図解でわかる光回線の速度の仕組みと速度を上げる方法まとめ

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「光回線の速度が遅い!」「そもそもどのくらい出るものなんだ」など、光回線の速度に関しては疑問や悩みが付きまといますよね。

回線の速度は様々な要素で決まり、速度を上げたいのであれば、きちんと仕組みを理解した上で行動することが必要です。

このページでは過去に光回線の営業をしていた筆者が光回線の速度に関して、以下のポイントを紹介します。

  • 図解でわかる光回線の速度を決める3つのポイント
  • 速度測定がらくらくできるツール2選
  • 光回線の速度を向上させる5つの方法

全て読めば、光回線の速度が左右されるポイントを理解した上で、光回線の速度を改善するポイントをつかめます。

1. 図解でわかる光回線の速度を決める3つのポイント

よく光回線は「1ギガ」などと宣伝されていますが、ほとんどの光回線は宣伝されているほどスピードは出ません。

それは光回線が「ベストエフォート」と呼ばれるサービス方式だからです。

ベストエフォート

品質の保証はせずに、最大限(ベスト)の努力(エフォート)でサービスを提供するということです。速度に関しては技術上はでると実証されていますが、保証はされていません。

ちなみに筆者も「ギガ」と宣伝されている「フレッツ光ネクストギガマンション」を使っていますが、計測すると以下のように受信に当たる下りがおよそ18Mbps(1ギガのおよそ2/100のスピード)しか出ませんでした。

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画像:SPEEDTEST  BETA

しかしながら、動画サクサク観れていますし、ネットに関してストレスはほとんどありません。体感的に「10Mbps」が出ていれば動画なども問題なく観られると考えています。

ちなみにインターネットは以下のような仕組みでつながっていて、3つのことが速度に影響します。

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まずは本章でそれぞれの要因を解説していきます。今の速度に不満がある方も仕組みを理解すれば解決への糸口が見えてくるでしょう。

①. プロバイダ

インターネットの入り口のような役割をするプロバイダですが、インターネットはプロバイダの設備を使うので、プロバイダによって速度が変わります。

多くのプロバイダが都道府県ごとに設備を用意しており、その混雑状態などで遅くなる可能性があります。

特に、多くの人が使う夜の時間帯は遅くなるケースがあります。

しかし、住んでいるエリアや使う時間によっても変わってくるため一概におすすめのプロバイダを紹介することは難しいですが、「プロバイダが原因で遅い」とお考えの方は変えてみると改善する可能性があります。

②. 光回線

通信の通り道になる光回線は技術上どのくらいの速度が出せるかを公表しています。ちなみに、大手では以下のように1~2Gの会社が多いです。

光回線 運営会社 最大速度(ベストエフォート値)
フレッツ光ネクスト ハイスピードタイプ NTT東日本 200M(下り)100M(上り)
フレッツ光ネクスト ギガラインタイプ NTT東日本 概ね1G(上り・下り)
フレッツ光ネクスト隼 NTT西日本 概ね1G(上り・下り)
NURO So-net 2G(下り)1G(上り)
auひかり KDDI 1G(上り・下り)
ソフトバンク光(光コラボレーション) ソフトバンク 1G(上り・下り)

ちなみに、「フレッツ光ネクスト ハイスピードタイプ」のように昔からあるサービスは最大速度は1Gに満たないものも多くありましたが、最近のサービスは1G以上のものが多くなりました

近年話題の光コラボレーションはNTT品質

光回線はここ数年で大きく状況が変わりました。それは「光コラボレーション」というサービスができたからです。

光コラボレーションとは、以下のようにNTTとの契約を他社を間に挟みその会社のサービスとして光を使う仕組みです。

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回線はNTTのものを使って各事業者が提供をしているイメージです。そのためNTTの「フレッツ光」と品質はほとんど変わらない回線を使うことができます。

ちなみに、コラボレーションの場合も1Gの最大速度になるものが多いですが、もともと200Mなどの以前のタイプのフレッツ光を使っている方が1Gの回線を使うためには別途工事が必要です。

以上のような「光コラボレーション」の仕組みが詳しく気になる方は「図解でわかる光コラボレーションとは|仕組みと注意点が3分でまるわかり」を参考にしてみてください。

マンションの方は要注意!

