
SoftBankの『Pocket WiFi 601HW』を使いたいけど、どんな特徴があって、本当に買うべき商品なのか迷っていませんか。
結論から言うと、『Pocket WiFi 601HW』は、現在SoftBankで選べるデータ通信端末の中では、最も早く通信することができる一番の機種なのは間違いありません。
しかし、端末自体は素晴らしいのですが、そもそも通信サービスを提供しているSoftBankの契約をおすすめしません。
このページでは、業界で様々な通信サービスや機器に関わってきた私の長年の経験から、『Pocket WiFi 601HW』について下記の流れでご紹介します。
- 『Pocket WiFi 601HW』の特徴|全機種との比較でわかる
- 『Pocket WiFi 601HW』をおすすめできない3つの理由
- 後悔しないためのポケットWiFiを申し込み時に比較するべき4つのポイント
- 一番ベストなポケットWiFi『WiMAX』を最もお得に契約するための全手順
全て読めば、他社のデータ通信端末やサービスと比較した上で、2019年12月時点で本当におすすめなポケットWiFiを選択することができるでしょう。
1. 『Pocket WiFi 601HW』の特徴|全機種との比較でわかる
『601HW』を含む現在SoftBankで発売されていて、契約が可能な最新5機種と比べてみました。
結論から言うと、SoftBankのポケットWiFiの中では『601HW』は間違いなく一番おすすめです。
※注:あくまでも「SoftBank」機種の中でおすすめなだけであって、ベストではない
ソフトバンク以外のポケットWiFiの選択肢を考えると、どうもおすすめできません。
その理由は2章にてご紹介します。
それでは、『601HW』のメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。
1-1. 『Pocket WiFi 601HW』のメリット
メリットは「通信速度が早い」という1点に集約され、この点だけでソフトバンクの端末の中では選ぶに値します。
メリット. 通信速度が早い
『Pocket WiFi 601HW』は、理論上はSoftBankで最も速いデータ通信ができる端末です。
あくまでも理論値ですが、下り最大速度は612Mbpsと光回線並の速度です。
- Pocket WiFi 601HW:612MBps
- 旧来の機種:187.5MBps
実際にこのレベルの値が出なかったとしても、今までのSoftBankの他端末における速度が遅すぎたのでこれは嬉しい改善です。
1-2. 『Pocket WiFi 601HW』のデメリット
『Pocket WiFi 601HW』はバランスの取れた機種で、デメリットは少ないです。
1点だけ「バッテリー容量が小さくなった」というのが大きなデメリットです。
デメリット. バッテリー容量が小さくなった
高速通信を実現しつつ、サイズ(重さ)をあまり変えないように作っているので、バッテリー容量はどうしても小さくなったようです。
なので、「通信時間」や「連続待受時間」が少なくなっています。
しかし、実際に外出先で何十時間も通信する機会も少ないでしょうし、8.5時間も持てば少し心もとないですが十分な範囲でしょう。
結論
SoftBankの中では、間違いなくおすすめです。
ただ高性能な分、バッテリー容量が小さくなっています。
2. 『Pocket WiFi 601HW』の契約をおすすめしない2つの理由
『Pocket WiFi 601HW』自体は、通信速度も速く、バッテリー容量もある良いポケットWiFiなのですが、提供元であるSoftBankのポケットWiFiサービス自体が、他の会社と比較するとイマイチなのでおすすめしません。
具体的に『Pocket WiFi 601HW』の提供元であるSoftBankのポケットWiFiサービスをおすすめできないのは、下記の2つの理由です。
- ポケットWiFiサービスで最も厳しい速度制限条件で使いにくい
- データ通信の質が悪い
以下に、それぞれわかりやすくご紹介します。
2-1. ポケットWiFiサービスで最も厳しい「速度制限条件」で使いにくい
SoftBankのポケットWiFiを契約したユーザーの口コミ(20代女性)
データ通信も3日3G縛りにしてくれればいいのですが…。
「速度」の残念な点1. 7GBまでのプランしか契約できない
