がどの携帯会社を使っていても最安です。

例えば『GMOとくとくBB』というWiMAXのプロバイダを利用すれば、下記の通り2年間で3万円以上もお得に契約できます。

会社名UQ WiMAX ロゴau アイキャッチGMO ロゴ
プラン名ギガ放題モバイルルータープラン/ホームルータープランGMOとくとくBBギガ放題
初期費用3300円3300円3300円
1ヶ月目〜24ヶ月目4,2684,7213,969~4,688
キャッシュバック0円0円32,000
2年間の総額費用11742811893284398
2年間の実質月額費用5,3135,7753,934

※全て税込価格です

・キャリアによるセット割

「au」と「SoftBank」に関しては、自分がその会社の携帯を使っていれば、お得になります。

しかし、月1000円程度の割引なので、WiMAXのプロバイダを活用した方が安くなります。

注:WiMAXもauユーザーであれば割引あり

WiMAXを契約する場合も、auユーザーであれば「auスマートバリューmine」の割引を受けることができます。なので、ポケットWi-Fiでauを選ぶ理由は特にないかと思います。

ポイント4. 高速通信できるエリアが広いか

口コミ・評判

SoftBankでポケットWi-Fiを契約したユーザーの口コミ(20代男性)
評価:★★★★☆4

速度制限受けてないのに、遅い。スピードメーターで速度計測したけど、1Mbpsも速度が出ないからストレス!都心なら、100Mbps以上出るはずなのに。

ポケットWi-Fiを利用するのに、速い速度で利用できるエリアが広いかどうか気になりますよね。

最後に、通信速度と通信エリアについて解説していきます。

通信速度について

下記のように提供会社によって差があります。

受信最大速度比較

速い方がいいに越したことはありませんが、実はこの速度はそこまで重要ではありません。

理由は2つあります。

最大速度を気にしなくていい理由1. あくまでも理論上の値

公式サイトには、必ずどの会社にも小さく注が振られています。下記はdocomoの例です。

docomo 通信速度 注意書き

あくまでも「最高の環境が揃えば、技術的にはこれくらい出るよ!」という数値なので、一つの参考程度にしましょう。

大事なのは実測値です。現時点では、WiMAXが実は一番早く、公式ホームページで紹介している実測マップでも場所によっては100Mbpsと光回線並の速度が出ているのでおすすめです。

最大速度を気にしなくていい理由2. 高速通信のエリアが限られている

実はこの最大速度が出るエリアは限られています。

通信最大速度 対応エリア首都圏の一部エリア以外は当面は対象外ですので、やはり参考程度にしたほうがよいでしょう。

通信エリアについて

以前はdocomoが一番つながることで有名でしたが、最近は各社共にエリア拡大にかなり力を入れてきていて、以前ほど繋がらないエリアの差はなくなってきています。

ご自分の自宅や職場、よく行く場所などで使えるエリアなのか、またどのくらい高速で通信できるのかを下記のリンクで判定をして比較してみてください。

結論:ポケットWi-Fiなら「WiMAX」がベスト

UQ系WiMAXの通信量は月間無制限で利用することができ、3日間で10GB以上使って速度制限を受けても実測で1MbpsというYoutubeの動画を標準画質で見るのにストレスを感じないほどの速度で使い続けることができます。

価格も他のサービスと比較しても最安値で、2023年9月現在、ポケットWi-Fiの中でただ一つの選択肢と言って良いでしょう。

4. 最もお得にWiMAXを契約するための全手順

データ通信を利用するのであれば、docomoのWi-Fi STATION HW-01HよりもWiMAXが月額料金が圧倒的に安くおすすめです。

WiMAXを申し込むために、下記3点を決めなければなりません。

  • 契約プランを決める
  • 機種を決める
  • プロバイダを決める

それぞれ結論からいうと、契約プランは「ギガ放題」、機種はW06、プロバイダは『GMOとくとくBB』を選びましょう。

順番に解説します。

4-1. 契約プランを決める

プランは「通常プラン3,969円(税込)」か「ギガ放題プラン4,688円(税込)」で選びますが、迷ったら「ギガ放題」をおすすめします。

  • 通常プラン:データ量が月間7GBを超えると128kbpsの速度制限がかかります
  • ギガ放題プラン:データ量の月間制限がないため制限を気にせずインターネットを楽しめます

