
Y!mobileの『Pocket WiFi 504HW』を使いたいけど、どんな特徴があって、本当に買うべき商品なのか迷っていませんか。
結論から言うと、『Pocket WiFi 504HW』は、現在Y!mobileで選べるデータ通信端末の中で最も高速で通信できバッテリー容量も大きい素晴らしい機種なのは間違いありません。
しかし、端末自体は素晴らしいのですが、そもそも通信サービスを提供しているY!mobileの契約をおすすめしません。
このページでは、業界で様々な通信サービスや機器に関わってきた私の長年の経験から、『Pocket WiFi 504HW』について下記の流れでご紹介します。
- 『Pocket WiFi 504HW』の特徴|全機種との比較でわかる
- 『Pocket WiFi 504HW』をおすすめできない4つの理由
- 後悔しないためのポケットWiFiを申し込み時に比較するべき4つのポイント
- 一番ベストなポケットWiFi『WiMAX』を最もお得に契約するための全手順
全て読めば、他社のデータ通信端末やサービスと比較した上で、2021年1月時点で本当におすすめなポケットWiFiを選択することができるでしょう。
1. 『Pocket WiFi 504HW』の特徴|全機種との比較でわかる
『504HW』を含む現在Y!mobileで発売されていて、契約が可能な全機種と比べてみました。
『504HW』のメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。
1-1. 『Pocket WiFi 504HW』のメリット
メリットは、下記の2点です。
- 通信速度が早くなった(Pocket WiFi史上最速)
- バッテリー容量が多い
メリット1. 通信速度が早くなった(Pocket WiFi史上最速)
これまでの数字から、一気に業界トップクラスの受信時最大261Mbpsという超高速通信に対応しました。
2021年1月時点でもPocket WiFi史上最速の座を守り続けています。
メリット2. バッテリー容量が多い
3,000mAhという最大のバッテリー容量があり、待受時間・通信時間共に長時間できます。
カタログ上の数字なので、実際の利用ではもう少し短い時間でしか利用できません。しかし、これだけの長さに対応していれば、半日は楽に使うことができるでしょう。
メリット3. 通信が安定している
『504HW』とスマートフォンやタブレットなどとの通信に、他のWi-FiやBluetoothなどの無線機器との干渉を受けにくいWi-Fi規格「IEEE802.11ac(5GHz)」に対応しました。
たくさんの電波が飛び交っていると、電波同士が邪魔をして通信速度が遅くなったり繋がりにくくなったりします。しかし、このac(5GHz)で通信をすると安定した高速通信が可能になります。
1-2. 『Pocket WiFi 504HW』のデメリット
逆にデメリットは、下記の2点です。
- 最も重い
- サイズが大きくかさばる
デメリット1. 最も重い
バッテリーが大きい分、重さも最も重くなっています。他の最も軽い端末と比べて倍以上の重さになり、これは単二電池1個分以上の重さです。
わずかな差のように感じますが、日頃持ち歩くのにポケットなどに入れるにはややストレスを感じる重さです。
デメリット2. サイズが大きくかさばる
端末の大きさもほぼ最大になっています。カバンに入れて持ち運ぶ分にはさほど気になる大きさではないでしょう。
しかし、スーツの内ポケットやズボンのポケットなどに入れて運ぶ場合、薄型名刺サイズの端末と比べてポケットが膨らんで見えてやや見栄えが悪くなります。
結論
データ端末とスマホなどの安定した接続ができ、Y!mobileの中で最速の通信を長時間したいデータ通信端末が欲しい人にはおすすめです。
ただ高性能な分、端末が大きく重くなっています。
2. 『Pocket WiFi 504HW』の契約をおすすめしない4つの理由
『Pocket WiFi 504HW』自体は、通信速度も速く、バッテリー容量もある良いポケットWiFiなのですが、提供元であるY!mobileのポケットWiFiサービス自体が、他の会社と比較すると明らかにイマイチなのでおすすめしません。
具体的に『Pocket WiFi 504HW』の提供元であるY!mobileのポケットWiFiサービスをおすすめできないのは、下記の4つの理由です。
- 契約期間が3年間である
- 通信速度が遅い
- 無制限プランは使えるが電波がつながりにくい
- データ通信の質が悪い
以下に、それぞれわかりやすくご紹介します。
2-1. 契約期間が3年間である