『Pocket WiFi 601HW』は、「4G/LTEデータし放題フラット」という毎月7GBまでしか通信できないプランしか契約することができません。
月額料金は3696円と通信できるデータ量が7GBで業界の平均値と同じです。しかし、7GBを超えると1000円の追加料金を払わないと、128kbpsの速度制限を受けます。
これは、Yahoo!のトップページを開くのに30秒近くかかる遅い速度制限なので、ほとんど役立たずになってしまいますね。
「速度」の残念な点2. 3日で3GBしか使えない
また、3日間の使用でたったの3GBしか使えないという、ポケットWiFiサービスで最も厳しい制限が課されます。
1GBで出来ることを下図で示しました。
もし高画質の動画を見たい場合、速度制限にかからないようにするには1日2分くらいしか見れません。
せっかく高速通信が可能になってもこれではありがたみは半減ですね。
また、ネットサーフィンをしていれば分かりますが、最近はリッチコンテンツというユーザーが希望しないのに勝手に動画の広告が流れたり、映像が動いたり音楽がかかったりします。
これらにも当然パケットは使用されてしまうので、思わぬところでデータ量が使われて速度制限を受けてしまいます。
2-2. データ通信の質が悪い
『Pocket WiFi 601HW』ではSoftBank側の通信量を削減するために勝手にデータ内容を省略されます。
そのため、動画や写真を開く時に時間がかかるのと他社の通信に比べて画質が悪くなります。
まずは通信速度の制御ですが、上記対象の通信を利用する場合速度制限がかかっていない時でも通信速度を抑えられます。動画・写真関係を使う時は通信速度が遅くなることが多いと考えて良いでしょう。
実際にどのくらいの画像圧縮・劣化・制限がかかるかについて画質や動画の読み込み速度を確認したい人はこちらの記事で紹介されている内容が参考になります。
また、ソフトバンク回線で自動圧縮劣化のせいで、アプリのゲームデータに不具合が発生する事例もあります。
【お知らせ】審査が通るまでに2~3日ほどかかってしまいますが、新しいアプリをインストールすると、問題が起きていた端末でダウンロードができるようになります。
原因はSoftbank回線を使用すると、通信の最適化(圧縮)が強制的に行われ、不具合が起きていたと思われます。#ABOW— RewriteIM 公式@あえか (@rewrite_im) June 10, 2015
次に「最適化」なる一見するともっともらしい良い印象を受けるような言葉を使っています。
しかし、その意味はSoftBank側の通信量を抑えるためにパケットを省略したり圧縮したりして常に劣化したコンテンツしか見られませんよということです。
このポケットWiFiサービスをストレスなく有効活用するのは難しいでしょう。
3. 結局どのポケットWiFiを買えばいいのか
ではどのポケットWiFiを買うべきか気になるか検証していきます。
結論としては、『UQ WiMAX』という会社から出ている『W04』というポケットWiFiがおすすめです。
選定の理由としては、下記の通りシンプルです。
- 「無制限」でデータ容量が使える
- 「速度制限」がかかりづらい
- 「操作」が簡単
- 「コストパフォーマンス」が一番高い
実際にUQ WiMAXの『WX03』を後述の販売代理店『GMOとくとくBB』経由で購入すると、下記のような最高の条件で利用が可能です。
UQ WiMAX 『W04』 | docomo 『HW-01H』 | |
機種 | ![]() | ![]() |
プラン名 | ギガ放題 | データMパック |
月額料金 | 3,014円※ | 6900円 |
データ容量 | 無制限 | 5GB |
速度制限条件 | 3日で10GB利用で1Mbpsに制限 (youtube視聴は可能な速度) | 5GB利用で128kbsp(超低速)に制限 |
※キャッシュバックを含む2年間の実質月額料金です
実は大前提として、ポケットWiFiは『au』『UQ WiMAX』などの「サービス提供元の会社」によって、「すぐに速度制限にかかって、全然使い物にならない」「料金が全く違う」など大きく差が出ます。
2019年12月、ポケットWiFiを提供する会社は、docomo、au、SoftBank、Y!mobile、UQ WiMAXの5社しかありません。
