
auのWiMAXを使いたいけど、本当に契約しても良いのか迷っていませんか。
結論から言うと、長年に渡りポケットWiFiなどの販売員をしていた知識と経験からauのWiMAXはおすすめしません。
このページでは、業界で長年様々な通信サービスや機器に関わってきた私の経験と知識からauのWiMAXをおすすめできない2つの理由をご説明します。
最後まで読んで頂ければ、auのWiMAXを契約して約2万円損をする可能性を避けることができたり、2年間で約3万円お得に契約できる方法が分かりますので是非ご覧ください。
1. auをおすすめできない2つの理由
auは、日本を代表する大企業の一つであることは間違いありませんが、ポケットWiFiサービスに関してはおすすめしません。
なぜなら、KDDI系列会社のUQコミュニケーションズが提供しているWiMAXと同じサービス内容なのに料金が高いからです。
理由. 「au」で買うと「UQ WiMAX」よりも高い
auもUQ WiMAXも全く同じ「WiMAX」のサービスを提供しています。
サービスは同じなのですが、唯一の違いは「auが提供するWiMAXには割引が一切適用されない」ことです。
WiMAXは約4万円以上も安く買える
一般的には代理店を通さず公式ページで購入したほうが安くなるイメージですが、WiMAXに関しては直営店よりも販売代理店を通した方が安く購入することができます。
具体的な例をあげた方がわかりやすいので、「au」と「UQ WiMAX」の他に業界最高額のキャッシュバックを出す『GMOとくとくBB』という販売代理店(プロバイダ)を例に挙げ、下表で料金を比べてみました。
会社名 | ![]() | ![]() | ![]() |
プラン名 | UQ Flatツープラス ギガ放題 | WiMAX 2+ フラット for DATA EX | GMOとくとくBBギガ放題 |
初期費用 | 3000円 | 3000円 | 3000円 |
端末受取月(初月) | 3696円 | 4380円 | 0円 |
1ヶ月目〜2ヶ月目 | 3696円 | 4380円 | 3609円 |
3ヶ月目〜24ヶ月目 | 4380円 | 4300円 | 4263円 |
キャッシュバック | 0円 | 0円 | 32000円 |
2年間の総額費用 | 106069円 | 111448円 | 71004円 |
2年間の実質月額費用 | 4602円 | 4643円 | 2958円 |
上記の表の通り、2年間の総額で4万円以上も安く契約できるというのがおわかりいただけるかと思います。
※auショップのスタッフはWiMAXに詳しくない
auショップではWiMAXは主力商品ではないので、スタッフも知識がなく、サポートには期待できません。
@salacook さんTwitterでの口コミ何処とは申しませんが、auショップの店員なのにWiMAXのことをイーモバイルなどと抜かす輩がおりましてなぁ…他にも、auショップの店員の知識がなく利用することができないのに使えますと言って契約をさせられて使えなかったというトラブルを多くネット上で見かけます。
2. 最もお得にWiMAXを契約するための全手順
WiMAXであれば、auよりもUQ系の方が月額料金が圧倒的に安くおすすめです。
WiMAXを申し込むために、下記3点を決めなければなりません。
- 契約プランを決める
- 機種を決める
- プロバイダを決める
それぞれ結論からいうと、契約プランは「ギガ放題」、機種はW05、プロバイダは『GMOとくとくBB』を選びましょう。
順番に解説します。
2-1. 契約プランを決める
プランは「通常プラン3670円(税抜)」か「ギガ放題プラン4350円(税抜)」で選びます。
- 通常プラン:データ量が月間7GBを超えると128kbpsの速度制限がかかります
- ギガ放題プラン:データ量の月間制限がないため制限を気にせずインターネットを楽しめます
どちらのプランにすべきか悩んでいる方へ
7GBというのがポイントになります。 データ容量7GBの基準は、下記の通りです。速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったらギガ放題にするのがおすすめです。
2-2. 機種を決める

ルーターは主に5機種から選ぶことができますが、結論としては「W06」が圧倒的に優れており、具体的には以下3つの理由から間違いなくおすすめです。
- 通信速度が最速(558Mbps、LTE利用で867Mbps)
- つながりやすさが格段に向上した
- 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能
- 上り通信速度も大幅アップし、画像アップロードなども高速化
1つ1つのポイントを簡潔にご紹介します。
※スペック比較表
ポイント1. 通信速度が最速

「W05」が発売されたときにも大きな進化だと感じた点ですが、下り最大通信速度が867Mbps(有線接続の場合1237Mbps)と現存するどのポケットWiFiと比較しても最速です。
WiMAXは当然ながら通信速度が最重要ですので、この時点で選択肢は「W06」に絞られます。
「WX05」や「WX04」を選んでしまうと、427Mbpsも最高速度が遅くなってしまいます
ポイント2. つながりやすさが格段に向上した
「W06」は、基地局からの電波を受信する性能と、接続端末へ電波を送信する性能の両方が向上しており、つながりやすさが大幅に上がっています。
前代機種の「W05」にはない、以下の2つの機能が備わっているからです。
- 高性能ハイモードアンテナ
- TXビームフォーミング
WiMAXで最も重要な通信速度が20%程度向上することが期待できるため、大きな進歩といえます。
高性能ハイモードアンテナ
高性能ハイモードアンテナを搭載することで、基地局からの電波を受信する性能を高め、通信速度を20%程度改善しています。