どちらのプランにすべきか悩んでいる方へ

7GBというのがポイントになります。

データ容量7BGの基準は、下記の通りです。速度制限がかかってしまうと、ストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったらギガ放題にするのがおすすめです。

スクリーンショット 2015-06-03 22.32.11

4-2. 機種を決める

WiMAXで現在購入できるポケット型WiFiは、4G端末の「WX06」と5G端末の「SCR01」の2種類がありますが、「WX06」が間違いなくおすすめです。 WX06

出典:UQ WiMAX公式

 WX06SCR01
製品画像WX06Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
3年間の支払総額170,148円195,228円
プラン名ギガ放題ギガ放題プラス
プラン料金(月額)4,268円4,818円
端末代金16,500円21,780円
下り通信速度(実測値, 4G)※43 Mbps44.7 Mbps
最大通信速度下り440Mbps/上り75Mbps下り2.2Gbps / 上り183Mbps
利用可能回線・WiMAX 2+ ・au 4G LTE・WiMAX 5G ・WiMAX 2+ ・au 4G LTE
※ 都内カフェにて計測、それぞれの機種で計9回測定した結果を表記
 
WX06をおすすめする理由は、以下の3点です。
 
WX06をおすすめする3つの理由
  1. 5G機種よりも3年間で2万円以上お得
  2. WiMAXの5Gエリアはかなり限られており、ほとんど利用できない
  3. 下り平均速度40Mbps程度で快適な通信が可能

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

理由1. 5G機種よりも3年間で2万円以上お得

 WX06SCR01
製品画像WX06Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
3年間の支払総額170,148円195,228円
プラン名ギガ放題ギガ放題プラス
プラン料金(月額)4,268円4,818円
端末代金16,500円21,780円

4G端末のWX06は、5G端末であるSCR01よりも3年間で2.5万円ほど安く利用することができます。

というのも、5G端末を契約するためにはWX06の場合よりも高額な月額料金・端末料金を支払う必要があるためです。

後述する通りWiMAXの5Gエリア狭く、ほとんど利用できない現状を踏まえると、これだけの高額な料金を負担するメリットがありません。

理由2. WiMAXの5Gエリアはかなり限られており、ほとんど利用できない

2つ目の理由は、WiMAXの5Gエリアがかなり限定的であるということです。 下の写真は2022年5月現在、都内でWiMAXの5G回線を利用できるエリア(赤・紫部分)を示しています。

WiMAX 5G エリア

WiMAX回線の5Gエリア(赤部分)は、下の写真のように都心のごくわずかな部分しか対応しておらず、4Gの範囲(オレンジ部分)と比べてかなり狭いことが分かります。

1つ目の理由で述べた通り、これだけ限定的なエリアでしか利用できない5G回線のために、4G端末よりも高額な料金を負担するメリットは薄いと言えるでしょう。

理由3. 下り平均速度40Mbps程度で快適な通信が可能

みんなのネット回線速度」という、通信速度を測定・投稿できるサイトによると、WX06の通信速度は下り平均で約40Mbpsとなっています。(2021年11月時点、計686件の投稿の平均値)

通信速度が約40Mbpsあれば、通信速度が勝敗を左右するようなオンラインゲームを除いて、多くの用途で快適にネットを使うことができます。

速度目安(下り)利用用途
~1Mbpsメールなど
1~3MbpsWeb、SNSの閲覧
3~25Mbps動画視聴(YouTubeなど)
50~Mbpsオンラインゲーム

実際に当メディアでも、以下のように都内カフェでWX06と、参考としてSCR01の通信速度を測定してみました。

速度測定の条件
  • 都内カフェ(屋外)にて計測
  • 朝(9:00)、昼(12:00)、夜(19:00)それぞれの時間帯で3回ずつ計測
  • 計9回測定した速度の平均値で評価
  • SCR01は4G回線を利用

測定の結果、WX06は43.0Mbps、SCR01は44.7Mbpsとなり、それぞれ40Mbps以上の速度が出ていることが分かりました。

 WX06SCR01
製品画像WX06Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
下り通信速度(実測値, 4G)43.0 Mbps44.7 Mbps