これらの5社を「データ容量」「速度制限」「月額料金」「高速通信できるエリア」の4つのポイントで徹底比較したのが以下の表です。
データ容量(無制限で使えるか) | 速度制限がかからないか | 月額料金 | 高速エリア通信 | |
docomo | × | × | × | ◎ |
au | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
SoftBank | × | × | ◯ | ◯ |
Y!mobile | ◯ | × | ◯ | ◯ |
UQ WiMAX (★おすすめ) | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ |
この章では、各項目の重要性と各社の詳細についてわかりやすくご紹介します。
ポイント1. データ容量をたくさん使えるか
第一のポイントとして、月間データ容量のプランが「無制限」で使えるかどうかはとても重要です。
どういうことかというと、各社のポケットWiFiデータ容量に関しては下記の2パターンあります。
- 月に5GB、7GBなどデータ容量が制限されるプラン(携帯料金と同じ)
- 月のデータ容量に制限がない(無制限)のプラン
無制限プランにもデメリットはありますが、速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったら無制限にするのがおすすめです。
なので、ポケットWiFiを選ぶ際は、「自分が無制限で使いたいかどうか」「どの会社が無制限プランを提供しているのか」の2点を確認しましょう。
無制限で使えるのは『au』『Y!mobile』『UQ WiMAX』の3社
ここで5社の月間通信量を比較すると、月間通信量が無制限で使えるのは、「au」「Y!mobile」「UQ WiMAX」の3社です。
月間通信量 | |
docomo | 5GB or 20GB |
au | 7GB or 無制限 |
SoftBank | 7G |
Y!mobile | 7GBまたは無制限 |
UQ WiMAX | 7GBまたは無制限 |
docomoとSoftbankは、データ容量が決まったプランしかないので注意しましょう。
無制限プランにすべきか悩んでいる方へ
7GBというのがポイントになります。 データ容量7GBの基準は、下記の通りです。
繰り返しになりますが、速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったら無制限プランにするのがおすすめです。
ポイント2. 速度制限がかからないか
たくさんデータを使うことができても、使い過ぎることでまったく使い物にならないレベルで速度制限をすぐに受けてしまう会社もあります。
会社によって大きく変わってくるので、5社の月間通信量と速度制限の条件、制限時の通信速度を下記に比較しました。
(1)無制限プランではない場合の違い|5社すべて共通で速度制限が厳しい
どの5社であっても無制限プランでない場合は、契約時に決めた月間データ容量(7GBなど)を超えてしまうと128kbpsというほぼ使い物にならないレベルの速度制限を受けてしまいます。
特に注意なのが『SoftBank』で、無制限プランでなくても「3日合計で3GB使うと、128kbpsの速度制限」があります。
なので、迷ったら基本的には無制限プランを選択しておけば、いかなる状況でも安心なのでおすすめです。
※docomoは、3日で○GBというような短期制限はありませんが、料金が高いのでおすすめしません。(詳しくは、後述します)
(2)無制限プランありの3社の違い|『Y!mobile』『au』『UQ WiMAX』
2017年5月5日をもって、『Y!mobile』『au』『UQ WiMAX』の3社はほぼ横並びの無制限プランになりました。
旧:3日で3GBを使うと、128kbpsに通信速度を制限(ほぼ使えない)
新:3日で10GBを使うと、1Mbpsに通信速度を制限(youtubeが視聴可能な速度)
上記の「1Mbps」はYoutubeの動画を標準画質で見れるぐらいの速度なので、「Y!mobile」「au」「UQ WiMAX」は制限を受けても快適に使い続けることができます。
しかし、『Y!mobile』はおすすめしない
結論から言うと、当サイトでは「Y!mobile」は下記の理由からおすすめしません。
- 料金が割高(次章で説明)