一般的にマンションの場合は、一戸建てより速度は出にくいと言われています。

それには主に以下の2つの理由があります。

  • ①一つの装置を大人数で使うから
  • ②配線が光の速度についていけない可能性があるから

マンションの光回線は多くの場合で以下のような形をとっています。

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マンションは上図のように、回線をマンション内の装置で分岐させて各戸に届けます。そのタイミングで複数の利用者で回線を分けることになるので速度が落ちる可能性が高まります。

また、集合装置から各戸への配線も、以前のものだと「電話線」を使うものもあり、そういったものだと大きな速度のロスが生じます。

NTTのフレッツや光コラボレーションの回線だと「VDSL方式」「LAN方式」と呼ばれる配線が速度が遅くなりやすいと言えます。

③. あなたの家の環境

あなたの家のLANケーブルや無線LANの規格が回線に見合ったものでないとそこでロスが発生し、遅くなる可能性が高まります。

また、パソコンなどインターネットを使う端末の性能次第では、速度が遅くなる可能性が高くなります。

2. 速度測定がらくらくできるツール2選

この章では「遅くないか」と感じた時に使いやすい速度を測れるツールを紹介していきます。

簡単に測れて便利なのが以下の2つのツールです。

  • SPEEDTEST  BETA・・・上り下り別に計測可能
  • USEN スピードテスト・・シンプルでわかりやすい

それぞれを紹介していきますので、好きな方を使ってみてください。

2-1. SPEEDTEST  BETA

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SPEEDTEST  BETA」は、ワンクリックで上りと下りの速度をそれぞれ計測できます。Pingの応答速度まで測れる本格的な速度計測ツールなのに、回線などを入力しなくていいため簡単で使いやすいです。

2-2. USEN スピードテスト

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USENのスピードテスト」は、非常に手軽に速度を計測できるツールです。速度に加え、「ハムスター級」「ニンゲン級」「ドラゴン級」などと何かに例えてくれるため、わかりやすいです。

3. 光回線の速度を向上させる5つの方法

この章では光回線が遅くて悩んでいる方のために、速度を向上させるための具体的な手順を紹介していきます。

以下のポイントを全て行えば、改善する可能性が非常に高いです。

  • あなたの家のLANケーブルを改善する
  • あなたの家の無線環境を改善する
  • 利用している端末を改善する
  • プロバイダを見直す
  • 光回線のプラン・回線を見直す

3-1. あなたの家のLANケーブルを改善する

「ルーターから無線LANの親機まで」など、光回線を使うほとんどの方がLANケーブルを使っているかと思います。

そして、LANケーブルによって通信の速度が異なるため、LANケーブルを見直せば改善する可能性が高いです。

LANケーブルには「CAT○」などの記号が書かれていますが、「CAT」とは「カテゴリー」を意味していて、このカテゴリーで以下のように速度に違いがあります。

カテゴリー 通信速度
  • カテゴリー5
100M
  • カテゴリー5e
  • カテゴリー6
1G
  • カテゴリー6a
  • カテゴリー6e
  • カテゴリー7
10G

いくら家に1Gの速度の回線が来ていても、ケーブルが100Mしか通れないものだったらもったいないです。そのため、「カテゴリ5」の方はケーブルから変えることをおすすめします。

ちなみに、カテゴリー7が最も性能がいいですが、値段が高いです。そのため、一般家庭で使う場合は、性能が良くて値段も控えめな「カテゴリー6a」が最もおすすめです。

ちなみにAmazonなどでも以下のような高性能なLANケーブルが1000円を切る値段で売られているため、手軽に試せる方法です。

iBUFFALO ツメの折れないLANケーブル

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ちなみに、Amazonのセールなどを上手に使えば、このような高性能なケーブルも300円以内で手に入る可能性があります。