この結果から、同じ4G回線を利用した時の通信速度は、4G端末も5G端末も変わらないことが分かります。

ですので、5Gエリアがかなり限定的な現状では、WX06のコスパが最も優れていると言えるでしょう。

4-3. プロバイダを決める

申し込み先のプロバイダによって、キャッシュバック額が約3万円ほど変わるため、しっかりプロバイダを比較して申し込みましょう。

次の項目でまとめる表で、一番安いプロバイダはどこか比較していきます。

実質月額料金はどこが安いか

選ぶプロバイダでWiMAXの速度やサービス自体は一切変わらないため、キャッシュバックを含めて3年間使った場合のトータル費用がどれだけ安いかを確認しましょう。

なぜなら、「月額料金」を見せかけで安くして、『付帯サービス料金』などで水増ししているプロバイダもあるからです。

下記の表では、「データ通信容量の実質無制限プラン」に絞って、WiMAXのプロバイダと機種の組合せの「1ヶ月あたりの実質費用」を比較しました。

←左右にスクロールできます→

順位プロバイダ1ヶ月あたりの実質費用(円)契約期間
(年)
キャッシュ
バック(円)
ギガ放題通常プラン
1GMOとくとくBB
3,8943,2153最大67,000円
2Broad WiMAX4,0233,31130
3Vision4,0633,35130
4カシモ4,0633,38130
5dti4,0773,91130
6ASAHIネット4,4773,95830
7So-net4,5363,81830
8dis4,818-30
9biglobe6,101-117,000

GMOとくとくBBで申し込む際の唯一の注意点

一点だけ、申し込み前に知っておくべき注意点があります。

それは『ある手続きを忘れてしまうとキャッシュバックが1円も受け取れない』という注意点で、何も知らずに購入してしまうと、キャッシュバックが受け取れず、高くついてしまいます。

キャッシュバックを受け取るための手続きって?

手続きといっても簡単で、「契約11ヶ月目にGMOから送られる「口座情報登録メール」から1ヶ月以内に振り込み口座を登録する」だけです。

簡単ですが、手続きを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置はありません。

『GMOとくとくBB』に限らず、全てのプロバイダで同様の手続きが必要になるため、上記だけは必ず覚えておきましょう。

なぜGMOはキャッシュバックがこれだけ高いのか?

『GMOとくとくBB』はWebでの集客に特化しているため、人件費や事務所費用を安く抑えることができます。そのため、削減した費用をそのまま購入者にキャッシュバックすることができています。

また『GMOとくとくBB』の運営元であるGMOインターネット株式会社はネットでの販売代理店の中でも最大手です。最大手のため月間の販売台数も多く、WiMAX本家からの販売奨励金をたくさんもらっており、ネット販売代理店の中でも最高レベルのキャッシュバックを実現しているという背景があります。

プロバイダ選びについて|まとめ

プロバイダ選びについては重要なので長々と書いてしまいましたが、要点を下記にまとめます。

  • キャッシュバック金額を含めた「実質月額料金」で比べる
  • 2022年5月現在、『GMOとくとくBB』(https://gmo.jp)が最もお得
  • 購入後11ヶ月目にキャッシュバック振込指定口座の確認メールが届くので、キャッシュバック受け取りの手続きを忘れずに行う

ポイント

申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。

GMOとくとくBB「月額割引」キャンペーン:https://gmo.jp/

電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。

理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。

必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。

5. まとめ

データ通信サービスを提供している会社として、docomoは月額料金が最低7,678円以上必要とあまりにも高過ぎます。月額料金以外は口コミ・評判を見ても素晴らしい会社で、データ通信ではなく光回線(フレッツ光)でのご利用はおすすめです。

データ通信ならWiMAXを選びましょう。

この記事のまとめとして、WiMAXの契約をされる場合、2022年5月現在、契約プラン・機種・プロバイダは下記が一番おすすめです。

※KDDIより最新機種「W07」のサービスが提供されていますが、法人向けサービスなので、個人で契約することができません

上記の内容で契約をして、お得にモバイルWi-Fiを手に入れましょう!

ポイント

GMOとくとくBB「月額割引」キャンペーン:https://gmo.jp/

申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず上記ページから申し込みましょう。

電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。

理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。

必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。

(※当サイトへの情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等について一切責任を負いません。サービス内容が突然変わる可能性もあるため、最後は必ずご自身で契約内容をご確認下さい)

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