建物の中の窓から遠い場所など、これまで繋がりづらかった場所から繋がりやすくなります。
「W05」や「WX05」などの既存機種には搭載されていないものです。
TXビームフォーミング
TXビームフォーミングは、接続端末へ電波を送信する性能を高め、通信速度を20%程度改善できる機能です。
通常は放射線状に発信される電波を、接続する端末の位置を自動検知して、その方向に集約して発信します。

「WX05」にも同様の機能が搭載されていますが、クレードルに設置した状態でのみ有効でした。「W06」はクレードル不要で、この機能を使うことができます。
ポイント3. 「au 4G LTEモード」に対応し、万が一のときも高速通信が可能

何ができるかというと、「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」というauのLTE網を利用したより広域をカバーした通信を利用でき、最高速度867Mbpsの高速通信が可能です。
「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」とは 主にWiMAX回線が通っていないエリアで使われるモードで、「au 4G LTE回線」を使用して通信が可能になります。 利用した月は1005円の費用がかかるデメリットはありますが、タッチパネルから簡単に切り替え操作ができて、電波が弱いエリアへの出張や旅行など万が一のときに非常に重宝するモードです。
ポイント4. 上り通信速度も大幅アップ

あまり馴染みのない用語かもしれませんが、「上り最高速度」も前代機種のW05と同様、他機種よりも2.5倍と大幅に速いです。
※「上り速度」とは簡単に言うと、写真や動画のデータをWEB上にアップロードする際の速度です。WEBの閲覧などは「下り速度」と言い、ポイント1で説明した速度のことです。
- W06とW05:上り最大75Mbps
- それ以外:上り最大30MBps
上り速度が向上することにより、写真や動画のアップロードが高速化しているので、InstagramやFacebook、Twitter、Youtubeで投稿する際に、よりサクサク快適に利用することができます。
今までなかなか改善されなかったら上り速度が、「W06」と「W05」のみ2.5倍と大幅に向上しています。
クレードル・USBケーブルは同時購入すべきか?
クレードル(WiMAXを充電する台のようなもの)とケーブルは同時購入が可能ですが、高いので公式ページで購入する必要はありません。
クレードルはそもそも購入しても使わない人が多いですが、必要だと感じたらAmazonで「WiMAX クレードル」と検索すれば3000円前後で手に入ります。
「WX04」をオススメしているWebサイトがあるけど、どうなの? WX04を推奨する理由として、苦し紛れに「バッテリーの交換が自分でできる」としているサイトがありますが、的外れです。 というのも、WX04のバッテリーは、2019年1月時点で、UQ WiMAX公式でもAmazonでも売っていないからです。 予備バッテリーがそもそも手に入らないのであれば、意味がないですね。
2-3. プロバイダを決める
2019年2月の最新情報です。
WiMAXのプロバイダを安全に選ぶには、下記の唯一のポイントで選ぶことが重要です。
- 「ベストな機種(ルーター)」でキャッシュバックを含めた実質費用が安いか
結論として、選ぶべきプロバイダは、2019年2月現在、下記一択です。
次の項目でまとめる表で、一番安いプロバイダはどこか比較していきます。
「ベストな機種(ルーター)」でキャッシュバックを含めた実質費用が安いか
選ぶプロバイダでWiMAXの速度やサービス自体は一切変わらないため、料金はとにかく重要です。
注目すべきなのは、キャッシュバックを含めて基本契約期間の3年間使った場合のトータル費用がどれだけ安いかどうかです。「月額料金」を見せかけで安くして、『付帯サービス料金』などで水増ししているプロバイダもあるので、注意してください。
下記の表では、2019年2月現在の情報で、プロバイダと機種の組合せで、安い順に上位10通りの実質費用を計算しました。
※実質費用 = 登録料 + 初月料金 + その他費用 + 月額料金×35 + 端末代 - キャッシュバック - その他割引
順位 | プロバイダ名 | 1年間あたりの実質費用 | 機種 | キャッシュバック金額 | |
ギガ放題 | 通常プラン | ||||
1 | GMOとくとくBB | 40,835 | 33,641 | W06 | 32,000 |
2 | @nifty | 41,264 | 33,784 | W06 | 30,100 |
3 | BIGLOBE | 41,872 | 34,108 | W06 | 30,000 |
4 | GMOとくとくBB(月額割引) | 42,654 | 31,093 | W06 | 5,000 |
5 | So-net | 43,233 | 36,233 | W06 | 0 |
6 | Broad WiMAX | 41,430 | 36,295 | W06 | 0 |
7 | 朝日ネット | 43,900 | 37,100 | W06 | 0 |
8 | DTI | 44,087 | 44,467 | W06 | 0 |