- 契約期間が3年と長い(通常2年)
- 無制限プランのエリアが狭い
- 動画や写真を快適に見れない
- サービス内容の改悪が著しい
要するに、「料金が割高」かつ「細かい部分で様々な罠が仕掛けられている」ということです。
※詳しくは「ワイモバイルのポケットWiFiをおすすめしない全理由」でもご紹介しています。
※『au』と『UQ WiMAX』の違い
実は、上記の通り「au」「WiMAX」は提供サービス自体は同じなのです。
ただし後述しますが、「UQ WiMAX」にはプロバイダをしっかり選べば3万円以上の割引を受けられるので、そちらを確実におすすめします。
ポイント3. 月額料金が安いか
私が住んでいるのは地方になるので、電波が届くか届かないかで選ぶしかなくてdocomoにしました。エリアも速度もそんなに不満はないんですけど、料金だけが…docomoユーザーならセット割引があるとかもう少し安くならないですかね…
高い料金を払えばたくさん使えるのは当然の話なので、いかに安い料金でたくさんのデータ量が使えるのか知りたいところです。
通信会社別の「月額料金」と「月間通信量」、「割引」は下図の通りです。
月額料金 | 月間通信量 | 割引 | |
docomo | 6900円 | 5GB | × (ドコモを使っていても割引なし) |
au | 3696円 | 7GB | △ (auユーザーは割引あり) |
4380円 | 無制限 | ||
SoftBank | 3696円 | 7GB | △ (ソフトバンクユーザーは割引あり) |
Y!mobile | 3696円 | 7GB | × (Y!mobileユーザーも割引なし) |
4380円 | 無制限 | ||
UQ WiMAX | 3696円 | 7GB | ◎ (お得なプロバイダを選べば約3万円安い) |
4380円 | 無制限 |
※全てキャンペーン適応後の税抜き価格です
(1)docomoだけは異常に高い
docomoは月間5GBのデータ容量プランがありますが、他社と比較して3000円以上も高いです。
「docomoユーザーだから割引」というキャンペーンもないので、価格面ではおすすめは難しいです。
(2)他4社は横並びだが、セット割・プロバイダ割で差がでる
月額料金と月間通信量に関して、一見するとdocomo以外の料金は横並びのように見えます。
・一番お得なのは、WiMAX|プロバイダによる割引がお得すぎる
結論から言うと、WiMAXにはプロバイダ(販売代理店)による割引があるので、自分がどの携帯会社を使っていても最安です。
例えば『GMOとくとくBB』というWiMAXのプロバイダを利用すれば、下記の通り2年間で3万円以上もお得に契約できます。
会社名 | ![]() | ![]() | ![]() |
プラン名 | UQ Flatツープラス ギガ放題 | WiMAX 2+ フラット for DATA EX | GMOとくとくBBギガ放題 |
初期費用 | 3000円 | 3000円 | 3000円 |
端末受取月(初月) | 3696円 | 4380円 | 0円 |
1ヶ月目〜2ヶ月目 | 3696円 | 4380円 | 3609円 |
3ヶ月目〜24ヶ月目 | 4380円 | 4300円 | 4263円 |
キャッシュバック | 0円 | 0円 | 30000円 |
2年間の総額費用 | 106069円 | 111448円 | 71004円 |
2年間の実質月額費用 | 4602円 | 4643円 | 2958円 |
・キャリアによるセット割
「au」と「SoftBank」に関しては、自分がその会社の携帯を使っていれば、お得になります。
- au:「auスマートバリューmine」
- SoftBank:「新Wi-Fiセット割」
しかし、月1000円程度の割引なので、WiMAXのプロバイダを活用した方が安くなります。
注:WiMAXもauユーザーであれば割引あり
WiMAXを契約する場合も、auユーザーであれば「auスマートバリューmine」の割引を受けることができます。なので、ポケットWiFiでauを選ぶ理由は特にないかと思います。
ポイント4. 高速通信できるエリアが広いか
速度制限受けてないのに、遅い。スピードメーターで速度計測したけど、1Mbpsも速度が出ないからストレス!都心なら、100Mbps以上出るはずなのに。