504HWを契約したユーザーの口コミ(30代男性)
全然ダメで使えません。3年契約なので3年間お金を捨てたい人だけ契約して下さい。
他の通信サービスは2年契約が一般的であるのに対し、Y!mobileは契約期間が3年間になっています。
通信サービスは次々と新しいサービスが提供されているため、3年の契約期間ですとすぐに乗り換えが出来なくなります。
契約する人が本当に3年間という長期間Y!mobileを使うことに納得されているのであれば良いです。
しかし、月額料金の安さにつられて契約をし通信サービスや端末に不満があり途中で契約を解除すると、最大約5万円もの高額な違約金を払うことになり後悔します。
3年間の契約期間を強制する超高額な契約解除料
Y!mobileには契約解除料が2つあります。それぞれ別に請求されるので最大48900円(税抜)の契約解除料を払う必要があります。
この金額は他社のポケットWiFiサービスの契約解除料と比べても飛び抜けて高額な金額です。
そのため一度契約をしてしまうと契約解除料の高さから簡単に解除はできなくなります。
どのくらい高いのかが分かるように、他社との比較表を作りました。
他社の2〜4倍の契約解除料を払う可能性が高いのはかなりのリスクです。
また、契約解除料を払わなくて済むのは契約した月から37カ月目にならないといけません。
3年(36カ月目)が満了月と書かれてありますが、満了月で解約をしても9500円+10080円(全て税抜)かかってしまいます。
キャンペーンなどで安く見える月額料金は高額な契約解除料を当てているからこそできると考えた方が良いでしょう。
2-2. 通信速度が遅い
504HWを契約したユーザーの口コミ(20代男性)
最初から制限がかかってるようなスピードです、動画なんか見れません
『Pocket WiFi 504HW』はY!mobile史上最速のデータ通信ができる端末です。
しかし、現在では他社のデータ通信端末に比べると最速の通信速度とは言えなくなっています。
端末名 | 通信会社 | 下り最大通信速度 |
HW-01H | docomo | 370Mbps |
W03 | au | 370Mbps |
501HW | SoftBank | 187.5Mbps |
504HW | Y!mobile | 261Mbps |
W04 | UQ WiMAX | 440Mbps |
ご覧の通り、Y!mobileが最速の通信速度ではないのが分かります。
早い通信速度を必要としているのであれば他社のデータ通信を契約した方が良いでしょう。
2-3. 無制限プランは使えるが電波がつながりにくい
504HWを契約したユーザーの口コミ(30代男性)
AXGPがメリットとして感じられるのは都市部のみで、地方郊外では電波自体入りにくく、無制限プランの意味がない
『Pocket WiFi 504HW』は「Pocket WiFiプラン2 」という毎月7GBまでしか通信できない基本プランに加えて、アドバンスモードと呼ばれる無制限で通信することができるオプションをつけることができます。
ただ実は、無制限プランで通信できる電波のエリアが狭く、追加料金を払わないと使えません。
契約できるデータ通信プランの詳細
『Pocket WiFi 504HW』で契約できるデータ通信プラン「Pocket WiFiプラン2 」の詳細についてご説明していきます。
月額料金は3696円と通信できるデータ量が7GBで業界の平均値と同じです。
しかし、7GBを超えると500円の追加料金を払わないと128kbpsというYahoo!のトップページを開くのに30秒近くかかる遅い速度に制限されてしまいます。
アドバンスモードはあまり使えない
アドバンスモードと呼ばれるオプションを設定することで7GBを超えても通信することができます。
しかし、このアドバンスモードには2つの問題があります。
1つはAXGPに対応しているエリアが狭いため通信ができる場所が限られ、そのAXGPは電波の特性上、障害物に弱く繋がりにくいという弱点があります。
上記リンク先をご自宅の周辺などで確認して頂ければ分かりますが、都市部でなければエリア外になってしまうので契約の際はAXGPが使えるエリア内なのか確認が必要です。
以下の画像は、ワイモバイルの通常エリア(赤色)とアドバンスモードエリア(青色)の対応エリアを色分けしたものです。(2018年11月)
引用:ワイモバイル公式サイト
赤色の「通常エリア」は都市から山まで広く対応していますが、青色の「アドバンスモード」対応エリアは圧倒的に少ないのが一目瞭然です。
また細かい話ですが、『504HW』本体を「アドバンスモード」に設定を変更しておかなければならないという手順が必要になります。
