100の速度テストでわかるWX03のクレードルが不要な全理由

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

WX03を買うときに、「クレードル」をセットで買えるようだけど、必要なのか迷っていませんか。

結論からいうと、WX03のクレードルの同時購入は弊サイトとしてはおすすめしていません。

置けばスピードが上がると書いていますが、実際に弊社で100回以上の計測テストをしたところ、弊社のテストでは速度に有意な変化は見られませんでした

また、購入後に電波にどうしても困ったらAmazonで購入することもできますから、迷ったら買わないことをおすすめします

このページでは、長年の通信機器販売の経験から、「WX03」のクレードルについてなぜ買う必要がないのかを下記の流れで解説します。

  1. そもそもクレードルとは
  2. 100回の速度実験の結果
  3. 技術に対する疑問

全て読めば、あなたがWX03のクレードルを買う必要がなぜないのかがわかるでしょう!

※WX03をこれから購入しようとしている方へ

2017年9月現在、最も安くWX03が手に入るのは『GMOとくとくBB』ですが、キャッシュバックの受け取り事項に注意点がありますので、『元販売員が教えるGMOのWiMAXで契約前に読むべき全知識』を事前に参考にしてください。

1. そもそも「クレードル」とは

クレードルとは何かを簡単に説明すると、「端末を充電しながら設置する台(置き場)」です。

下記図でWiMAXの下に付いている台のことを意味します。

スクリーンショット 2017-01-28 0.18.32

WiMAXはスマートフォンのようにUSBケーブルで直接充電できるので、クレードルを使わなくても充電が可能です。むしろ大きくて邪魔に感じる人も多いです。

みるポイントはとくにありませんが、基本スペックは下記の通りです。

項目  仕様詳細
ETHERNETポート 物理インタフェース  8ピンモジュラージャック(RJ-45)×1ポート
インタフェース  1000BASE-T/100BASE-TX
伝送速度  1000Mbps/100Mbps
全二重/半二重  全二重・半二重
ACアダプタ接続ポート 物理インタフェース  USBコネクタ(micro B-type)×1ポート、充電のみ
外形寸法  約120(W) × 約68(H) × 約54(D) mm
重量  約96g

「WX03」のクレードルの売りは、公式ページによると下記の通りで、まとめると、「充電だけでなく、電波の強化を行えます」とのことでした。

スクリーンショット 2017-01-28 0.22.59

では実際にどうなのかというと、クレードルにのせただけで電波が強くなるとは考えにくく、実際に速度実験を行なったところほとんど変わらなかったのが現状です。

これから速度実験をふまえ、クレードルの技術の解説をしながら、なぜ購入をおすすめしないのかを解説していきます。

2. 100回の速度実験の結果

合計100回の実験を行なったところ、クレードルを使ったからといって速度があがるとは言い切れない結果となりました。

スクリーンショット 2017-02-08 15.45.53

実験内容:

測定ツールは『Speedtest.net』

同時刻・場所で、クレードルあり・なしを5回ずつ繰り返し、それぞれの速度の平均値を出す。

スマートフォンとWX03の場所を変えながら、10セット行う。

実験場所は東京都中央区の一般的なオフィス3階、WiMAXが最も混雑する平日の17:00~23:00の間に測定

入り組んだ室内や、スマートフォンとWX03の距離が遠い時はクレードルの力が発揮されるのでは、という仮設もありましたので、様々な地理的条件で測定をしています。

合計100回の計測を全てまとめると、下記の通りでした。

※途中、電波の届きにくい非常階段などで測定した事もあり、WiMAXの速度が出ていない場合がありますが、通常利用時の平均は40MBps前後でした。

回数  測定条件 平均速度
クレードルあり クレードルなし 判定
1〜5回  通常環境、スマホとWiMAXの距離5cm 37.12Mbps 36.32Mbps
6〜10回 通常環境、スマホとWiMAXの距離3m 41.63Mbps 41.32Mbps
11〜15回 通常環境、スマホとWiMAXの距離5m 41.02Mbps 43.91Mbps ×
16〜20回  スマホとWiMAXの間に障害物を設置 26.34Mbps 25.31Mbps
21〜25回  WiMAXをドアの外に出して測定  28.13Mbps 24.31 Mbps
26〜30回  電波の通りにくい非常階段の1階・2階で測定  21.03Mbps  22.34Mbps ×
31〜35回  電波の通りやすいベランダで測定  39.54Mbps 42.41Mbps ×
36〜40回  携帯電話を近くに10個置き電波干渉のおきやすい環境で測定  38.31Mbps 39.49Mbps ×
41〜45回  (場所変更)高層ビル40階で測定  16.32Mbps 13.34Mbps
46〜50回  (場所変更)電波の悪い地下のカラオケ店で測定  4.31Mbps 3.12Mbps

クレードルがない方がむしろ速い場合もあるなど、「電波が強くなります!」と言い切るには程遠い結果ですね。

実際に、価格.comでも効果が感じられないという感想が見つかりました。

スクリーンショット 2017-01-28 0.45.58出展: http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000918999/SortID=20596386/

もちろん、たった100回の測定結果ですから、使用環境によっては効果があるのかもしれませんが、あくまで弊社のテストではあまり効果は見受けられませんでした。

3. 技術に対する疑問

UQ WiMAX公式ページには下記以上の記載がなく、どんな技術を使っているのかがいまいちわかりませんでした。

スクリーンショット 2017-01-28 0.22.59

各プロバイダの説明も全て調査しましたが、曖昧な表現が多く、技術の内容はいまいちわかりませんでした。

各プロバイダの説明を読んで、具体的な技術に触れている唯一のヒントは、装着することで「3直交偏波アンテナに変える」ということです。

各プロバイダの説明一覧

UQ WiMAX

あらゆる⽅向からの電波を漏れなくキャッチするために、クレードル装着で、3直交偏波アンテナへと変化します。特に、本体厚み⽅向の電波の強化を実施。

GMOとくとくBB

スマホやパソコンなどの端末にもしっかり電波を飛ばす、拡張アンテナ内蔵の専用クレードル(別売)をセットすることで、家ではホームルーターとして、ご家族やご友人と一緒に、より快適にインターネットをご利用いただけます。

BIGLOBE

室内のWiMAX 2+電波をとらえやすい、アンテナ搭載のクレードル(別売)

Broad WiMAX

クレードルの受信電波が強化!拡張アンテナ搭載で室内でもしっかり快適高速通信

あらゆる方向からの電波を漏れなくキャッチするために、クレードル装着で、3直交偏波アンテナへと変化します。特に、本体厚み方向の電波の強化を実施しているため、快適な高速通信を実現します。※クレードルは別売りです。

3直交偏波アンテナとは

唯一それらしい説明があったのが、クレードルをつけると、「3直交偏波アンテナへと変化」することが公式説明だとわかりました。

しかし、そもそも通信技術用語で「3直交偏波アンテナ」なんてものは聞いたことがありません。

おそらく、クレードルにのせることによって、受信可能な電波が立体的に変わることを示しているものと思われます。

斜めに立てて、さらに両サイドにある薄膜金属で、電波反射を導いてる…のでしょうか?