ポケットWiFiを利用するのに、速い速度で利用できるエリアが広いかどうか気になりますよね。
最後に、通信速度と通信エリアについて解説していきます。
通信速度について
下記のように提供会社によって差があります。
速い方がいいに越したことはありませんが、実はこの速度はそこまで重要ではありません。
理由は2つあります。
最大速度を気にしなくていい理由1. あくまでも理論上の値
公式サイトには、必ずどの会社にも小さく注が振られています。下記はdocomoの例です。
あくまでも「最高の環境が揃えば、技術的にはこれくらい出るよ!」という数値なので、一つの参考程度にしましょう。
大事なのは実測値です。現時点では、WiMAXが実は一番早く、公式ホームページで紹介している実測マップでも場所によっては100Mbpsと光回線並の速度が出ているのでおすすめです。
最大速度を気にしなくていい理由2. 高速通信のエリアが限られている
実はこの最大速度が出るエリアは限られています。
首都圏の一部エリア以外は当面は対象外ですので、やはり参考程度にしたほうがよいでしょう。
通信エリアについて
以前はdocomoが一番つながることで有名でしたが、最近は各社共にエリア拡大にかなり力を入れてきていて、以前ほど繋がらないエリアの差はなくなってきています。
ご自分の自宅や職場、よく行く場所などで使えるエリアなのか、またどのくらい高速で通信できるのかを下記のリンクで判定をして比較してみてください。
結論:ポケットWiFiなら「WiMAX」がベスト
UQ系WiMAXの通信量は月間無制限で利用することができ、3日間で10GB以上使って速度制限を受けても実測で1MbpsというYoutubeの動画を標準画質で見るのにストレスを感じないほどの速度で使い続けることができます。
価格も他のサービスと比較しても最安値で、2019年12月現在、ポケットWiFiの中でただ一つの選択肢と言って良いでしょう。
4. 最もお得にWiMAXを契約するための全手順
データ通信を利用するのであれば、SoftBankのPocket WiFi 601HWよりもWiMAXが月額料金が圧倒的に安くおすすめです。
WiMAXを申し込むために、下記3点を決めなければなりません。
- 契約プランを決める
- 機種を決める
- プロバイダを決める
それぞれ結論からいうと、契約プランは「ギガ放題」、機種はW06、プロバイダは『GMOとくとくBB』を選びましょう。
※申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
『GMOとくとくBB』: https://gmo.jp/
順番に解説します。
4-1. 契約プランを決める
プランは「通常プラン3670円(税抜)」か「ギガ放題プラン4350円(税抜)」で選びます。
- 通常プラン:データ量が月間7GBを超えると128kbpsの速度制限がかかります
- ギガ放題プラン:データ量の月間制限がないため制限を気にせずインターネットを楽しめます
どちらのプランにすべきか悩んでいる方へ
7GBというのがポイントになります。 データ容量7GBの基準は、下記の通りです。速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったらギガ放題にするのがおすすめです。
4-2. 機種を決める
ルーターは主に4機種から選ぶことができますが、結論としては最新機種の「WX04」ではなく、現行機種の「W04」が、以下2つの理由から間違いなくおすすめです。
- 通信速度が最速(558Mbps、LTE利用で758Mbps)
- キャッシュバックが全機種で最高額
参考:最新スペック比較表
※「W04」より前に発売の機種は、選ぶメリットが特にないので、ここではご紹介せず、最新機種の「WX04」との比較のみをさせていただきます。
最新機種「WX04」はダメなの?
以下2つの理由から、おすすめではありません。
- 最高速度が118Mbpsも遅い
- キャッシュバック金額が安い
それでは、具体的にご紹介していきます。
理由1. 最高速度が118Mbpsも遅い
- 新機種「WX04」:440Mbps
- 現行機種「W04」:558Mbps
つまり、118Mbpsも最高速度が遅いことになります。
残念ながら、「最新機種なのに最高速度は遅い」という結果でした。
※公式ページの「W04」の速度は440Mbpsと書かれているけど、どちらが正しいの?
各公式ページではまだ「440Mbps」と表示している箇所もありますが、、558Mbpsに対応し、順次エリアを拡大しています。
参考: UQ WiMAXプレスリリース http://www.uqwimax.jp/annai/news_release/201708311.html
2017年9月に公式のプレスリリースで発表されていますので、安心してください。
理由2. キャッシュバック金額が安い
各プロバイダでキャッシュバックキャンペーンを行なっておりますが、「WX04」を選ぶとキャッシュバック金額が減額されることが多々あります。
例えば、2018年11月の『GMOとくとくBB』だと、下記の通り1000円ほど変わってきます。
- W04: 34,050円
- WX04: 0円
他のプロバイダではまだキャンペーンによる取り扱いが確認できませんでした。
最新機種の「WX04」では、その他に新機能も追加されましたが、結論としてはどれも微妙で使いどころが難しいものばかりでした。
詳しく知りたい場合は「騙されるな!WiMAX最新機種のWX04をおすすめしない全理由」をご覧ください。
クレードル・USBケーブルは同時購入すべきか?
クレードル(WiMAXを充電する台のようなもの)とケーブルは同時購入が可能ですが、高いので公式ページで購入する必要はありません。
クレードルはそもそも購入しても使わない人が多いですが、必要だと感じたらAmazonで「WiMAX クレードル」と検索すれば3000円前後で手に入ります。
4-3. プロバイダを決める
2019年12月の最新情報です。
WiMAXのプロバイダを安全に選ぶには、下記の唯一のポイントで選ぶことが重要です。
- 「ベストな機種(ルーター)」でキャッシュバックを含めた実質費用が安いか
結論として、選ぶべきプロバイダは、2019年12月現在、下記一択です。
次の項目でまとめる表で、一番安いプロバイダはどこか比較していきます。
「ベストな機種(ルーター)」でキャッシュバックを含めた実質費用が安いか
選ぶプロバイダでWiMAXの速度やサービス自体は一切変わらないため、料金はとにかく重要です。
注目すべきなのは、キャッシュバックを含めて3年間使った場合のトータル費用がどれだけ安いかです。「月額料金」を見せかけで安くして、『付帯サービス料金』などで水増ししているプロバイダもあるので、注意してください。
下記の表では、2019年12月現在の情報で、プロバイダと機種の組合せで、安い順に上位10通りの実質費用を計算しました。
※実質費用 = 登録料 + 初月料金 + その他費用 + 月額料金×35 + 端末代 - キャッシュバック - その他割引
順位 | プロバイダ名 | 1年間あたりの実質費用 | 機種 | キャッシュバック金額 | |
ギガ放題 | 通常プラン | ||||
1 | GMOとくとくBB | 39,935 | 32,741 | W06 | 34,700 |
2 | GMOとくとくBB(月額割引) | 40,783 | 32,093 | W06 | 2,000 |
3 | 朝日ネット | 42,470 | 35,897 | W06 | 0 |
4 | DTI | 43,223 | 44,633 | W06 | 0 |
5 | Broad WiMAX | 43,933 | 36,398 | W06 | 0 |
6 | So-net | 49,546 | 41,678 | W06 | 0 |
7 | UQ WiMAX | 51,555 | 56,876 | WX05 | 3,000 |
8 | UQ WiMAX | 52,555 | 57,876 | W06 | 0 |
9 | dis | 52,643 | - | W06 | 0 |
10 | nifty | 58,217 | 50,737 | W06 | 0 |
比較すると、『GMOとくとくBB』が上位2通りを独占しており、一人勝ちしている状況です。
その中でも34,700円のキャッシュバックがもらえる「W06」をおすすめします。
なぜなら、「W06」は、下り最大通信速度が867Mbps(有線接続の場合1237Mbps)と現存するどのポケットWiFiと比較しても最速であり、最も優れた端末だからです。
<2019年12月 最新情報>2018年11月から主要プロバイダが2年プランから撤退し、3年プランに移行しました。 また、2019年10月以降は、一部のプロバイダで機種代金の割引が無くなり、1年プランが登場しています。 以下の表の通り、3年プランの料金条件が良く、最もお得にWiMAXを使えるプランと言えます。
※「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」とは
プラン au 4G LTE 機種代金割引 3年 無料 有 2年 有料 有 1年 有料 無 主にWiMAX回線が通っていない山間部などで使われるモードで、「au LTE回線」を使用して通信をするモードです。 端末のタッチパネルから簡単に切り替えることが可能です。 地方への出張や旅行など万が一のときには非常に重宝するモードです。
それでは、GMOで買うべきか?