2つめはアドバンスオプションを利用するのに追加で月684円(税抜)を払わなければなりません。
無制限で利用する時にかかる合計金額はauやUQ WiMAXと同じ4380円(税抜)ですが、他の割引を一切受けられないため高い料金を払う必要があり、お得ではありません。
2-4. データ通信の質が悪い
『Pocket WiFi 504HW』ではY!mobile側の通信量を削減するために勝手にデータ内容を省略されます。
そのため、動画や写真を開く時に時間がかかるのと他社の通信に比べて画質が悪くなります。
まずは通信速度の制御ですが、上記対象の通信を利用する場合速度制限がかかっていない時でも通信速度を抑えられます。動画・写真関係を使う時は通信速度が遅くなることが多いと考えて良いでしょう。
実際にどのくらいの画像圧縮・劣化・制限がかかるかについて画質や動画の読み込み速度を確認したい人はこちらの記事で紹介されている内容が参考になります。
また、ワイモバイルの親会社で共通の回線を使っているソフトバンク回線で、自動圧縮劣化のせいで、アプリのゲームデータに不具合が発生する事例もあります。
【お知らせ】審査が通るまでに2~3日ほどかかってしまいますが、新しいアプリをインストールすると、問題が起きていた端末でダウンロードができるようになります。
原因はSoftbank回線を使用すると、通信の最適化(圧縮)が強制的に行われ、不具合が起きていたと思われます。#ABOW— teamAeca (@teamAeca) June 10, 2015
次に「最適化」なる一見するともっともらしい良い印象を受けるような言葉を使っています。
しかし、その意味はY!mobile側の通信量を抑えるためにパケットを省略したり圧縮したりして常に劣化したコンテンツしか見られませんよということです。
このポケットWiFiサービスをストレスなく有効活用するのは難しいでしょう。
3. 結局どのポケットWiFiを買えばいいのか
ではどのポケットWiFiを買うべきか気になるか検証していきます。
結論としては、『UQ WiMAX』という会社から出ている『W06』というポケットWiFiがおすすめです。
選定の理由としては、下記の通りシンプルです。
- 「無制限」でデータ容量が使える
- 「速度制限」がかかりづらい
- 「操作」が簡単
- 「コストパフォーマンス」が一番高い
実際にUQ WiMAXの『W06』を後述の販売代理店『GMOとくとくBB』経由で購入すると、下記のような最高の条件で利用が可能です。
UQ WiMAX 『W06』 | Y!mobile 『603HW』 | docomo 『N-01J』 | |
機種 | ![]() | ![]() | ![]() |
プラン名 | ギガ放題 | アドバンスオプション | データMパック |
月額料金 | 3,577円※ | 4,380円 | 6,900円 |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 5GB |
速度制限条件 | 3日で10GB利用で1Mbpsに制限 (youtube視聴は可能な速度) | 3日で10GB利用で1Mbpsに制限 (youtube視聴は可能な速度) | 5GB利用で128kbsp(超低速)に制限 |
契約期間 | 3年 | 3年 | 2年 |
※キャッシュバックを含む3年間の実質月額料金です
実は大前提として、ポケットWiFiは『au』『UQ WiMAX』などの「サービス提供元の会社」によって、「すぐに速度制限にかかって、全然使い物にならない」「料金が全く違う」など大きく差が出ます。
これらの5社を「データ容量」「速度制限」「月額料金」「高速通信できるエリア」の4つのポイントで徹底比較したのが以下の表です。
データ容量(無制限で使えるか) | 速度制限 | 月額料金 | 高速エリア通信 | |
docomo | × | △ | × | ◎ |
au | ◯ | 〇 | ◯ | ◯ |
SoftBank | × | △ | ◯ | ◯ |
Y!mobile | ◯ | 〇 | ◯ | ◯ |
UQ WiMAX (★おすすめ) | ◯ | 〇 | ◎ | ◯ |
この章では、各項目の重要性と各社の詳細についてわかりやすくご紹介します。
ポイント1. データ容量をたくさん使えるか
第一のポイントとして、月間データ容量のプランが「無制限」で使えるかどうかはとても重要です。
どういうことかというと、各社のポケットWiFiデータ容量に関しては下記の2パターンあります。
- 月に5GB、7GBなどデータ容量が制限されるプラン(携帯料金と同じ)