3-2. あなたの家の無線環境を改善する

無線LANルーターなどを使っている方は、親機の性能でも通信速度が大きく変わるため、注意が必要です。

無線LANルーターも以下のように規格が複数あるため、あなたの求めるスペックに合った規格を選びましょう。

規格 周波数 最高速度(理論値)
11a(IEEE802.11a) 5.2GHz帯 54M
11b(IEEE802.11b) 2.4GHz帯 11M
11g(IEEE802.11g) 2.4GHz帯 54M
11n(IEEE802.11n) 2.4GHz帯、5.2GHz帯 600M
11ac(IEEE802.11ac) 5.2GHz帯 6933M

以上のように、速度を考えると、できれば11acの規格のものを使いたいところです。

周波数に関して

  • 5.2GHz帯・・・・障害物には強いが、電波が遠くまで飛びにくい
  • 2.4GHz帯・・・・電波は遠くまで飛ぶが、障害物に弱い

家の中で使うのであれば5.2GHz帯がおすすめです。

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出典:Amazon

ちなみに、多くの無線LANルーターでは上図のように「11ac/n/a/g/b」などと書かれています。

これは11ac、11n、11a、11g、11bに対応しているという意味です。

遅くて悩んでいる方に関して、もしも「11ac」か「11n」に対応していないのであれば、買い換えることも検討しましょう。

その場合、「11ac」の規格に対応しているものであればまずは間違いがありません。

3-3. 利用している端末を改善する

使っているパソコンが重くなってしまっているとどんなに回線が早くても遅いように感じてしまいます。

あなたのパソコンが古くなって全体的な処理が遅くなっているようだと改善があまり期待できないので買い替えも考慮しましょう。

インターネットの履歴やキャッシュなどを削除するなど、パソコンを軽くすることで緩和はできますが、根本的な解決にはつながりません。

3-4. プロバイダを見直す

プロバイダが原因だと考える方は、プロバイダを見直すことも検討しましょう。ちなみに、夜10時~12時につながりにくい方は、特にプロバイダが影響している可能性が考えられます。

ただし、あくまでもあなたのエリアの使っているユーザーなどによって変わってしまうため、「ここにすれば解決」という具体的な答えはありません

ただし、気になる方は「Radishみんなの測定結果」と呼ばれる、速度計測を報告し合う掲示板がありますので、そこで近くに住んでいる方の情報を参考にしながら考えましょう。

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出典:Radishみんなの測定結果

近所の方に聞いてみるのも一つの手段です。

調べるのが面倒な方は、今と違う大手のプロバイダに切り替えをすれば改善の可能性があります。

3-5. 光回線のプランを見直す

光回線のプランを見直すことでも改善が期待できます。

特に、以前からNTTのフレッツ光を使っている方や、フレッツ光の回線を使った「光コラボレーション」を契約した方は、場合によっては「古いタイプ」の回線になっている可能性が高いです。

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回線が以前のものの場合、回線を契約している会社に伝え、設備の問題などがなければ早いタイプに切り替えてもらえる可能性が高いです

切り替えには工事が必要で、工事費もかかります。工事費は決して安くはないため、あなたの解約時の違約金や月額の料金によっては他社に乗り換えてしまった方が安く落ち着くケースもあります。

プロバイダも一緒に変えるとキャンペーンを受けられる可能性もあるので「光回線100社を徹底比較!あなたに合わせたおすすめがわかる」を参考にあなたにベストな光回線を検討しましょう。

4. まとめ

光回線の速度に関して、何で決まっているのか、どうやって測るのか、遅い時はどうすればいいのかを解説してきましたがいかがでしたか。

光回線が遅いと感じたら、以下のポイントで、できそうなことをできるだけ行えば改善の可能性が高いです。

  • あなたの家のLANケーブルを改善する
  • あなたの家の無線環境を改善する
  • 利用している端末を改善する
  • プロバイダを見直す
  • 光回線のプラン・回線を見直す

それでも改善しない場合や、プラン変更の工事費が高くなってしまうケースは、光回線ごと切り替えてしまうことも一つの手段です。

その場合は「光回線100社を徹底比較!あなたに合わせたおすすめがわかる」を参考にあなたに合った回線を選びましょう。

あなたが快適にインターネットを使えることを心から祈っています。

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