現状では一番おすすめできる選択肢で、買うべきと言えます。
ただし一点だけ、購入前に知っておくべき注意点があります。
それは『ある手続きを忘れてしまうとキャッシュバックが1円も受け取れない』という注意点で、何も知らずに購入してしまうと、キャッシュバックが受け取れず、高くついてしまいます。
※キャッシュバックを受け取るための手続きって?手続きといっても簡単で、「契約11ヶ月目にGMOから送られる「口座情報登録メール」から1ヶ月以内に振り込み口座を登録する」だけです。
簡単ですが、手続きを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置はありません。
『GMOとくとくBB』に限らず、全てのプロバイダで同様の手続きが必要になるため、上記だけは必ず覚えておきましょう。
GMO以外のプロバイダはどうなの?
結論からいうと、弊社の調査ではおすすめできるプロバイダはありませんでした。
なぜなら、速度などサービスは一切変わらず、料金はGMOが最も安いからです。
簡単な手続きを行うだけでキャッシュバックを受け取ることができ、キャッシュバックがなく月額が安い他のプロバイダと比べても、総費用が約1万円安くなります。
また、「途中解約した場合キャッシュバック金額を返金しなければならない」や、データ端末代が無料ではないというように、プロバイダごとに微妙に違うルールがあるときがありますので、一見安くても十分に注意してください。
なぜGMOはキャッシュバックがこれだけ高いのか?
『GMOとくとくBB』はWebでの集客に特化しているため、人件費や事務所費用を安く抑えることができます。そのため、削減した費用をそのまま購入者にキャッシュバックすることができています。
また『GMOとくとくBB』の運営元であるGMOインターネット株式会社はネットでの販売代理店の中でも最大手です。最大手のため月間の販売台数も多く、WiMAX本家からの販売奨励金をたくさんもらっており、ネット販売代理店の中でも最高レベルのキャッシュバックを実現しているという背景があります。
プロバイダ選びについて|まとめ
プロバイダ選びについては重要なので長々と書いてしまいましたが、要点を下記にまとめます。
- キャッシュバック金額を含めた「実質費用」で比べる
- 2019年12月現在、『GMOとくとくBB』(https://gmo.jp)が最もお得
- 購入後11ヶ月目にキャッシュバック振込指定口座の確認メールが届くので、キャッシュバック受け取りの手続きを忘れずに行う
※申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。『GMOとくとくBB』: https://gmo.jp/
※電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。
必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
5. まとめ
データ通信サービスを提供している会社として、SoftBankは通信速度が遅く、ポケットWiFiサービスで最も厳しい速度制限条件で使いにくくてデータ通信の質が悪いためおすすめはできません。
キャンペーンや期間限定の割引をたくさん行っているため、月額料金は最安値近くで使えるのであまり通信を行わなず、とにかく料金を安く使いたい場合はおすすめです。
またスマホに関しては通話をある程度する人は格安で使えるので、その場合は利用する候補に入るのではないでしょうか。
しかし、高速の大容量のデータ通信を安く使いたいならWiMAXを選びましょう。
この記事のまとめとして、WiMAXの契約をされる場合、2019年12月現在、契約プラン・機種・プロバイダは下記が一番おすすめです。
- 料金プラン:ギガ放題
- 機種:W06
- プロバイダ:『GMOとくとくBB』
上記の内容で契約をして、お得にモバイルWiFiを手に入れましょう!
『GMOとくとくBB』: https://gmo.jp/
※特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック条件が変わるため、購入は必ず公式ページ経由で行いましょう。
(※当サイトへの情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等について一切責任を負いません。サービス内容が突然変わる可能性もあるため、最後は必ずご自身で契約内容をご確認下さい)