アンテナ端子やリード線といったものも特に見当たりませんでしたので、具体的な技術については疑問が残るばかりでした。

4. クレードルを買うか決めた後に、最もお得にWiMAXを契約する方法

クレードルを買うか決めて、いざWiMAXを申し込むときに最もお得な方法を、根拠と共に解説していきます。

ルーター(クレードル有無)が決まったら、 次は下記2点を決めなければなりません。

  • 契約プランを決める
  • プロバイダを決める

それぞれ結論からいうと、契約プランは「ギガ放題」、プロバイダは『GMOとくとくBB』か『@nifty』の2社から選びましょう。

 ※申し込む際は、条件が変わることがあるため、公式ページから申し込みましょう。

『GMOとくとくBB』:  https://gmo.jp/

『@nifty』: http://www.nifty.com/

特に『@nifty』は、公式ページ以外だと、キャッシュバック受取の時期が9ヶ月であることがあるため、申し込む前に5ヶ月か確認してください。

順番に解説します。

3-1. プランの選び方

プランは「通常プラン3,670円(税抜)」か「ギガ放題プラン4,350円(税抜)」で選びます。

  • 通常プラン:データ量が月間7GBを超えると128kbpsの速度制限がかかります
  • ギガ放題プラン:データ量の月間制限がないため制限を気にせずインターネットを楽しめます

どちらのプランにすべきか悩んでいる方へ

7GBというのがポイントになります。 データ容量7BGの基準は、下記の通りです。速度制限がかかってしまうと、ストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったらギガ放題にするのがおすすめです。

スクリーンショット 2015-06-03 22.32.11

『@nifty』では、わかりにくいですが「WiMAX 2+ Flat 2年 auスマホ割」が通常プランに当たります。

3-2. プロバイダの選び方

2017年9月の最新情報です。

プロバイダを選ぶには、下記2つのポイントから選ぶことが重要です。

  • キャッシュバックを含めた実質費用が安いか
  • キャッシュバックの適用条件

結論として、選ぶべきプロバイダは下記のいずれかがおすすめです。

  • 『GMOとくとくBB』(とにかく最安値で使いたい方)
  • 『@nifty』(確実に安心して安くしたい方)

順番に説明していきます。

キャッシュバックを含めた実質費用が安いか

選ぶプロバイダでWiMAXの速度やサービス自体は一切変わらないため、料金がとにかく重要です。

注目すべきなのは、キャッシュバックを含めて基本契約期間の2年間使った場合のトータル費用がどれだけ安いかどうかです。

「月額料金」を見せかけで安くして、『付帯サービス料金』などで水増ししているプロバイダもあるので、注意してください。

2017年9月現在の情報で、かかる全てのトータル費用を計算しました。

※トータル費用 = 登録料 + 初月料金 + その他費用 + 月額料金×24 + 端末代 – キャッシュバック – その他割引

順位 プロバイダ名 2年間利用時のトータル費用 キャッシュバック金額
通常プラン ギガ放題
1 GMOとくとくBB  57,517   68,381  32,200
2 @nifty  60,471  74,751  20,000
3 DTI  60,500  74,800  29,000
4 3WiMAX  63,680  77,015  28,000
5 so-net  67,985  82,349  20,000
6 Broad  68,424 82,809
7 BIGLOBE  71,680  86,750  15,000
8 ヤマダ電機  91,705  106,069
9 ビックカメラ  91,705  106,069
10 ヨドバシカメラ  91,705  106,069
11 エディオン  91,705  106,069
12 ノジマ  91,705  106,069
13 ケーズデンキ  91,705  106,069
14 PC DEPOT  91,705  106,069
15 UQ WiMAX  94,504 108,868

『GMOとくとくBB』が圧倒的に一人勝ちしている状況です。

※選ぶプロバイダで通信速度やサービス内容に違いは全くありません。

それでは、GMOで買うべきか?

確かに間違いなく最安値ですが、一点だけ注意点があります

それは『ある手続きを忘れてしまうとキャッシュバックが1円も受け取れない』という適用条件で、何も知らずに購入してしまうと、家電量販店で買うよりもむしろ高くついてしまいます

※キャッシュバックを受け取るための手続きって?