- 月のデータ容量に制限がない(無制限)のプラン
無制限プランにもデメリットはありますが、速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったら無制限にするのがおすすめです。
なので、ポケットWiFiを選ぶ際は、「自分が無制限で使いたいかどうか」「どの会社が無制限プランを提供しているのか」の2点を確認しましょう。
無制限で使えるのは『au』『Y!mobile』『UQ WiMAX』の3社
ここで5社の月間通信量を比較すると、月間通信量が無制限で使えるのは、「au」「Y!mobile」「UQ WiMAX」の3社です。
月間通信量 | |
docomo | 5GB or 20GB |
au | 7GB or 無制限 |
SoftBank | 7G |
Y!mobile | 7GBまたは無制限 |
UQ WiMAX | 7GBまたは無制限 |
docomoとSoftbankは、データ容量が決まったプランしかないので注意しましょう。
無制限プランにすべきか悩んでいる方へ
7GBというのがポイントになります。 データ容量7GBの基準は、下記の通りです。
繰り返しになりますが、速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったら無制限プランにするのがおすすめです。
ポイント2. 速度制限がかからないか
たくさんデータを使うことができても、使い過ぎることでまったく使い物にならないレベルで速度制限をすぐに受けてしまう会社もあります。
会社によって大きく変わってくるので、5社の月間通信量と速度制限の条件、制限時の通信速度を下記に比較しました。
(1)無制限プランではない場合の違い|5社すべて共通で速度制限が厳しい
どの5社であっても無制限プランでない場合は、契約時に決めた月間データ容量(7GBなど)を超えてしまうと128kbpsというほぼ使い物にならないレベルの速度制限を受けてしまいます。
特に注意なのが『SoftBank』で、無制限プランでなくても「3日合計で1GB使うと、128kbpsの速度制限」があります。
なので、迷ったら基本的には無制限プランを選択しておけば、いかなる状況でも安心なのでおすすめです。
※docomoは、3日で○GBというような短期制限はありませんが、料金が高いのでおすすめしません。(詳しくは、後述します)
(2)無制限プランありの3社の違い|『Y!mobile』『au』『UQ WiMAX』
2017年5月5日をもって、『Y!mobile』『au』『UQ WiMAX』の3社はほぼ横並びの無制限プランになりました。
旧:3日で3GBを使うと、128kbpsに通信速度を制限(ほぼ使えない)
新:3日で10GBを使うと、1Mbpsに通信速度を制限(youtubeが視聴可能な速度)
上記の「1Mbps」はYoutubeの動画を標準画質で見れるぐらいの速度なので、「Y!mobile」「au」「UQ WiMAX」は制限を受けても快適に使い続けることができます。
しかし、『Y!mobile』はおすすめしない
結論から言うと、当サイトでは「Y!mobile」は下記の理由からおすすめしません。
- 料金が割高(次章で説明)
- 契約期間が3年と長い(通常2年)
- 無制限プランのエリアが狭い
- 動画や写真を快適に見れない
- サービス内容の改悪が著しい
要するに、「料金が割高」かつ「細かい部分で様々な罠が仕掛けられている」ということです。
※詳しくは「ワイモバイルのポケットWiFiをおすすめしない全理由」でもご紹介しています。
※『au』と『UQ WiMAX』の違い
実は、上記の通り「au」「WiMAX」は提供サービス自体は同じなのです。
ただし後述しますが、「UQ WiMAX」にはプロバイダをしっかり選べば3万円以上の割引を受けられるので、そちらを確実におすすめします。
ポイント3. 月額料金が安いか
私が住んでいるのは地方になるので、電波が届くか届かないかで選ぶしかなくてdocomoにしました。エリアも速度もそんなに不満はないんですけど、料金だけが…docomoユーザーならセット割引があるとかもう少し安くならないですかね…
高い料金を払えばたくさん使えるのは当然の話なので、いかに安い料金でたくさんのデータ量が使えるのか知りたいところです。
通信会社別の「月額料金」と「月間通信量」、「割引」は下図の通りです。
月額料金 | 月間通信量 | 割引 | |
docomo | 6900円 | 5GB | × (ドコモを使っていても割引なし) |
au | 3696円 | 7GB | △ (auユーザーは割引あり) |
4380円 | 無制限 | ||
SoftBank | 3696円 | 7GB | △ (ソフトバンクユーザーは割引あり) |
Y!mobile | 3696円 | 7GB | × (Y!mobileユーザーも割引なし) |
4380円 | 無制限 | ||
UQ WiMAX | 3696円 | 7GB | ◎ (お得なプロバイダを選べば約3万円安い) |
4380円 | 無制限 |
※全てキャンペーン適応後の税抜き価格です
(1)docomoだけは異常に高い
docomoは月間5GBのデータ容量プランがありますが、他社と比較して3000円以上も高いです。
「docomoユーザーだから割引」というキャンペーンもないので、価格面ではおすすめは難しいです。
(2)他4社は横並びだが、セット割・プロバイダ割で差がでる
月額料金と月間通信量に関して、一見するとdocomo以外の料金は横並びのように見えます。
・一番お得なのは、WiMAX|プロバイダによる割引がお得すぎる
結論から言うと、WiMAXにはプロバイダ(販売代理店)による割引があるので、自分がどの携帯会社を使っていても最安です。
例えば『GMOとくとくBB』というWiMAXのプロバイダを利用すれば、下記の通り2年間で3万円以上もお得に契約できます。
会社名 | ![]() | ![]() | ![]() |
プラン名 | UQ Flatツープラス ギガ放題 | WiMAX 2+ フラット for DATA EX | GMOとくとくBBギガ放題 |
初期費用 | 3000円 | 3000円 | 3000円 |
端末受取月(初月) | 3696円 | 4380円 | 0円 |
1ヶ月目〜2ヶ月目 | 3696円 | 4380円 | 3609円 |
3ヶ月目〜24ヶ月目 | 4380円 | 4300円 | 4263円 |
キャッシュバック | 0円 | 0円 | 30000円 |
2年間の総額費用 | 106069円 | 111448円 | 71004円 |
2年間の実質月額費用 | 4602円 | 4643円 | 2958円 |
・キャリアによるセット割
「au」と「SoftBank」に関しては、自分がその会社の携帯を使っていれば、お得になります。
- au:「auスマートバリューmine」
- SoftBank:「新Wi-Fiセット割」
しかし、月1000円程度の割引なので、WiMAXのプロバイダを活用した方が安くなります。
注:WiMAXもauユーザーであれば割引あり
WiMAXを契約する場合も、auユーザーであれば「auスマートバリューmine」の割引を受けることができます。なので、ポケットWiFiでauを選ぶ理由は特にないかと思います。
ポイント4. 高速通信できるエリアが広いか
速度制限受けてないのに、遅い。スピードメーターで速度計測したけど、1Mbpsも速度が出ないからストレス!都心なら、100Mbps以上出るはずなのに。
ポケットWiFiを利用するのに、速い速度で利用できるエリアが広いかどうか気になりますよね。
最後に、通信速度と通信エリアについて解説していきます。
通信速度について
下記のように提供会社によって差があります。
速い方がいいに越したことはありませんが、実はこの速度はそこまで重要ではありません。
理由は2つあります。
最大速度を気にしなくていい理由1. あくまでも理論上の値
公式サイトには、必ずどの会社にも小さく注が振られています。下記はdocomoの例です。
あくまでも「最高の環境が揃えば、技術的にはこれくらい出るよ!」という数値なので、一つの参考程度にしましょう。
大事なのは実測値です。現時点では、WiMAXが実は一番早く、公式ホームページで紹介している実測マップでも場所によっては100Mbpsと光回線並の速度が出ているのでおすすめです。
最大速度を気にしなくていい理由2. 高速通信のエリアが限られている
実はこの最大速度が出るエリアは限られています。
首都圏の一部エリア以外は当面は対象外ですので、やはり参考程度にしたほうがよいでしょう。
通信エリアについて
以前はdocomoが一番つながることで有名でしたが、最近は各社共にエリア拡大にかなり力を入れてきていて、以前ほど繋がらないエリアの差はなくなってきています。
ご自分の自宅や職場、よく行く場所などで使えるエリアなのか、またどのくらい高速で通信できるのかを下記のリンクで判定をして比較してみてください。
結論:ポケットWiFiなら「WiMAX」がベスト
UQ系WiMAXの通信量は月間無制限で利用することができ、3日間で10GB以上使って速度制限を受けても実測で1MbpsというYoutubeの動画を標準画質で見るのにストレスを感じないほどの速度で使い続けることができます。
価格も他のサービスと比較しても最安値で、2021年1月現在、ポケットWiFiの中でただ一つの選択肢と言って良いでしょう。
4. 最もお得にWiMAXを契約するための全手順
データ通信を利用するのであれば、Y!mobileのPocket WiFi 504HWよりもWiMAXが月額料金が圧倒的に安くおすすめです。
WiMAXを申し込むために、下記3点を決めなければなりません。
- 契約プランを決める
- 機種を決める
- プロバイダを決める
それぞれ結論からいうと、契約プランは「ギガ放題」、機種はW06、プロバイダは『GMOとくとくBB』を選びましょう。
順番に解説します。
4-1. 契約プランを決める
プランは「通常プラン3670円(税抜)」か「ギガ放題プラン4350円(税抜)」で選びます。
- 通常プラン:データ量が月間7GBを超えると128kbpsの速度制限がかかります
- ギガ放題プラン:データ量の月間制限がないため制限を気にせずインターネットを楽しめます
どちらのプランにすべきか悩んでいる方へ
7GBというのがポイントになります。 データ容量7GBの基準は、下記の通りです。速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったらギガ放題にするのがおすすめです。
4-2. 機種を決める
WiFiルーターは主に6機種から選ぶことができますが、結論としては「W06」が圧倒的に優れており、具体的には以下4つの理由から間違いなくおすすめです。
- 通信速度が最速(558Mbps、LTE利用で867Mbps)
- 格段につながりやすい
- 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能
- 上り通信速度が速く、画像アップロードなども高速
※2020年3月以降、KDDIにより最新機種「W07」のサービス提供が開始される予定ですが、法人向けサービスなので、個人で契約することができません。
上記のポイントをひとつずつ簡潔にご紹介します。
※スペック比較表
ポイント1. 通信速度が最速
「W05」が発売されたときにも大きな進化だと感じた点ですが、下り最大通信速度が558Mbps(有線接続の場合1237Mbps)と現存するどのポケットWiFiと比較しても最速です。
WiMAXは当然ながら通信速度が最重要なので、この時点で選択肢は「W06」に絞られます。
「WX06」や「WX05」を選んでしまうと、118Mbpsも最高速度が遅くなってしまいます。
ポイント2.格段につながりやすい
「W06」は、基地局からの電波を受信する性能と、接続端末へ電波を送信する性能の両方が向上しており、つながりやすさが大幅に上がっています。
前代機種の「W05」にはない、以下の2つの機能が備わっているからです。
- 高性能ハイモードアンテナ
- TXビームフォーミング
WiMAXで最も重要な通信速度が20%程度向上することが期待できるため、大きな進歩といえます。
高性能ハイモードアンテナ
高性能ハイモードアンテナを搭載することで、基地局からの電波を受信する性能を高め、通信速度を20%程度改善しています。
建物の中の窓から遠い場所など、これまで繋がりづらかった場所から繋がりやすくなります。
TXビームフォーミング
TXビームフォーミングは、接続端末へ電波を送信する性能を高め、通信速度を20%程度改善できる機能です。
通常は放射線状に発信される電波を、接続する端末の位置を自動検知して、その方向に集約して発信します。
「WX05」にも同様の機能が搭載されていますが、クレードルに設置した状態でのみ有効でした。
「W06」はクレードル不要で、この機能を使うことができます。
ポイント3. 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能
何ができるかというと、「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」というauのLTE網を利用したより広域をカバーした通信を利用でき、最高速度867Mbpsの高速通信が可能です。
「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」とは 主にWiMAX回線が通っていないエリアで使われるモードで、「au 4G LTE回線」を使用して通信が可能になります。 利用した月は1,005円の費用がかかるデメリットはありますが、タッチパネルから簡単に切り替え操作ができて、電波が弱いエリアへの出張や旅行など万が一のときに非常に重宝するモードです。
ポイント4. 上り通信速度も大幅アップ
あまり馴染みのない用語かもしれませんが、「上り最高速度」も最新機種WX06や前代機種のW05と同様、それ以外の機種よりも2.5倍と大幅に速いです。
- W06・WX06・W05:上り最大75Mbps
- それ以外:上り最大30MBps
※「上り速度」とは簡単に言うと、写真や動画のデータをWEB上にアップロードする際の速度です。WEBの閲覧などは「下り速度」と言い、ポイント1で説明した速度のことです。
上り速度が向上することにより、写真や動画のアップロードが高速化しているので、InstagramやFacebook、Twitter、Youtubeで投稿する際に、よりサクサク快適に利用することができます。
今までなかなか改善されなかったら上り速度が、「W06」「WX06」「W05」では2.5倍と大幅に向上しています。
クレードル・USBケーブルは同時購入すべきか?
クレードル(WiMAXを充電する台のようなもの)とケーブルは同時購入が可能ですが、高いので公式ページで購入する必要はありません。
クレードルはそもそも購入しても使わない人が多いですが、必要だと感じたらAmazonで「WiMAX クレードル」と検索すれば3,000円前後で手に入ります。
4-3. プロバイダを決める
申し込み先のプロバイダによって、キャッシュバック額が約3万円ほど変わるため、しっかりプロバイダを比較して申し込みましょう。
次の項目でまとめる表で、一番安いプロバイダはどこか比較していきます。
実質月額料金はどこが安いか
選ぶプロバイダでWiMAXの速度やサービス自体は一切変わらないため、キャッシュバックを含めて3年間使った場合のトータル費用がどれだけ安いかを確認しましょう。
なぜなら、「月額料金」を見せかけで安くして、『付帯サービス料金』などで水増ししているプロバイダもあるからです。
下記の表では、「データ通信容量の実質無制限プラン」に絞って、WiMAXのプロバイダと機種の組合せの「1ヶ月あたりの実質費用」を比較しました。
※2021年1月現在、安い順に上位9位をピックアップして記載しています。
※実質費用 = 登録料 + 初月料金 + その他費用 + 月額料金×36 + 端末代 - キャッシュバック - その他割引
←スマホの場合は左右にスクロールできます→
順位 | プロバイダ名 | 1ヶ月あたりの実質費用(円) | 契約期間 (年) | 機種 | キャッシュバック金額(円) | |
ギガ放題 | 通常プラン | |||||
1 | GMOとくとくBB (キャッシュバック) | 3,521 | 2,920 | 3 | W06 | 28,500 |
2 | GMOとくとくBB (月額割引) | 3,581 | 2,980 | 3 | W06 | 3,000 |
3 | DTI | 3,606 | 3,459 | 3 | W06 | 0 |
4 | Broad WiMAX | 3,646 | 3,063 | 3 | W06 | 0 |
5 | ASAHIネット | 3,959 | 3,501 | 3 | W06 | 0 |
6 | So-net | 4,018 | - | 1 | W06 | 15,000 |
7 | BIGLOBE | 4,228 | 3,001 | 3 | W06 | 0 |
8 | dis | 4,366 | - | 3 | W06 | 0 |
9 | UQ WiMAX | 4,660 | - | 2 | W06 | 0 |
比較すると、『GMOとくとくBB』が上位2通りを独占しており、一人勝ちしている状況です。
その中でも実質月額料金が最もお得に使える、28,500円のキャッシュバック特典で申し込みましょう。
なお、機種は「W06」を選んでいますが、下り最大通信速度が867Mbps(有線接続の場合1,237Mbps)と現在手に入るどのポケットWiFiと比較しても最速であり、最も優れた端末です。
「W07」は法人契約のみ取り扱い
KDDIは法人向けサービスとして、「Speed Wi-Fi NEXT W07」を取り扱っています。
しかし、個人で契約することはできないため、実際に手に入るWiMAXの中で最もおすすめの機種は「W06」です。
お得な契約期間は「3年間」
2018年12月より主要プロバイダの契約プランが、「2年間」から「3年間」に移行しました。
また、2019年10月以降は「1年間」のプランが登場しています。
しかし、以下の表の通り、料金条件が良く、最もお得にWiMAXを使うことができるのは、「3年間」の契約プランです。
プラン | au 4G LTE | 機種代金割引 |
3年 | 無料 | 有 |
2年 | 有料 | 有 |
1年 | 有料 | 無 |
GMOとくとくBBで申し込む際の唯一の注意点
一点だけ、申し込み前に知っておくべき注意点があります。
それは『ある手続きを忘れてしまうとキャッシュバックが1円も受け取れない』という注意点で、何も知らずに購入してしまうと、キャッシュバックが受け取れず、高くついてしまいます。
※キャッシュバックを受け取るための手続きって?手続きといっても簡単で、「契約11ヶ月目にGMOから送られる「口座情報登録メール」から1ヶ月以内に振り込み口座を登録する」だけです。
簡単ですが、手続きを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置はありません。
『GMOとくとくBB』に限らず、全てのプロバイダで同様の手続きが必要になるため、上記だけは必ず覚えておきましょう。
なぜGMOはキャッシュバックがこれだけ高いのか?
『GMOとくとくBB』はWebでの集客に特化しているため、人件費や事務所費用を安く抑えることができます。そのため、削減した費用をそのまま購入者にキャッシュバックすることができています。
また『GMOとくとくBB』の運営元であるGMOインターネット株式会社はネットでの販売代理店の中でも最大手です。最大手のため月間の販売台数も多く、WiMAX本家からの販売奨励金をたくさんもらっており、ネット販売代理店の中でも最高レベルのキャッシュバックを実現しているという背景があります。
プロバイダ選びについて|まとめ
プロバイダ選びについては重要なので長々と書いてしまいましたが、要点を下記にまとめます。
- キャッシュバック金額を含めた「実質月額料金」で比べる
- 2021年1月現在、『GMOとくとくBB』(https://gmo.jp)が最もお得
- 購入後11ヶ月目にキャッシュバック振込指定口座の確認メールが届くので、キャッシュバック受け取りの手続きを忘れずに行う
ポイント
申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
GMOとくとくBB「キャッシュバック」キャンペーン:https://gmo.jp/
電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。
理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。
必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
5. まとめ
データ通信サービスを提供している会社として、Y!mobileは無制限でのデータ通信料金が高くて質が悪く、通信速度が遅いためおすすめはできません。
キャンペーンや期間限定の割引をたくさん行っているため、月額料金は最安値近くで使えるのであまり通信を行わなず、とにかく料金を安く使いたい場合はおすすめです。
またスマホに関しては通話をある程度する人は格安で使えるので、その場合は利用する候補に入るのではないでしょうか。
しかし、高速の大容量のデータ通信を安く使いたいならWiMAXを選びましょう。
この記事のまとめとして、WiMAXの契約をされる場合、2021年1月現在、契約プラン・機種・プロバイダは下記が一番おすすめです。
- 料金プラン:ギガ放題
- 機種:W06
- プロバイダ:『GMOとくとくBB』
※KDDIより最新機種「W07」のサービスが提供されていますが、法人向けサービスなので、個人で契約することができません。
上記の内容で契約をして、お得にモバイルWiFiを手に入れましょう!
ポイント
GMOとくとくBB「キャッシュバック」キャンペーン:https://gmo.jp/
申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。
電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。
理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。
必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
(※当サイトへの情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等について一切責任を負いません。サービス内容が突然変わる可能性もあるため、最後は必ずご自身で契約内容をご確認下さい)