9 | UQ WiMAX | 49,809 | 53,143 | W05 | 10,000 |
10 | DIS | 52,876 | - | W05 | 0 |
比較すると、『GMOとくとくBB』が圧倒的に一人勝ちしている状況です。
<2019年2月 最新情報>2018年10月以前は、2年プランもありましたが、2018年11月より主要プロバイダが2年プランから撤退し、3年プランに移行しました。
以前の、2年プランと3年プランの違いは、「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」が無料かどうかです。
3年プランでは無料で使えるので、メリットが残ったと考えてよいでしょう。
※「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」とは主にWiMAX回線が通っていない山間部などで使われるモードで、「au LTE回線」を使用して通信をするモードです。
端末のタッチパネルから簡単に切り替えることが可能です。地方への出張や旅行など万が一のときには非常に重宝するモードです。
それでは、GMOで買うべきか?
現状では一番おすすめできる選択肢で、買うべきと言えます。
ただし一点だけ、購入前に知っておくべき注意点があります。
それは『ある手続きを忘れてしまうとキャッシュバックが1円も受け取れない』という注意点で、何も知らずに購入してしまうと、キャッシュバックが受け取れず、高くついてしまいます。
※キャッシュバックを受け取るための手続きって?手続きといっても簡単で、「契約11ヶ月目にGMOから送られる「口座情報登録メール」から1ヶ月以内に振り込み口座を登録する」だけです。
簡単ですが、手続きを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置はありません。
『GMOとくとくBB』に限らず、全てのプロバイダで同様の手続きが必要になるため、上記だけは必ず覚えておきましょう。
GMO以外のプロバイダはどうなの?
結論からいうと、弊社の調査ではおすすめできるプロバイダはありませんでした。
なぜなら、速度などサービスは一切変わらず、料金はGMOが最も安いからです。
簡単な手続きを行うだけでキャッシュバックを受け取ることができ、キャッシュバックがなく月額が安い他のプロバイダと比べても、総費用が約1万円安くなります。
また、「途中解約した場合キャッシュバック金額を返金しなければならない」や、データ端末代が無料ではないというように、プロバイダごとに微妙に違うルールがあるときがありますので、一見安くても十分に注意してください。
なぜGMOはキャッシュバックがこれだけ高いのか?
『GMOとくとくBB』はWebでの集客に特化しているため、人件費や事務所費用を安く抑えることができます。そのため、削減した費用をそのまま購入者にキャッシュバックすることができています。
また『GMOとくとくBB』の運営元であるGMOインターネット株式会社はネットでの販売代理店の中でも最大手です。最大手のため月間の販売台数も多く、WiMAX本家からの販売奨励金をたくさんもらっており、ネット販売代理店の中でも最高レベルのキャッシュバックを実現しているという背景があります。
プロバイダ選びについて|まとめ
プロバイダ選びについては重要なので長々と書いてしまいましたが、要点を下記にまとめます。
- キャッシュバック金額を含めた「実質費用」で比べる
- 2019年2月現在、『GMOとくとくBB』(https://gmo.jp)が最もお得
- 購入後11ヶ月目にメールを確認し、キャッシュバック受け取りの手続きは忘れず行う
※申し込む際は、特定の紹介サイト経由だと条件が変わることがあるため、必ず公式ページから申し込みましょう。『GMOとくとくBB』: https://gmo.jp/
※電話の問い合わせ窓口から申し込むことはおすすめできません。理由は明確で、口頭のやりとりだと契約後にキャンペーンが適用されていないトラブルの可能性があるからです。
必ず上記内容が明記されている公式ページのフォームから最終的に申し込むようにしましょう。
3. まとめ
auのWiMAXは選べるモバイルルーターの種類が少ないのと、キャッシュバックキャンペーンなどがなく料金が安くないのが欠点ですが、店頭でわからないことを店員に確認したい人にはおすすめです。
しかし、より安い料金で利用したい方はUQ系WiMAXを選択して契約しましょう。
この記事のまとめとして、WiMAXの契約をされる場合、2019年2月現在、契約プラン・機種・プロバイダは下記が一番おすすめです。
- 料金プラン:ギガ放題
- 機種:W06
- プロバイダ:『GMOとくとくBB』
上記の内容で契約をし、お得に安心してポケットWiFiを手に入れましょう!
※特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック条件が変わるため、購入は必ず公式ページ経由で行いましょう。『GMOとくとくBB』: https://gmo.jp/
(※当サイトへの情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等について一切責任を負いません。サービス内容が突然変わる可能性もあるため、最後は必ずご自身で契約内容をご確認下さい)