手続きといっても簡単で、「契約11ヶ月目にGMOから送られる「口座情報登録メール」から1ヶ月以内に振り込み口座を登録する」だけです。

簡単ですが、気付けなかったり手続きを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置はありません。

『@nifty』であれば、わざわざメールからではなく、マイページにログインしていつでも自由に振込口座の登録ができるので、購入直後に行ってしまえば忘れようがなく、親切です。

忙しくてメールチェックを一切しない方や、心配性の方は『@nifty』にしておきましょう

また、『@nifty』は5ヶ月目でキャッシュバックが受け取れ、『GMOとくとくBB』は12ヶ月目ですので、受取期間も差がでます。

最終的にどちらを選ぶ人が多いかと言うと、2年間使った場合のトータル費用は大差がないため(ギガ放題で5000円程度)、すぐ確実にキャッシュバックが受け取れる『@nifty』を選ぶ人が多いです。

 ※申し込む際は、条件が変わることがあるため、公式ページから申し込みましょう。

『@nifty』: http://www.nifty.com/

『GMOとくとくBB』:  https://gmo.jp/

特に『@nifty』は、公式ページ以外だと、キャッシュバック時期が9ヶ月であることがあるため、申し込む前に5ヶ月か確認してください。

また電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。

なぜGMOはキャッシュバックがこれだけ高いのか?

『GMOとくとくBB』はWebでの集客に特化しているため、人件費や事務所費用を安く抑えることができます。そのため、削減した費用をそのまま購入者にキャッシュバックすることができています。

また『GMOとくとくBB』の運営元であるGMOインターネット株式会社はネットでの販売代理店の中でも最大手です。最大手のため月間の販売台数も多く、WiMAX本家からの販売奨励金をたくさんもらっており、ネット販売代理店の中でも最高レベルのキャッシュバックを実現しているという背景があります。

2社以外のプロバイダはどうなの?

結論からいうと、弊社の調査ではおすすめできるプロバイダはありませんでした。

なぜなら、他のプロバイダは『GMOとくとくBB』と同じく手続きが必要なのに、その割には速度などサービスは一切変わらないのに料金だけがGMOと比べると高いからです。

『GMOとくとくBB』で注意しながら最も安く使うか、『@nifty』で簡単な手続きで安心してそれなりの価格で使うか、2択となります。

2017年9月は買うタイミングとしてはどうなのか?

間違いなく買い時です。

今後近いうちに、各社ともに高額キャッシュバックのキャンペーンが終了する可能性があります。

昨年2015年にWiMAX運営元のUQコミュニケーションズが基地局を一気に拡大する投資を行ったため、意地でも会員数を増やさなければならず、高額なキャッシュバックを用意していました。

その結果、総会員数は1年で1000万から2000万に急激に増大しWiMAXの知名度も十分なものになったためキャッシュバックを出す必要がなくなってきたからです。

各社減額する中で『GMOとくとくBB』はキャッシュバック金額3万円台をキープしていますが、こちらも予算が消化され次第、徐々に減額していくものと予想されます。

突然9月にキャッシュバックキャンペーンが終わることはないとは思いますが、減額される可能性は十分にあるため、購入する予定のある方は9月中の購入をおすすめします。

5. まとめ

技術的な仕組みは疑問が残るもので不明確な印象です。

唯一の事実としては、弊サイトの実験結果においてはクレードルをつけても速度はほとんど変わらなかったという結果です。

クレードルはなくても当然充電は可能ですし、困ることはないでしょう

もし電波が入りにくくて困ったらAmazonで買うこともできますから、まずはWX03単体で購入して、様子を見ることをおすすめします。

2017年9月現在は下記で契約することをおすすめします。

上記の内容で契約をし、お得に安心してWiMAXを手に入れましょう!

※特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック条件が変わるため、購入は必ず公式ページ経由で行いましょう。

『GMOとくとくBB』:  https://gmo.jp/

『@nifty』: http://www.nifty.com/

※特に『@nifty』は、公式ページ以外だとキャッシュバック時期が9ヶ月(本来は5ヶ月)なので注意しましょう。

(※当サイトへの情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等について一切責任を負いません。サービス内容が突然変わる可能性もあるため、最後は必ずご自身で契約内容をご確認下さい)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket